リモートワークとは?メリット・デメリットについて

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新型コロナウイルスをきっかけに、各企業内ではリモートワークが広まっており、現場勤務が必要な事業以外では働き方改革として見直され始めていますが、リモートワークについてどの程度把握しておられますか?

今回はリモートワークについてと、メリット・デメリットなどをまとめてみたいと思います。

リモートワークとは

リモートワークとは、文字通り「遠隔で働くこと」であり、厳密に言えば「従業員が自宅を主として働き、Eメールや電話を使って企業とコミュニケーションを取る状況」と定義されています。

かみ砕いて言えば在宅勤務のことであり、会社のオフィスではなく自宅で働くことを指します。

もとは「テレワーク」と言う名称で1984年にNECが吉祥寺にサテライトオフィスを設立したことから端を発し、以降紆余曲折を経て2016年に政府が「働き方改革」を掲げたことでさらに拡大、現在に至るまで社員が働きやすい制度を作り上げる目的で導入する企業が増えています。

厳密に言えばテレワークとリモートワーク異なりますが、ここでは便宜上同様に扱っています。

また、ノートパソコンやスマートフォンの普及、インターネットの充実化によりさまざまな場所で仕事をすることが可能となり、主婦層やフリーランスが働きやすい環境となり、今後更に拡大していく見込みとなっています。

リモートワークのメリット

■通勤時間の省略と経費節減

リモートワークのメリットとして多くの人に挙げられるのは通勤・帰宅にかかる時間がなくなることでしょう。

会社の勤務時間は同じでも、通勤時間がなくなることで時間を使える自由度が高まります。
また、自分が仕事に集中しやすい環境で仕事ができるため、リモートワークによって、仕事の効率が上がったと感じるリモートワーク経験者が大変、多いのも見逃せないメリットです。

また、企業としても従業員の通勤がなくなるため通勤手当の支給は不要になり、また従業員がオフィスに来ないことから、オフィス備品やを減らせられます。

そもそも従業員全員が入るほど広いオフィスを用意する必要もないため、空調・テナント陵など相当な経費の圧縮ができるのは魅力的と言えるでしょう。

■ストレスがたまりにくくなり稼働率が向上する

出勤のストレスがなくなること、またコロナウイルスのように他人からの感染による心配も軽減され、心身不調を起こしにくくなる効果を期待できます。

また、市役所や病院など通常の勤務ではなかなか行けない場合でも、リモートワークを利用していれば、平日でも通いやすいため、余計なストレスもなくなります。

また、小さなお子さんや親御さんの介護などされる方々にも、そばにいられる分ストレスも軽減されるのもメリットと言えます。

こういった労働者側の労働状況が改善されれば、病欠者や長期休業になる社員の数を減らせられ、勤務状態の健全化が進められるため稼働率が上がります。

また、冒頭に述べたように、リモートワークは現在、政府主導の働き方改革で注目度が上がっているため、トレンドに乗った企業への注目度も上がっています。

リモートワーク導入は企業宣伝の好材料となるため、ぜひ検討ください。

リモートワークのデメリット

■セキュリティ問題

セキュリティの問題は最重要です。
リモートワークのためとして持ち出された重要情報が同業他社に見られる可能性もあり、またスタバなどの喫茶店で作業していると隣人が会社情報を覗き見たり、酷いのになると業務用ノートPCを鞄ごと忘れたり盗まれたりする事案もあります。

こういったセキュリティの穴に備え、必要な分しか情報を開示せず、また幾重もの承認システムを用意するなど、対策の導入が重要となります。

■他の人との距離感が変わる

労働者目線のデメリットの代表は、上司や同僚との距離感で、実際に会って話をすることでわかる人柄というものがありますが、リモートワークの場合、文字媒体を中心として、必要に応じて電話、環境が整っていればテレビ電話とった各種ツールでのコミュニケーションとなるため、自分の伝えたいことを文章に書き落とすこと、また声だけで相手の考えを汲み取るなど高いコミュニケーションを持てるようにしないと、誤解が生まれやすいと言えます。

例えばチャットやメールだけ堅い文章でも、実際にあうと気さくな人だったり、相談しやすい人だったりするのはしょっちゅうあることですが、実際に会わないと分かりません。

■決断力が求められる

近くに相談できる人がいないため、自分で仕事を進め、決断する能力がオフィス勤務時よりも高く求められます。個人が担う責任が重くなったとも言え、言われるままに仕事をするタイプの人にはデメリットに感じることでしょう。

■在宅勤務により光熱費など経費がかさむ

オフィス勤務と異なり、エアコンやPCなどの電気代・光熱費は基本自分持ちになります。
自宅で長らく仕事をしていれば、こういった電気代が上がることは覚悟する必要があるでしょう。

また、企業側もITシステムの導入・構築・保守に経費を払う必要があります。
クラッカーのリスクも常に付きまとうのです。そういったサイバー攻撃の対策など、必要費用を考慮に入れておきましょう。

■評価の仕組みが難しくなる

オフィスであれば周りに自分の仕事ぶりを見てもらえますので評価や些細な相談がすぐできますが、リモートワークでは姿が見えない分、どんなに苦労しても成果主義になりがちになります。

サボりやすいという面から、zoomなどビデオチャットで常時表示する企業もいますが「監視されている」と評判が悪く、本来のリモートワークの意味を成さないため、この辺をどう解決するかが、企業側としての最大の課題でしょう。

まとめ

リモートワークはメリット・デメリットの幅が大きいため、導入を躊躇する企業も多いですが、コロナウイルスの蔓延、高齢化社会に突入している現在、不要な出勤は見直されています。

社員に何かあれば会社としても大きな損失ですし、社会的イメージも大きく損なうことになります。

コロナウイルスの蔓延をキッカケに、会社の勤務体系を見直し、よりメリットを伸ばせるよう効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

サヴァリはリモートワークにおいても周知しておりますので、リモートワーク導入を検討している方はぜひご相談くださいませ。

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