商品数が多い楽天店舗の売上対策の基本とは?

モール運営ノウハウ

商品数が多い楽天店舗の売上対策の基本とは?

楽天市場には様々なショップが出店しています。
知名度の高いブランドを販売している店舗もあれば、型番商品をたくさん取り扱っている店
舗もあります。
そういった店舗に共通しているのは、

・商品にまとまりがない
・商品が分散してどこにあるのか分からない

こういった相談を受けますので、どのようにアプローチをして売上を上げるのかの基本ポイ
ントをご説明してまいります。

コンテンツを整理する

商品が分散する店舗は逆にいえば商品数が多いとも言えますし、それが強みになります。

メリット

お客様がたくさん選べる
ついで買いや同梱の機会が増える

デメリットは

商品が探しにくい
カテゴリーがゴチャゴチャになる

カテゴリー構成を見直す

こういったデメリットを解消するにあたって、まず最初に手を付けるべきは楽天のRMS管
理画面から設定できるカテゴリー構成で、不要カテゴリーなど、整理すべきコンテンツがあ
れば、削除・追加を行い、商品を結びつけ直してコンテンツを整理してください、これだけ
でも大きく変わります。

ナビゲーションの最適化(PC・スマホ)

商品数が多いとカテゴリも増え、結果ヘッダーなどのグローバルナビゲーションに入らなく
なることがあります。
PCとスマホそれぞれのデバイス毎の対策を見てまいりましょう。

PCのメニュー対策

メニューに主要カテゴリーが入り切らない時は、アコーディオンメニューなどで下層メニュー
を表示させましょう。

レフトナビゲーションに置くサイドメニューに関してもコンテンツ縦幅と大きく差が出ない
場合は分かりやすくアイコン等を入れて表示をしたり、季節ごとに主要カテゴリーが異なる
場合は、カテゴリーの入れ替え等も随時行うようにすると、お客様には分かりやすいです。

スマホのメニュー対策

スマートフォンはPCよりも画面が小さいためお客さんが見られる幅が狭まってしまいま
す。

ヘッダーに主要カテゴリーを設置
下層のカテゴリーメニューをボタン化
ハンバーガーメニューで全体カテゴリーを表示

商品を探すためのナビゲーションをしっかりと設置する事は基本ですが、
スマートフォンとなると楽天RMS内にデフォルトとして機能がついていないため、
楽天GOLDを使うなど少しハードルが高くなってしまって結局対策が出来ていないという
店舗様が多くいらっしゃるのが現実ですので、早めに対応しましょう。

関連性の高い商品を提案する

商品数が多い店舗様の強みとして、合わせ買いの可能性、選択肢を広げる事で離脱率を抑えて
逆に転換率を向上させる事ができますが、むやみやたらに商品をカゴの近くに置いて提案し
ても徒労に終わります。
的確な関連性のある商品を設置しましょう。

サイズ切れなどを起こしていた場合は近いデザイン・形状の物を近くに置く
セットで使えるようなアイテム
相乗効果のある商品
セット買い等のバリエーション

このようにお客様が求めている商品 = 関連商品の設置が必要となります。

スマホの表示速度には気をつける

スマホのブラウザで表示が遅くなることは非常に致命的です。
とくに表示までに6秒以上掛かると確実に離脱してしまう事がわかっています。

例えば自分がスマホでサイトを見ている時、6秒もページが表示されなかったらイライラし
て他の店舗へいきますよね?
このようにスマホユーザーは無意識のうちに表示速度にシビアになっていますので、早めに
確認してみて下さい。

特に商品が多い店舗様や、商品ページ内に画像を多く使用している店舗様やビジュアルでの
訴求が重要な商材は注意が必要になります。

画像サイズを軽くする

サイトのレイアウトやサムネイル、LPなどページで使う画像の容量を軽くします。
Photoshopといった画像ツールや、Tiny pingのようにオンラインツールがたくさんあるので
ぜひ対応してください。
画像を軽くすることで読み込みの高速化や、R-Cabinetの容量削減にもなります。

不要なHTML情報を削除

実際すでに不要になっているけれども放置しているHTMLタグなどあれば、不必要な部分を
削りましょう。

コメントアウト(非表示箇所)

コメントアウトが多いと、読み込み時間が長くなります。
コメントアウトはブラウザ上に表示をさせないだけで、実際は裏でコメントアウトも読み込
み処理を行っています。

特殊なHTMLコードの「始まりと終わりを示す目印」くらいなら良いのですが、
セールや配送遅延の告知用の膨大なHTMLをまるごとコメントアウトで残している場合は、
面倒でも削る事をおすすめします。

不要なタグは削除する

使われていない不要タグやclass、改行、スペース、インデントなどは取り除きます。
とくにホームページビルダーなどのソフトを使用した店舗様や、あとから複数回追記を行っ
ている店舗様は顕著なので注意しましょう。

インラインフレームの仕様は限定的に

iframe = インラインフレームは元のファイルを置き換えれば、ヘッダやレフトなど設置した
箇所を同時に置き換えてくれて便利ですが、あまり多く設置すると非常に読み込みに遅延が
発生してページ表示が遅くなります。

見た目的にも派手なので多用したいところですが、逆に目がちらついたり、お客様が離脱し
てしまうと意味がないので、バナーで設置するなど代案でなるべく軽くしていきましょう。

まとめ

商品数が多い店舗様はメリットとなりますが、逆に多くなるゆえに探しにくい問題もありま
す。
もし今回の内容をまだ実施してない店舗様がいらっしゃいましたら、
商品数の多さを全面に活すことで売上の伸びしろは充分にあると思います。

不明な点や、施策するにあたって困難な箇所がございましたらサヴァリへお気軽にお声がけ
下さいませ。

 

 

 

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