【徹底解説】楽天ランキングに入賞するための戦略と注意点

モールEC編 モール運営ノウハウ

楽天市場に出店している店舗経営者や担当者の方には、「楽天ランキングへの入賞が難しい」といったお悩みを抱えている方が多いと思いますが、実際楽天ランキングへの入賞は簡単なことではありません。

たとえ売上が好調でも、ランキング入りが難しいことでお困りの方もいることでしょう。

今回は楽天ランキングについての基本から、ランキングに入賞するためのポイントを分かりやすく解説したいと思います。

 

 

楽天ランキングとは

楽天ランキングとは、楽天市場内で出品を行っている店舗や商品の中でも、売れている商品から順番に並べたコンテンツを指します。

ランキング形式で閲覧できるため、今現在、楽天市場内でどのような商品やショップが注目されているのか、売れ筋商品にはどのような商品が並んでいるのかが一覧でわかります。

楽天ランキングは、総合ランキングしか注目されていないわけではありません。多様な観点で集計されたランキングが存在しており、月間、週間、デイリー、リアルタイムとさまざまな時間別でのランキングも掲載されています。

特に、男女別のランキングや人気キーワードに関連した商品を表示するランキング、クーポンやショップのランキング、ジャンル別のランキングなど、ランキングの種類は多岐にわたります。

またジャンル別のランキングでは、レディースファッションや靴、バッグ・小物・ブランド雑貨のように細かなジャンルに分けられています。

 

楽天ランキング入賞は売上アップにつながる

楽天ランキングに入賞している商品は「他のユーザーから購入されている実績がある商品」としてユーザーに認識されます。また、楽天市場内でも独立したコンテンツとして掲載されることから商品への信頼感や安心感が高まり、ユーザーが購入するためのきっかけだけでなく、売上アップにつながる可能性もあります。

 

楽天ランキングに入賞するためのポイント

売上アップにつながる楽天ランキングですが、実は、楽天ランキングは、単純な売上金額の高さだけで順位が決まっている訳ではなく、売上金額や販売数量、購入者数、伸び率などが関係していると言われています。

購入者数

楽天市場では、毎日の購入データをもとに集計を行っています。そのため、楽天ランキングに入賞するためには、売上実績が重要なポイントのひとつです。

しかし、売上金額の高さだけで集計を行い、ランキングを作成すると、高価格帯の商品を取り扱っている店舗様のみが軒並みランキング入賞してしまう事態につながりますので、売上金額の高さだけではなく、購入者数や販売数量なども楽天ランキング入賞に関わる指標となっていると言われています。

伸び率

売上金額の高さだけではなく、購入者数や販売数量も重要視されがちですが、この数値だけで判断されている訳ではありません。

楽天ランキングに入賞するためには「伸び率」も大きな判断基準となっているようです。

楽天ランキングは、月間、週間、デイリー、リアルタイムとさまざまな時間別でのランキングも集計されています。

現状、明確な指標が公開されていないため、真相はわかりませんが、さまざまな時間別でのランキングも作成しているためか、前の期間と比較した「伸び率」についても重要視されていると言われています。

楽天ランキングの集計期間

楽天ランキングの集計期間については、各ランキングによって異なっています。

時間別の楽天ランキングごとに異なるタイミングで集計が行われています。

その中でもリアルタイムランキングは他のランキングに比べると、順位の入れ替わりが激しいランキングになっています。タイミングによっては、ランキングに入賞できる可能性が高いため、一瞬でも1位を狙うことができるランキングと言えるでしょう。

 

楽天ランキング入賞を目指すための対策方法

実際に楽天ランキングに入賞するためには、下記の方法が挙げられます。

入口となる商品を準備する

楽天ランキングに入賞するためにも、やみくもな販売施策よりも現在出品している商品が売れるような基盤作りから始めることが必要です。

まずはじめに、競合調査を行いましょう。
調査する際は、以下の観点で競合と自社の比較を行ってください。

  • サムネイル画像
  • ページ構成
  • レビューキャンペーンの内容
  • ギフト対応内容
  • イベント施策

競合がどのように商品を販売しているのかなどの情報を知ることで、自店舗の課題点を洗い出すことができます。改善点を見つけ、一つ一つ修正を行っていくことで、現在出品している商品が売れる基盤作りにつながります。

予約販売を行う

楽天ランキングに入賞する方法のひとつとして、予約販売を活用する方法があります。

予約販売とは、発売前の商品を予約購入ができるサービスを指します。予約販売は、予約購入ページや「予約する」ボタンから購入が可能です。予約購入は、注文確定処理が行われるまで、決済はされません。

これは注文確定日を設定し、事前に商品の訴求と予約注文を受け付けることで、注文確定日に一気に売上実績をあげることができます。予約販売の仕組みを利用した結果、売上実績が集中するため、楽天ランキング入賞を目指せる可能性が高まります。

また、予約販売のみならず楽天ランキングへの入賞を狙うためには、楽天市場内のイベントやスーパーセールなどのタイミングと合わせることも重要になります。

楽天市場内のSEO対策を行う

商品を準備し、予約販売を行うにしても、商品自体が認知されていなければ予約してもらうことも難しいでしょう。

そこで、重要になってくるのが楽天市場内のSEO対策です。
検索対策を行い、ユーザーに検索してもらうことで、商品を認知してもらう必要があります。

多くのユーザーは、楽天市場内の検索窓から検索し、商品を探しています。ビッグキーワードと呼ばれる、よく検索されるキーワードの追加はもちろん、ミドル・スモールキーワードの追加も合わせて行いましょう。

検索対策は、無料で行える施策のひとつです。また、商品を知ってもらうために欠かせない対策でもあるので、早急に対応するようにしましょう。

 

楽天ランキング入賞を目指す際の注意点

楽天ランキングの入賞を目指す際に、注意したいポイントがあります。

ロジックは常に変動している

楽天ランキングに入賞するための仕組みは変動しており、常にアップデートが行われているため、これまでの対策を行っただけでは、突然成果が出なくなる可能性もあります。

いつも同じ対策を行うだけではなく、効果検証なども行いながら試行錯誤を繰り返すことがおすすめです。その時々で最善策を考えて調整する能力が求められるでしょう。

ちなみに、最新の情報については、楽天市場の店舗RMS内に掲載されているお知らせで確認が可能です。楽天ランキング入賞への評価基準となる指標が、常に変動していることを意識しながら引き続き運営を行っていきましょう。

入賞がゴールではないことを意識する

楽天ランキングへの入賞はゴールではなく、あくまで売上アップを狙うためのプロセスでしかないです。

そのため、楽天ランキング入賞に関する施策だけではなく、アクセス施策や転換率施策、リピーター施策なども合わせて実施することがおすすめです。

 

まとめ

楽天ランキング入賞にかかる手間や時間は、店舗様の出店状況や販売戦略、商材によって異なってきます。

もし自店で楽天ランキング入りにお悩みをお持ちの方は、一度サヴァリへご相談くださいませ。

 

この記事を書いた人

大山悠帆

ECマーケティング事業部マネージャー コンサルタント/コンテンツ編集担当/通販エキスパート資格

元システムエンジニア。BtoBからBtoC案件、動画制作スタッフとしてクライアントの売上改善や業務改善をサポート。
社内では営業改善、マーケティングを担当。多くのスキルと幅広い経験を活用してWEB業界に従事。
様々なジャンルにチャレンジしています。

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