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ネットショップ運営代行のサヴァリ株式会社 > ネットショップ運営代行コラム > ~ECの未来~ > コンサルタント編 > 物流 改善 食品 EC の注意すべき あるある ポイント【episode73】


食品ECの商品管理って難しいですよね。

賞味期限だったり、出荷期限だったり、商品の引当てだったり。。。

今回ゲスト、withRiver 株式会社 代表取締役社長の白川氏は、20年以上に
渡り外資系IT,メディカル、エンタメ・アパレルブランドにおいてSCM・ロジスティクス部門の
責任者を務め、2003年からはアマゾン、楽天、ウォルトディズニー・ローソンなどで
物流センター運営や配送オペレーションのマネージメントに従事。ECビジネス・物流、
越境ビジネスのコンサルティング事業をされています。

白川氏に『食品物流の現状』についてきいてみました!

▽ 『白川氏について』
コンサルをはじめて4期目なのですが、最初の頃はやはり、食品よりはアパレル、雑貨、
コスメなど割と今一般的にネットで、売られているモノ、売りやすいモノなどが、結構
多かったんです。それがコロナの影響もあると思うんですが、去年から食品系のお問
合せとか、食品のECがやりたいんだけどどうしたら良いの?のような、お問い合わせが
すごく増えました。

▽ 『食品の物流は手間がかかりますか?』
まず商品のカテゴリが、例えば生鮮もあれば日配品と言われる、豆腐、牛乳、ヨーグ
ルトなど賞味期限の短いモノがある。特に葉物は早く萎びてしまうとか、それ以外にも
長期保存がきく缶詰とか調味料とかそういうものもあるし、トイレットペーパーとかオム
ツもあるじゃないですか。化粧品やアパレルなどを売るのと商品の取り扱い方が全然
違う。また、ちょっと違う気の使い方があるんです。
新鮮で良い野菜を買いたいとか、ちょっと高いけど健康に良いモノを買いたいなど。
要は近くのスーパーで売ってないから、そういったものはネットで買うというのが、割と
食品のECだったと思うんです。コロナになって、そういったモノだけじゃなく普段食べる
モノもネットで買おうという傾向にどんどん変わってきているというのを肌で感じます。

▽ 『ECとリアル、合わせての相談が多いですか?』
お客様が来店しなくなって売上が落ちているから、やっぱりうちもネットに行かなきゃと
いう、会社の経営方針が変わってきたというのもあって、そうなると今までなんとなく
お飾り的にネットをやっていた部署の人たちがネットに本腰を入れようというときにノウ
ハウがなく困ってしまうんです。ネットでやるのとお店で売るのは全然違いますから。

▽ 『スーパーでの売上減はどのような要因でしょうか?』
まず来店が減っています。今、食品の業界は、巣ごもり需要で増えてはいるけれど、
そうは言いながら財布のひもが少しずつ固くなっている。
増えてはいるけれど、不透明なところがあるから、そういったときに、じゃあどこで買うの
がいいのか?リアルかネットか?
いわゆる買うところの選択肢というのはどんどん増えてきている。それこそ、じゃあ野菜
は産直で買おうとなるかもしれない。また販売チャネルが昔よりも増えました。
今まではスーパーに行って色んなものを買ってくる人たちが野菜は産直で買おうとか、
魚は築地がやってるネットで買おうとか、スーパーで今まで全部買っていたモノが色ん
なところに分散化されているので、スーパーとしても、もう一度帰ってきてほしくて、スー
パーで何でも買えますよ、玄関先までお届けしますよ。というところまで持って行かない
といけなくなっています。危機感的なモノはあるのかなと感じます。

▽ 『少しずつ専業に持っていかれる感じですよね』
コロナが終息して元に戻って、またスーパーに行って全部何でも買うかっていうと、美味
しい野菜が手ごろな値段で買えるってなれば、ずっとスーパー外で買うかもしれない。
産直だと採れたてが次の日に届くので、スーパーの野菜って新鮮じゃないよねと感じら
れてしまう。

▽ 『今、どのジャンルのご相談が多いですか?』
今は食品系といわれるところが圧倒的に多いですね。賞味期限に関してが多いです。
たとえば、今日着いた牛乳が今日賞味期限だったらダメじゃないですか。
物流業界では、出荷期限というんですけど、ちゃんと出荷期限の設定がされていて、
牛乳だったら最低でも2週間、もしくは1週間など。要は賞味期限まで1週間あるよ。み
たいなとこを管理しなきゃいけない。受注側いわゆるオーダーマネジメントの方からで
もきちんとやらないと実際に本当に正しいモノ?という疑問が出てしまう。
お客様が受け取った時に、「え、明日、賞味期限切れちゃうの?」そういったところって
結構管理が大変です。色んな賞味期限の管理、出荷期限。
あとは1回で使用する量で30日はないとダメだよねとか。1週間にしても1週間で
使い切れないじゃんとか。量によっては、一概に何でも1週間あればいいわけではない
ので、商品マスタの管理ってものすごく重要です。廃棄リスクもあるし、牛乳2本頼ん
だ時に2つ賞味期限が違うとか。クレームになることもあります。
そういうことを全部気を付けて商品マスタの管理と引当するときのルールとか、きちんと
設計しないとダメです。あとは、賞味期限のところで一番心配するのは配送日指定が
あったときに、例えば2週間先まで配送指定できるとすると今この段階では在庫がある
から引当ちゃました。でも2週間後に出荷しようとしたら、それ賞味期限、出荷期限が切れ
てるじゃんみたいな。そういうこともあるかもしれない。なのでそこはちゃんとサプライ
チェーンでこのお客さんの分は、今の在庫では引当して出荷できないから補充で注文して
くださいね。という上流のところ、そういうところまでつなげていかないといけない。

