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アパレルECサイトの現状と今利用すべきツールとは?
サヴァリ株式会社のコラムページへようこそ!
ご閲覧いただきありがとうございます。
現在、EC業界において「衣類・服装雑貨(アパレル)」市場は規模が大きい分野ですが、
実際に着てサイズを確かめることが出来ないため、ECとの相性は一見悪そうに思えます。
しかし、サイズが合わない、イメージが違う、といったアパレルECならではの悩みを
解決してくれるサービスの多様化により、ECでの購入ハードルも下がってきました。
また、アパレル業界のEC化率は、各業界においても高い部類に入ります。
経済産業省が2017年4月に発表した
「平成28年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
によると、EC化率も2015年の9.04%から2016年には10.93%と順調なシェアの広がりを見せており、
実店舗での売上が伸びないなかで、アパレル業界におけるECサイトの重要性がわかります。
今回はそんなアパレル業界に着目してみましょう。
1.はじめに
まずは、弊社作成資料を元に「アパレル」ジャンルについて数値をみていきましょう。
1-1.「アパレル」ジャンル全体の数値情報
はじめに、弊社が毎年分析しております2016年楽天市場ジャンル別市場動向資料を元に、
「アパレル」ジャンルの商品数や月商を図にまとめました。
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この資料は、楽天市場の大カテゴリー全34ジャンルを
独自にウェイトの大きい13カテゴリーにまとめ、
ジャンル別の店舗数推移、レビュー数、レビュー評価、
アイテム数、トップ10入れ替わり率、トップ1割シェア率を数値化した、
サヴァリ株式会社独自の考察資料です。
2016年 楽天市場ジャンル別市場動向資料のダウンロードはこちらから!
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現在、楽天「アパレル」ジャンルに出店している店舗数は約10,285店舗。
中ジャンルは現在約7種類に分かれております。
1-2. 細かく中ジャンルに分けて特徴を見ていく
「アパレル」の中でも主要ジャンルとなる中ジャンルについてみていきましょう。
◇レディースファッション◇
「アパレル」ジャンルの中で最も多い店舗数を誇るのがレディースファッションです。
店舗数が多いため細かく中ジャンル設定がされていますが、
その中でも特徴的なのが「和服」ジャンルでしょう。
「和服」は他の大手アパレルECでも取り扱いが少ないため、
楽天のページならではのLPでの誘い込みや月商も高い店舗が多いです。
中ジャンルの中でも「ワンピース」~「ボトムス」にかけては、
区別はありますが、このジャンルの中では全ての店舗がライバルといえるでしょう。
また、女性服は差別化が難しく似た商品が多く取り扱われているため、
自店のアピール要素をしっかり持つことが大切となります。
◇メンズファッション◇
レディースファッションに比べるとメンズファッションは出店数が1000店違うため、
中ジャンル分けも比較的少ないですね。
あまり飾りすぎずにシンプルなページ作りをしている店舗が多く見られます。
店舗数が多いためレディースファッションの平均月商は低いですが、
売上が高い店舗のみで比べるとレディースファッション店舗の売上が高い傾向にあります。
◇バッグ・小物・ブランド雑貨◇
レディースファッションに次いで店舗数が多いのがバッグ・小物・ブランド雑貨ジャンル。
飛びぬけているのが「バッグ」ジャンルですね。
「バッグ」ジャンルだけで見ると、商品単価が高いものが多い影響か、
比較的に売上下位店舗も月商はその他のジャンルに比べると高い傾向があります。
「耳あて」ジャンルは、細かく中ジャンルが分けられる前に登録した店舗が
多い影響で出店数が多くなっております。
◇靴◇
靴ジャンルは意外にもざっくりとした中ジャンル分けになっています。
こちらも平均月商が高く、また、売上が高い店舗との差も他のジャンルと比べて
比較的少ないため、安定した売上を見込めるジャンルといえるでしょう。
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いかがでしょうか。同じ「アパレル」ジャンルに属していても、
どの中ジャンルに属すのかによって楽天内でもライバル数に大きな影響があります。
店舗・商品の細かいジャンル分けも1つ1つ気にして登録していきましょう。
2.楽天モール外の主なアパレルEC まとめ
■ZOZOTOWN
http://zozo.jp/
今話題を呼んでいるZOZOTOWN。ZOZOSUITを開発し、さらに無料配布をするというような、斬新な発想でECアパレルのTOPを走り続けています。
■ZOZOUSED
http://zozo.jp/zozoused/
ZOZOが運営するブランド古着のセレクトショップ。
■Rakuten BRAND AVENUE
