ECコンサルティングを依頼する前に準備すべきこと

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今回のテーマはECコンサルティングを依頼する前に知っておくことです。

大手・中小企業に関わらず、ECサイトで売上を伸ばす施策に大きな違いはありません。
しかし、コンサルティングはECサイト事業者の規模感によって、求められるものが変わります。

これからECコンサルティングに依頼を検討している方はぜひご一読いただければ幸いです。

大手・中堅企業に必要なECコンサルティング

大手企業様の傾向としては、「コンサルティング&EC代行運営」を求める傾向が強くあります。

プロのコンサルタントから売上を伸ばすためのアドバイスを受け、それをどうやって実行に移すべきかの実務的要素が企業にとって最も大切なポイントになります。

大手企業の担当者であれば、様々な広告代理店・業界関係者から情報を得て改善するために必要な情報を自発的に収集するため、中小企業と異なって方法論はわかっている方が多く、ECサイトの運営代行業務としての実務も含めてコンサル会社に依頼するニーズが非常に強いです。

サヴァリでもこういったニーズに応えるよう代行運営をご紹介させていただきます。

中小企業に必要なECコンサルティング

予算が限られる中小企業は、大手のようにEC運営業務の代行は依頼できず自身でサイト改善を行う必要があるため、コンサルティングに求めることはは売上を伸ばすための方法・具体的ノウハウをコンサルタントからマスターしたいことでしょう。

しかし多くのEC事業者は店舗運営業務で忙しく、ECサイトの改善は後回しになりがちなので、マンツーマン形式のコンサルが必要であり、タスク期限を決めコンサルタントの施策を確実に実行していくことが重要になります。

アクセス解析(Googleアナリティクス)とGoogleサーチコンソールは必ず導入する

GoogleアナリティクスはサイトやECサイトのアクセス解析ができるツールで、導入して活用するのは無料ですから、まだ導入していない方は早めに入れてください。

なお楽天やYahoo!などECモールシステム上特設ページ以外導入できないところもありますが、自社ECサイトであれば入れることは可能で、Googleアナリティクスをホームページに導入しておけば、改善できるヒント、サイトのボトルネック情報等が受け取れます。

まずは、コンサルティングを受ける有無に関わらず、Googleアナリティクスは導入してくださいね。

Googleアナリティクスを導入しないことによる損失・注意点

Googleアナリティクスはホームページに導入した当日からのデータ以降しかアクセス状況を把握することが出来ませんので、それ以前の過去のアクセス状況の分析は不可能です。

つまり1日でも遅れれば、分析の精密度が下がりますので、少しでも早めに導入しましょう。

Googleサーチコンソールの導入

Google Search Console(Googleサーチコンソール)も導入しておきましょう、こちらもGoogleが提供しているツールでホームページへの導入は無料です。
サイトの健康診断ツールみたいなものと思ってください。

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソール、この2つのツールをECコンサルタントが有効的に活用することで、サイトから成果が出るまでのスピードを早められます。

サヴァリではこれらの導入サポートも行っていますので、不明な方はご相談くださいませ。

いざECコンサルタントを依頼するにあたっての準備

ECにおいて「何をしたいのか?」「何が悪いのか?」を自分達で整理しておく

何の用意もなく無闇矢鱈にコンサルタントへ依頼しても、コンサルタントはどうしてよいのかわかりませんので、まずは下記をポイントに絞って自分達で把握をしなくては、いざコンサルティングを依頼しても、上手くいきません。

 ・ 何をしたいのか?
 ・ 何が悪いのか?

