ECモールにおける動画と動画コマースについて

動画

昨今はYoutubeをメインに動画配信がトレンドとなっておりYoutuberなど新たな職業が構築されてきています。

Googleのウェブマスタートレンドスタッフであるジョン・ミューラーも動画やPDFを設置することでページの付加価値が高まり、SEO対策的にも良い傾向と見られており、これはECモールを運営している店舗様にとっても例外ではありません。

楽天・Yahoo!・Amazonなどはそれぞれ独自のショップ内検索システムを使って運用していますが、Google検索からの流入も多々あります。

このようにECモールに出店されている店舗様が商品購入向けに動画を配信することは、今後のECモールにおけるトレンドになりえます。

そこで今回は各ECモールにおける動画配信および動画コマースについて見ていきたいと思います。

動画コマースとは

動画コマースとは、動画上から直接商品を販売する方法です。

楽天など主だったECサイトでは、商品の説明を写真と文章でする静的なECサイトです。
それらに対し、動画コマースは商品の使い方や使用感をチェックしながら、直感的に動画上から商品を購入することができる動的なECサイトになります。

ECサイト最大のネックである、「商品の使用イメージを伝えることができない」ことを解消し、実店舗により近い新しい販売の形として注目を集めており、今後動画コマースの需要は拡大すると見られています。

楽天市場における動画の取り組み

楽天市場は商品詳細に動画設置ができる

楽天市場はRMSから商品詳細ページに動画を埋め込むことが可能となっています。
ただし商品ページにYoutubeなど外部URLリンクの埋め込みはできないため、都度動画データを楽天RMSに登録する必要がありますのでご注意ください。

Rakuten LIVEで動画コマースが可能

楽天には上記動画設定の他にも、アーティスト・タレントはじめ一般ユーザーが「ライバー」としてライブ動画を配信を行い、視聴者とコミュニケーションを取ることができるライブ動画配信サービスを実施しており、ライバーが紹介した商品などをリンクから購入することが可能となっています。

Yahooショッピングにおける動画の取り組み

Yahoo!ショッピングはYoutubeの動画埋め込みが可能

ストアエディター内の編集可能な領域に
<!–Y youtube:vid=YouTubeのコンテンツID–>
と設定すればYoutubeの動画リンクを設定することが可能となっており、この点は楽天市場と違い、都度UPする手間が省けるのは大きいですね。

Youtubeチャンネルを所持しておられる店舗様はYoutubeとYahoo!ショッピングの両用で評価をお仕上げていきましょう。

Yahoo!ショッピングLIVEで生配信が可能

さらにYahoo!ショッピングでは、「Yahoo!ショッピングLIVE」なる動画コマースが行わており、法人出展者は「ストアクリエイター」というアプリを利用して、最大30分間のライブコマースを行えます。

配信できる時間帯は毎日午後6時~午後11時の間ときまっているもの、スワイプによって商品一覧や配信概要などを知ることも可能なので、視聴者にとっては大変利便性の高い動画コマースといえます。

Amazonにおける動画の取り組み

Amazonの一般セラーは動画設定ができない

Amazonをみると、時折商品画像に動画を設定されている店舗が見られます。
しかしこれは、アマゾン直売やAmazonが認めた店舗にしか設定できないため、カスタマーサポートに確認しても、現状一般セラー様にはどうしようもない箇所という回答になっております。

将来的には設定が可能となることを期待するしかありません。

Amazonの動画コマース、Amazon Liveについて

AmazonではYoutuberによるライブコマースを2018年に実施しています。
現在、Amazon Liveなる動画コマースサービスを実施しておりますが、Amazonブランド登録を行っているアメリカの販売者に対して解放されているため、日本に向けてはまだこれからといったところなので、今後の動向に注意です。

動画について注意

三者三様の取り組みを見せる各ECモールですが、動画を配信するにあたって注意することがあります。

商品に関連のない動画は掲載しない

自社ECであればともかく、ECモールに訪れているお客様は商品を検索して訪れている方が主な方です。
そんな方に対して、関連のない動画を掲載するのはどうでしょうか?
混乱を与えるだけでなく辟易される元になりますね。

掲載する動画は、掲載するページと十分整合のある動画を設置するようにしましょう。

費用コストに注意して訴える点をクローズアップする

動画はただ撮れれば良いものではありません。
作成にあたっての最大のデメリットともいえるのが、費用コストがかかることとでしょう。
動画を1本作成するにあたっても、モデルや企画・構成、店舗様としての動画フォーマット
などなどしっかり決めないと、ただ漠然とした印象になります。

お客様が求めているものをシッカリ提供できる動画構成を練り上げてください。

まとめ

Youtubeにより動画配信が一層際立ってきた現在、様々な動画配信プラットフォームが拡大されており、いままで動画を触ったことがない人でも、現在は様々な動画作成・編集アプリがリリースされており、配信における垣根は非常に低くなっています。

しかし店舗様にとって大事なことは、以下に動画を上手く作り上げるかではなく、「お客様が求めている情報を提供する」一点であることは忘れないでください。

サヴァリでも動画配信によるサポートを行っておりますので、ご興味をもたれた方はご相談くださいませ。

 

 

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