https://brandavenue.rakuten.co.jp/
楽天が運営するファッションブランド公式通販サイトです。
知名度はかなり低いですが、ZOZOTOWNと売っているものが非常に似ており、
仮に同じ商品があった場合、ポイントの関係で、
ブランドアベニューの方がお得にお買い物できる場合があります。
■タカシマヤファッションスクエア
https://www.t-fashion.jp/
高島屋取扱いブランドをはじめ、有名セレクトショップの商品を公式に取扱っています。
■マルイのネット通販 マルイウェブチャネル
https://voi.0101.co.jp/voi/index.jsp
3.アパレルECの今後について考える
現在、実販売店舗の売上が落ち込んでいる中でも成長を続けるEC業界。
また進化に合わせて新たなIT技術やサービスが続々と誕生しています。
アパレルECで成功するためには、
実店舗運営以上に現在のトレンドに敏感に反応し、
新たな技術を積極的に取り入れていかなければなりません。
現在の販促活動として生かすべきものを見ていきましょう。
3-1. サイズ問題を解消するサービス
■unisize
https://cl.unisize.makip.co.jp/
unisizeは、株式会社メイキップが提供しているサービスです。
最短1分間のアンケートに答えるだけで、身体に合ったサイズを推奨してくれます。
また、国内外の洋服ブランドを対象としたサイズデータがあるため 、
より自分のサイズに合う洋服を選ぶことができます。
■バーチャサイズ
https://www.virtusize.jp/
バーチャサイズは、アイテム同士をイラストで重ね合わせてサイズを比較できるオンライン試着ツールです。
お客様がサイズをよく理解している購入履歴や採寸したお手持ちのアイテムとサイズを比較できることで、正確なフィット感を知れるとともにご自身の好みにあったサイズの商品を選択することができます。
3-2. コーディネートアプリとの連携
購入者は商品が自分に似合うのかどうか、どう着まわせばいいのか、といった
コーディネートへの不安を抱いています。
それを解消するためのアプリがこちら!
■WEAR
http://wear.jp/
日本最大級のファッションコーディネートサイトです。
モデルやショップスタッフの着こなし700万枚以上の中からコーデを探すことが可能。
お客様は気にいったアイテムをそのまま購入ができます。
■IQON
https://www.iqon.jp/
ユーザーが自由に組み合わせてコーディネートを作成できるスマートフォンアプリです。提携しているECサイトは200サイト以上あります。
3-3.商品の試着ができるECサイト
新たな購買促進の方法としてパーソナルスタイリストのサービスがいくつか生まれています。人間と人工知能のコンボサービスをご紹介します。
■Stitch Fix(スティッチ フィックス)
https://www.stitchfix.com/referral/7625630
サイズや服の好みに関するアンケートに答えると、パーソナルスタイリストが自分好みの服やアクセサリーを5アイテム選んでくれます。あとは家に送られてきた5アイテムを試着してみて、購入する場合はそのままキープ、不要なものは返送用の袋に入れてポストに投函するだけ。
日本では、2018年2月15日に、
その日本版ともいえるビジネスモデルをZOZOTOWNが先駆者となり開発しました。
■ZOZOTOWN おまかせ定期便
http://zozo.jp/teikibin/
アパレルの知識に精通したスタッフがコーディネートしたアイテムを定期的に届ける新サービスとなっております。
また、採寸用ボディースーツ 「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」 で体型を計測し、
「おまかせ定期便」を利用した場合、体型計測データも加味され、
より精度が高いコーディネートを提案してもらえます。
4.自分に合う洋服を選んでもらえるようなサポートを
現在、アパレルジャンルには多くのブランドがあり、商品も沢山あります。
「自分にピッタリな一枚」「自分が求めるイメージの服」を提供することが
ECサイトのこれからのポイントになってきます。
それを提供するために、SNSやアプリなど新しいサービスも積極的に利用していきましょう。
当社のネットショップ運営代行サービスについて
サヴァリ株式会社のネットショップ運営代行サービスでは、EC事業の売上を支えるサイト制作からマーケティング業務まで一括で請負います。
自社運営のネットショップから楽天市場、ヤフーショッピングまで、当社が定めるネットショップ成功の三条件を元に「店舗毎の課題」に合わせた充実したサポートをご提供致します。
楽天・Yahoo!ショッピング・amazon市場動向資料を配布しております。
当社の独自調査による、楽天市場・Yahoo!ショッピング・amazonのジャンル別市場動向資料の2018年最新版を配布中。
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