楽天の越境ECについて

越境EC

今回は楽天ショップの越境ECについて記述したいと思います。
越境EC?と聞き慣れないかもしれませんが、要はいつも使っている楽天を海外向けに販売
すると思ってもらってOKです!

楽天市場を運営して、海外拡大に興味ある方にとってはトライする価値が十分にありますの
で、まだトライしてない方にとって非常にオススメです!

まずは越境ECについての基本をまとめてみました。

楽天の越境ECとは

そもそも越境EC(えっきょうイーシー)とは、ネット通販(ECショップ)を利用した国際
的な電子商取引のことを指しており、クロスボーダーECともいわれています。

通常、自分でサイトを運営して越境ECを行うとなると様々な手間がかかりますが、楽天であれ
ば現地の言語なども自動変換のうえ、簡単な申し込みなどではじめられ、また集客に関して
も楽天側が行うので、商売に集中できます。

楽天の越境ECを始めるにあたって必要な4ポイント

簡単に出店できる楽天の越境ECですが、なんでもかんでも売れるというわけではありませ
ん。

まずは下記4ポイントをきちんと実施できるか、ヒアリングしましょう。

・品質を保証できるか
・安全性に問題はないか
・現地では買えないものを扱っているか
・現地よりも低価格で販売しているか

「Rakuten Global Market(ラクテングローバルマーケット)」は初期費用・固定費用が無料

「Rakuten Global Market(ラクテングローバルマーケット)」は楽天
店に出店している店舗であれば初期費用・固定費用が無料という嬉しいサービスです。

また、商品掲載ページは4カ国語(英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語)に自動翻
訳してくれるため、都度翻訳をする必要がないのが楽です。

また、決済も国内のクレジットカード以外にも、欧米人の利用率が高い「ペイパル」、中国
人向けに「アリペイ」「銀聯」などを採用できることが強みです。

海外のユーザーが購入くださった商品は、楽天の管理画面から国際スピード郵便(EMS)
の自動印字サービスを活用すれば、配送伝票を手軽に作成可能なので、海外への発送も非常
にスムーズと言えるでしょう。

さらに海外ユーザーが複数店舗の商品の配達をまとめて依頼できる国際物流サービス「Ra
kuten Global Express(ラクテン・グローバル・エキスプレス)」も提
供しているため、海外への発送の敷居はより低くなったと言えます。

楽天越境ECの相手にピッタリな中国

楽天の海外における国・地域別の流通額ランキング1位となっているのはダントツで中国で
す。

その規模は2022年に1.8兆ドルという取引金額が見込まれており、これは実にアメリカの2
倍という計算になっていますので、将来に対する投資先としては十分に見込めるでしょう。

ただし中国にはすでにECモールとして、Taobao、アリババが運営するTmall、京東商城と
いった大手が上位を占めていることもあり、海外における楽天市場のシェアがどのぐらい及
ぼすのかというのは調査してみないとわからないことがありますので、一度サヴァリにご相
談ください。

楽天越境ECに人気・不人気のジャンル

日本の商品で越境ECに向いている人気・不人気の商品をまとめると、下記の通りとなりま
した。
日常品のものほど人気が高いことが伺えます。
ただし食品に関しては諸々の規制がありますので、注意ください。

越境ECに向いている商材

・化粧品
・日用品
・食品

越境ECに向いていない商材

・お酒・タバコ
・スマートフォン
・ビデオカメラ

楽天越境ECを行うにあたっての注意

出店したい国で販売できるか

ジェトロ(日本貿易振興機構)や日本郵便のサイトで確認しましょう。
日本では問題なく発送できても、海外ではアウトという商品はたくさんあります。
せっかく越境ECを始めようとしたのに、販売できないとなると時間や手間になりますね。

関税・税関に注意

国ごとに商品に対する関税異なります。
また、輸出入手続などに関しても問題ないか、税関のサイトなどを確認しましょう。

手数料に気をつけよう

楽天の越境EC販売に関して販売成立時に4%の手数料を楽天運営に払う必要がありますが、
問題はこの4%の中に、EMS(国際スピード郵便)が含まれていることです。

例えば5,000円の販売商品に対してEMS送料が10,000円の場合、15,000円の4%、600円の手
数料が発生します。
くれぐれも5,000円の商品の4%(200円)ではありませんので、利益がきちんと取れるの
か、赤字にならないのか、販売価格の調整をすべきなのか、諸々の確認が必要となりますの
で、そういった事例もサヴァリにご相談ください。

まとめ

海外のEC販売は日本に比べて数倍〜と規模が大きく異なるため、Amazonなど多国籍に渡る
大手ECショッピングが進出を伸ばしていることもあり、楽天の越境ECに関してはどこまで
伸びるのか、売りたいものが売れるのかという諸々の調査を行う必要があります。

簡単に始められるとはいえ、出店したのに売れずに撤退というのはもったいないですよね。

サヴァリではそういった調査も行わせていただきますので、海外出店に興味がある店舗様は
一度ご相談くださいませ。

 

 

 

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