ebeyについて

越境EC

近年浸透しつつある越境EC、その一つであるeBayについて今回はまとめたいと思います。
越境ECと聞けば難しい印象ですが、eBayは世界版ヤフオクといわれるだけあり、初心者にはとっつきやすいECですので、海外への進出を検討されている方はぜひ検討してみてください。

eBayとは

eBayは1995年に個人間のフリーマーケットとしてスタート、現在では越境ECを通じてグローバルに取引するほど拡大、いまや世界190ヵ国以上、アクティブユーザー数が1.8億人以上いる、世界最大の越境ECマーケットプレイスです。

冒頭でヤフオクと書きましたが、現在は新品販売が9割を越すグローバルECマーケットです。
Amazonとも比較されやすいですが、eBayは価格の決めにくい中古商材や一品ものなどの商品はオークション形式で販売することも可能で、最近は日本の商品売れ行きも好調を維持しています。

世界最大級の越境ECマーケットプレイス

2020年の調査によれば、eBayはアメリカ国内のECではAmazon、Walmartに次ぐ3位と越境ECマーケットプレイスとしてのシェアを維持しています。

日本国内でのeBay知名度まだまだ低いですが、グローバル視野でみると、アメリカ・カナダ・ドイツ・フランス・イギリス・オーストラリアでのeBay知名度は非常に高く、とくにオーストラリアではAmazonよりeBayの方が活発に取引をされています。

このため越境ECを行うならeBayがオススメなのも納得をいただけると思われます。

eBayのメリット

世界190ヵ国以上での販売が可能

上記でも記したように、eBayの圧倒的な市場規模と全世界のユーザーに向けて販路を拡大・展開が可能です。
また日本の商品は海外のバイヤーにとても人気があり、とくに中古商品の真贋は世界一しっかりしていて品質が良いものが多く購入される傾向にあります。

安心の決済方法

越境ECで一番不安なのは、商品を購入しても実際に届くのか?また売上金を回収できるのか?など流通が不安なところです。
しかしeBayでは売り上げた資金はPayPal経由で保持され、クレジットカード取引の場合はほぼリアルタイムに受け取れます。

その他PayPal以外でも取引数日以内に受け取れるため、事業者からは高評価を得ています。

さらにPayPalでは売上金の受取や返金処理などが管理画面、またはeBayからも簡単に行うことができます。

トラブルが起きてもeBayが間に入ってくれる

万が一バイヤーとの間でトラブルが生じた場合、eBayとPayPalが連携して間に入り問題を解決するため、運営者としては安心して売買のできる決済となっています。

また代金を支払って商品が届かなかった場合、利用者が申告後48時間以内に商品代金と送料含め全額が返金されるため、初めての越境EC取引でも安心して利用できるメリットは高いでしょう。

商品購入者のメールアドレスを獲得できる

eBayでは、商品を購入したバイヤーのメールアドレスをPayPalの取引画面から取得できるため、販売後のマーケティングに活用することができます。

ただしeBay内でのメッセージのやり取りの際に直接取引やメールアドレスの交換をすることは禁止されています。

売れた商品の情報が分かる

eBayでは、売れた商品の情報を調査する方法が複数用意されています。
Seller Hub(セラーハブ)のリサーチ機能を活用してキーワードや出品者の国などを絞って検索したり、どんな商品が売れていたのか、またこれから売れていく分野や商品、よく売れているセラーの商品にはどのような特徴があるのかなど詳しくリサーチが可能です。

集客しやすい

独自ドメインにて自社本店のオンラインショップを開設している場合、SEO対策などで時間と費用を浪費しますが、eBayであれば、eBayマーケットプレイス本体のSEO対策やSNSなどが大変優れており、出品者自身が外部集客を行うことは基本不要となっています。

eBayのルールに沿って出品を行えば、バイヤーが検索した際に上位表示される可能性が高くなります。

eBayのデメリット

手数料の支払いが割高

商品が売れたら、eBayとPayPalに手数料を支払う必要があるため、オフィシャルでも通知しているように商品を出品する前に手数料を計算して販売価格を決定したほうが良いでしょう。

またeBayでは商品カテゴリーによっても手数料が異なることと、売り上げや手数料は米ドルでやり取りされるので、為替の動きによっても利益が変動することがあります。

英語でのやり取りが必要

顧客やeBayとのやり取りは全て英語が基本になります。
万一トラブルやクレームが発生した場合、英語が正しく伝わらないと悪化する可能性もありますので、機械翻訳に頼らない生の英語を使うなど活用していく必要があります。

出品してすぐに大きな売り上げを上げることができない

eBayでは、アカウント開設後直後は大抵の場合、200品程度までの出品制限(Selling limits)があります。

販売制限を緩和するためには、下記いずれかの方法があります。

・商品を制限数まで出品して売買を繰り返し、顧客の信用を獲得
・3ヶ月程度待つ
・直接eBayと交渉す

制限を緩和したり上昇させたりすることができるのは月1回までとされています。

eBayは取引評価数(フィードバック)が重要で、販売実績や顧客の評価数をしっかり獲得していく戦略が求められているため、時間をかけてアカウントを育てていく必要があります。

eBayのポリシーに沿っとる必要がある

eBayが設定したルールに違反すると、販売の停止(アカウントのサスペンド)やアカウント削除となる恐れがあります。

価格競争に陥る可能性あり

日本人の販売者が急激に増えており、場合によっては競合相手との価格競争となるカテゴリもでてきますので、しっかり調査分析を行って利益の出る越境ECにしなければなりません。

日本から売れている商品

eBayは日本の商品がとても良く売れています。
伝統工芸品、真贋鑑定済みのブランド品、時計、アクセサリー、カメラ、楽器、フィギュア、トレーディングカードなどから、一般的に日本国内EC市場で流通する衣料品、アクセサリー、コスメや健康食品もeBayで売れています。

また中古品(USED)分野のコレクターも多数存在しており、日本の美術品や骨董品、アンティーク、時計、知名度のあるブランド品全般で非常に人気がありますが、出品禁止のものもありますので注意してください。

まとめ
コロナ禍でEC出店が益々増える昨今、販売網を広げる越境ECの需要は見直されています。小規模持続化補助金補助金やIT導入補助金を活用できる現在、eBayにこれから開店・出品してみてはいかがでしょうか

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