たとえば「ECの月間売上3,000万円を2年後には達成したい」「商品の見せ方がわからない」「価格競争になって売上が増えない」などなど、ECコンサルタントへ依頼する前に、ざっくりでもよいので自分でこの2点をしっかり整理しておきましょう。

コンサルティング会社によって得意分野が違いますし、無駄なサービスを受けさせられる可能性もあります。

ECサイト・会社の方針をまとめる

そうは言われても、事前に何をしたいの?と言う方もおられると思います。

まずはECサイトで達成するべき短期・長期それぞれの目標や、会社として目指す目標など、そのサイト製作によって何を得たいのか、思いつく限り明確に書き出してみましょう。

また、希望納期や予算(初期費用・ランニングコスト)がある場合は、必ず見積りの段階で伝えましょう。

サヴァリは予算の高低に関わらず最大限に対応させていただきますので、ご安心ください。

機能

どのような機能が欲しいか列記し、その優先順位を決めておきましょう。
その場合、かならず現場の人のヒアリングも十二分にとってください。

現場の意見・技術力や環境を無視して先行して進めてしまうと必ず破綻します。
事前に社内でしっかり調査調整しておきましょう。

デザイン

PC・スマホ・タブレットなどでどのように見せたいか、どのようなイメージ・印象を与えたいか?全体は企業カラーをメインに使いたいなど、デザイン面の希望を明確にしてください。

とくに店舗に関するロゴや写真・テキスト、商品を紹介するための素材、他店競合と差別化するためのデータなどある場合は、事前に整理しましょう。

サイトのアクセス解析データなど

Googleアナリティクスの項目でもご説明しましたが、リニューアル、機能追加、多店舗展開などの場合、現在のネットショップで蓄積されているデータがあれば、そのデータを基に「何をするべきか」優先順位を考慮する材料にもなるので、用意してください。

どのように展開したいのかまとめる

店舗様によってコンサルティングへ依頼する理由として、リニューアル、多店舗展開、運営管理の強化など様々です。

コンサルティング側との認識のズレを減らすためにも、可能なかぎり詳細な資料・準備をしてから見積りを依頼ください。

注意点

コンサルティング依頼で売上が伸びるのは大きな間違い

コンサルティングを受けるだけで成果は伸びません。
それができるなら店舗様全員がお金さえ払えば伸びますし、払わない理由がありませんよね。

コンサルティングというのは、売上を伸ばすノウハウを知っているプロ集団であり、そのノウハウを着実に実行した店舗様が売上を伸ばすことはできるのですが、成果が出ないと述べる店舗様、こういった方はアドバイスされた改善を実施していないことがほとんどです。

ECのコンサルティングサービスの成功の可否は、店舗様側の「本気度」に強く影響されることを、強く念頭に置いてください。

EC以外のコンサルティング会社は注意

コンサルタントがEC専門ではない場合はECのノウハウがないため、注意しましょう。
魅力的な企画をうちだすもの、いざ実行となると知識不足が露呈してうまくいかないことがよくあります。

餅は餅屋、ECにはECのノウハウが存在するように、ECに関してはEC専門のコンサルティング会社に依頼した方が売上向上に繋がる確率が高いといえます。

なお大手のコンサルティングにはECも引き受ける場合がありますが、大手だからと安心せずに事前に過去にECサイトの改善経歴やECに長けた人材プロフィールを調査しましょう。

店舗様側にもECのリテラシーが必要

コンサルティングを受ける企業にも「どんな改善を行えば良いのか?」がわかるリテラシーの高い社員が必要になります。さらに多くのコンサルタントは調査・企画をするまでにとどまりますので、コンサルタントの指針に沿って、施策を実行する社員がどうしても必要になります。

ですから、全てをコンサルタントまかせにするのではなく、コンサルタントを探すためにも「ECサイトでどんなことを実現したいのか?」「何が悪いのか?」という点だけは、自社でしっかり把握しましょう。

まとめ

初めてECサイトのコンサルティングを依頼する準備は多種多様ですが、いずれも一貫しているのはコンサルティングに何をどのようにしてほしいのか、ということを明確にすることと、そのための事前準備をやること、そしてリテラシーを持ってコンサルティングのアドバイスを実行する環境を進めながら作り上げていくことです。

コンサルティングに依頼だけすれば売上が上がる、という思考では永久に伸びません。

まずはコンサルティングに依頼する前に、自分の商品、お店のこと、会社のこと、そしてお客様のことをを考えてみてください。

そのうえでサヴァリへご相談をいただければ幸いです。

 

 

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