▽ 『ネットスーパーでは2週間後の設定は難しいですよね』
店頭ピックアップなので、お店の在庫をやるみたいな感じですとせいぜい3日。自分で
実際会員になって色んなところで注文しまくったりしてるんですけど、やはり色々
あって、「そういった面倒くさいモノはネットでは買えません」というスーパーもあるし
諦めちゃってるみたいな。
本当にお店に行って、買えるようなイメージのネットスーパーってまだまだなくて、
ある程度限界があります。後はどうしても配送ルートで、私は明日の夕方5時に欲しいん
だけど、もうその5時の時間帯のトラックはありません。となってしまうわけです。
冷凍食品やお刺身を買った時、その時に届けてくれないと、さすがに置き配はでき
ないですよね。お刺身は玄関前に置けないので、そうすると本当に生協みたいに置き
配用の発泡スチロールで置いたりとか、そこに保冷剤も入れたりとかそういう話になって
しまいます。

▽ 『店頭と物流拠点でどちらのピッキングが多いですか?』
ハイブリッドが多いです。悩まれているところもあります。お店がよいのかセンター集中型
がよいのか?どっちがいいのか?ハイブリッド型は、、店頭とセンターから2か所から発送
されたりもします。それを購入者様が良しとするのかっていうのは、サービスレベルの問題
なので、スーパーが決めなきゃいけない。お店の商品を横持ちしてセンターで荷合わせ
してお客様のところに持って行くとなると、それはそれで横持ち代もかかるので。
食品の客単価って安いので。ほうれん草98円とか大根とか、1回のスーパーで1万や
2万円買わないですよね。

▽ 『スーパーだと商品がただ理路整然と並んでいるいるイメージですよね。』
今後、AIなど色んなデータを蓄積して、そのお客様の趣味嗜好とか傾向をちゃんと
記録して、リコメンドしていくというのはもっと必要かなと思います。
ちょっと物流とは外れるんですが会員情報でこの人はお店でどういうものを買っている、
だからネットでは、こういうモノをオススメしようとかっていう、
いわゆる会員情報をきちんと一元管理できればもっと良くなると思います。
でもなかなか、そういったところまでデータをお持ちですか?と相談者に聞いても
やはりお持ちではない。上手なユーザー管理でネットスーパーだったりオフラインが
もっと、よりユーザーの課題を解決できるんじゃないかと思います。

私が住んでいるマンションは全部で2,000戸あって、6,000人住んでいるんですが、
そういったところで実証実験をやって、オフラインとオンラインでどういうことを
やるのがベストなのかを調査するのが良いと思います。
食品って品質が一番なので、きちんと品質が担保できるサービスができたら良いと
思っています。しかし現実はなかなか難しく、皆さんどこかで妥協しながらサービスを
提供しているところがあります。

前編はここまで ———- 
(後編は物流目線での中国事情・越境事情 お楽しみに!)

このほかにも盛りだくさん、食品の品質管理について公開しています!

お悩み中、ご相談中の企業様は必見です!

それでは、白川氏流『食品EC物流の注意点』、ぜひお楽しみください!


※12:06(誤)【位置から】→(正)【1から】

「ECの未来」episode73 ポイント
賞味期限、出荷期限、商品の引当てなどに気を付ける

~第73回 ゲスト~
白川久美(シラカワクミ)氏
withRiver 株式会社
代表取締役社長・コンサルタント

20年以上に渡り外資系IT,メディカル、エンタメ・アパレルブランドにおいてSCM・ロジスティクス部門の責任者を務め、
2003年からはアマゾン、楽天、ウォルトディズニー・ローソンなどで物流センター運営や配送オペレーションのマネージメントに従事。
またアマゾンのお急ぎ便など新規サービス中心メンバーと導入してきた。
2011年頃から米系アパレルメーカーで中国国内の物流責任者となりその後中国を中心に越境ビジネスにも従事。
2017年にwithRiver(株)を設立。ECビジネス・物流、越境ビジネスのコンサルティング事業を開始

~ECの未来 チャンネルMC~

柳田 敏正(ヤナギダ トシマサ)氏
株式会社柳田織物
代表取締役

1971年4月生まれ。
1994年法政大学卒業後、(株)バーニーズジャパン入社、横浜店にてメンズ全般の接客に従事。
1999年退社し(株)柳田織物に入社。
2002年オリジナルのシャツを販売する自社ECサイト「ozie」を開設し、BtoCへ進出。
2011年にOSMC(オンラインショップマスターズクラブ)最優秀実践者賞受賞。
2012年第4回エビス大賞 大賞受賞。
2013年4月代表取締役に就任。
2014年、六本木一丁目にショールームをオープン。
EC4店舗を運営。


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