【全部見せます】UGCがUGCを生む?全てのユーザーがアンバサダーになれる新時代ECのあり方【EC・ネットショップ】【episode217】

EC戦略・マネージメント編 自社EC編

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今回ゲスト、gf.X株式会社 代表取締役社長 杉山 太士 氏は、洋服のサイズ選びや着こなしの悩みを解決するため、新しいECアプローチを採用し、月に1-2回の予約会を通じて5-8型の新作商品を提供。セールを実施せず、高品質な商品を提供し、カスタマーサポートがオンライン接客でファンを増やしています。

杉山氏に『 UGCがUGCを生む?全てのユーザーがアンバサダーになれる新時代ECのあり方』についてお伺いしました!

▽次はどのようなことをしようと考えているのか?

nairoというブランドは継続していきますが、今はサイトの名前が「nairo department」になっていまして、デパートメント化することで、nairo以外のブランドも展開を増やしているところです。
新しい機能として、「STYLE BOOK」というサービスを追加しました。
「nairo department」で買っていただいた商品を、一般のユーザーさんがご自身のinstagramで投稿して、nairoをメンションやタグ付けしていただくと、弊社の「STYLE BOOK」と連携するようになっています。
一般ユーザーさんからご了承いただいた写真は「STYLE BOOK」に掲載させていただくので、一般ユーザーさんの投稿がどんどん上がってくるというところで、どちらかというとコーディネートメディアのような形で展開していきたいという、展望があります。
その一般ユーザーさんの写真は、「STYLE BOOK」の他に、商品ページにも紐付いていて、違うお客様がその投稿を見て、買う買わない判断もされるというところなので、UGCでまたUGCを生み出しているようなサイクルを作っているという感じです。

▽データを取っているのか?

一般ユーザーさんの投稿で、どれだけの商品が売れたかという数値計測ができるので、ユーザーからアンバサダーへの昇格プログラムみたいなものを考えていて、そろそろ準備を整えて進めていこうかと思っています。
インフルエンサーと言われているような方はフォロワーが多いので、PVが多いということがありますが、フォロワーがあまり多くない一般ユーザーさんでも、投稿を商品ページに載せると、ものすごく売れるという方もいらっしゃいます。
「nairo department」で商品を買っていただいたお客様は、皆様が「nairo department」のアンバサダーという形で、皆様と一緒に「nairo department」を作っていきたいなと思っています。

▽「department」と名付けた意味とは?

ネットがこれだけ出ていても、海外のブランドだと、その海外ブランドのサイトが日本語ではなくて現地の言葉だったり、買った後に本当に届くのか、決済は大丈夫かな、だったり、そういう心配なことが多少あると思うので、ユーザーさんからこの海外ブランドを扱ってくれませんか、というお問い合わせも結構いただきます。
そこで海外のネットワークに強い、伊藤忠ファッションシステム株式会社と業務提携して、ユーザーさんから聞いたブランドの中で、弊社も知らない海外ブランドは伊藤忠ファッションシステム株式会社に、そのブランドが取り扱えるのかどうか調べてもらっています。
今までのセレクトショップは、基本は企業目線でバイヤーがいて、市場やトレンドを見てバイヤーがセレクトショップを作っていましたが、DtoCだからできるような、お客様の意見を聞いて、そこで弊社が知らない海外ブランドでも、良いとなったらそのブランドを取り扱っているセレクトショップのような形で、そういう風にもなりたいと思っているので、今その動きもしています。

▽実際に他ブランドを扱っているのか?

今はフランスとカナダのブランド、3ブランドを取り扱っていて、基本はパリコレクションなどに出ているようなブランドが入っています。
価格帯は若干高いのですが、nairoの洋服はシンプルなので、その海外ブランドの鞄やジュエリーなどがコーディネートの1つになって、そこでまた新しいコーディネートが出来て、「STYLE BOOK」に繋がれば良いなと思っています。
2年でこれだけやらせていただいて、いろいろなDtoCのブランドさんからもコンサルやってほしい、というお声もいただくので、弊社の持っている生産や売り場、物流を使った「nairo department」に入っていただいて一緒に売っていくような、ある意味そういうプラットホームもやっていきたいと考えています。
「nairo department」入っていただくブランドさんは、ある程度のジャンルは見ながらだとは思いますが、最終的にはいろいろなジャンルがあってもいいかなと思っています。

▽最初からお客様の声を聞こうと考えていたのか?

今改めて思うと、最初からお客様の声をどんどん聞いていこうと思っていました。
EC人材を集めるのは大変だと言いますが、弊社のスタッフは、元々アパレルの店頭経験のあるスタッフなので、最初は接客をメインにしていて、後からいろいろとECの要素をレクチャーして成長していったので、いつの間にかEC人材になっていたという部分が、大事な要素だったと思います。
そして、伊藤忠ファッションシステム株式会社の力を借りて、一緒に手を繋いでお客様の要望に応えられるような仕組みを作っていますが、本当にお客様に成長させていただいていると感じています。

このほかにも盛りだくさん、『UGCがUGCを生む?一般ユーザーから昇格するアンバサダープログラム』について公開しています。
それでは、杉山氏流『UGCがUGCを生む?一般ユーザーから昇格するアンバサダープログラム』、ぜひお楽しみください。

~第217回 ゲスト~

杉山 太士 氏
gf.X株式会社
代表取締役社長

「nairo」は洋服のサイズ選びや着こなしの悩みを解決するため、新しいECアプローチを採用し、月に1-2回の予約会を通じて5-8型の新作商品を提供。セールを実施せず、高品質な商品を提供し、カスタマーサポートがオンライン接客でファンを増やしています。

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