越境ECは物流がカギ!食品を売る前に知るべき注意点を「withRiver株式会社」に独占インタビュー!【ECの未来 EP74】

コンサルタント編 越境EC編


日本に来てくれないなら人気の商品を中国に持っていけば売れるんじゃないの?

残念ながら、すでにそんな単純な話ではなさそうです。

今回ゲスト、withRiver 株式会社 代表取締役社長の白川氏は、20年以上に
渡り外資系IT,メディカル、エンタメ・アパレルブランドにおいてSCM・ロジスティクス部門の
責任者を務め、2003年からはアマゾン、楽天、ウォルトディズニー・ローソンなどで
物流センター運営や配送オペレーションのマネージメントに従事。ECビジネス・物流、
越境ビジネスのコンサルティング事業をされています。

白川氏に『食品物流の越境を含めたお話し』についてきいてみました!

▽ 『中国との物流についてはいかがでしょうか?』
小売りさんだけじゃなくて、メーカーさん、生産者さんが、日本だけだと人口も減っていくし
今後スケールすることは考えづらいので海外に出たい場合どうしたら良いの?
というお問合せが結構きます。
前職で中国系での商社とか仲卸のようなことをやっていたので、中国でどうやって売ったら
いいの?などのお話を色々いただきます。
注意することはたくさんあります。今回のコロナでインバウンド需要が全然なくなってしまった。
以前はインバウンドで日本に来ておいしいモノを食べたり、お土産買ってそれを持って帰って、
そこから火が付いていたんですけど。
最初の火が付くところが無くなってしまったので、今は商品をどうやって知って頂くの?
みたいなところから始まります。
昔は私もまずはインバウンドですよって言っていました。
とにかくお土産屋さんだったり、ドラッグストアだったり色んなところでとにかく試食してもらうとか、
そういったところで知ってもらって、お土産で持って帰ってもらうのが一番最初のとっかかりとして
いいですよ。という流れでした。
今、そのインバウンド需要が無いので、当然中国でも食品展覧会はいっぱいあるし、
そういったところに出店する人もいるのですが、
今みたいにコロナで行けないとか、食べるモノってやっぱり食べてみないと分からないといった
ところで、どうしたらよいのか?という相談はあります。

▽ 『どんな解決策があるのですか?』
一つは中国にビジネスネットワークがあるので、WeChat で繋いだりして、「どんなもの好き?」
とか「どんな味が好き?」とか、あとは日本にいる中国の人で試食してもらったりして味を見て
もらう。そういったところです。

▽ 『反応が良かった場合、どうなるのですか?』
越境ビジネスといわれている、いわゆる保税区ビジネス、並行輸入でやる場合と、
完全に一般貿易で中国に輸出して、検疫を受けて中国のスーパーとか百貨店とか商店に
並ぶことの二つがあります。
商品によって、すごく検疫が大変だったり、中国特有のルールでダメというのもあったりするので、
そういったところはプロフェッショナルの人に確認していただきます。
中国あるあるなんですけど、輸入する港によって検疫の厳しさが違うということがあります。
餅は餅屋で中国の人たちで信用できるところに頼むというのが正解だと思います。

▽ 『白川さんの中国のネットワークででサポートしていただけるのですか?』
アライアンスを組んでいるパートナーさんにお願いすることができます。
一番簡単な商材は、いわゆるインスタント系だったり、ラーメン、お菓子、スナック類。
白い恋人は超ど定番ですが、向こうでは日本のチョコレートは甘すぎるとよく言われます。

▽ 『商品を単品で持っていくんですか?』
ある程度好きそうなモノをサンプルを渡してどれが良いか決めてもらっています。
やっぱり注文の桁数が日本よりもゼロが2つ多いので、売れるとコンテナで持って行くことに
なります。ただ、正直そこまでの生産能力がメーカーさんになかったりするんです。
大手じゃないところのお菓子メーカーって結構多いので。
物流の話と外れちゃいますけど、過去あったお客さまの失敗で、すごく売れたからって生産ラインを
増やしちゃったんですね。だけど生産地偽装みたいなのがあったりで一気に人気が無くなって、
在庫を抱えてしまいました。
中国はメーカーよりも商品で選ぶ傾向があり、同じブランドのメーカーの違う商品を一生懸命、
売ろうとしても売れなかったりするんです。なかなか次のヒットを生むことが難しいです。

▽ 『中国について常にトレンドを追っていかないといけないですね』
WeChat、weibo、タオバオあたりを見てすごく出品が多いモノは売れてるなとかをチェックする
のが良いと思います。

▽ 『白川さん自身も売れそうな商品を見つけているんですか?』
見つける場合もあるし、向こうからこういうのある?という問い合わせの方が多いですね。
昔ほどヒット商品というものが減ってきている。超ど定番のモノはずっと発注が来ていますが。
例えば、ハンドソープとか洗剤みたいなものは、コンスタントに注文が来ます。
今、オムツは完全に値崩れしています。
中国の方も輸送費を考えると、とにかくいっぱい積めるものが良い。
なので、以前の狂想曲的なものは少し落ち着いた感はあります。
注文金額は多いですけど薄利多売になっています。
本当は単価の高いモノをやっていきたいと思うのですが、富裕層に限られてくるので、
中国国内での売り方が変わってくると思います。
国内だけだと価格競争になってしまうので物流は海外も対応できますよとやっていかないといけない。
海外対応もというサービスは、btob、btoc含め標準でつけていかないといけないと思います。
海外だとインボイス作ったり、パッキングリストとか商品マスタを英語にしなきゃいけないとかあるじゃ
ないですか、でもショップだとそこまでできないので。

▽ 『海外発送が以前の状態に戻る前に準備しておかないといけませんね』
はい。書類関係もそうですし、あと色んないわゆるDHLとFedExだけじゃなくて、
それ以外の格安LCCだったり、海外の複数キャリアと連携できる仕組み。
船もそうだし、そういったところフォワダーとつながるなど。
海外はDXでそういうのが既に普通になってきています。

日本ってまだ遅れてて、本当にやらないと日本のお客さんに配達しているだけじゃでは、
今後はもたないと思います。
地球の人口は60億人。ある意味マーケットの分母はどんどん増えているわけだから、
そこを目指さすためにもすぐにやった方が良いです。

このほかにも盛りだくさん、中国の物流事情について公開しています!

ご検討中の企業様は必見です!

それでは、白川氏流『中国への物流 注意すべきポイント』、ぜひお楽しみください!

「ECの未来」episode74 ポイント
今からしっかり準備を進める

~第74回 ゲスト~
白川久美(シラカワクミ)氏
withRiver 株式会社
代表取締役社長・コンサルタント

20年以上に渡り外資系IT,メディカル、エンタメ・アパレルブランドにおいてSCM・ロジスティクス部門の責任者を務め、
2003年からはアマゾン、楽天、ウォルトディズニー・ローソンなどで物流センター運営や配送オペレーションのマネージメントに従事。
またアマゾンのお急ぎ便など新規サービス中心メンバーと導入してきた。
2011年頃から米系アパレルメーカーで中国国内の物流責任者となりその後中国を中心に越境ビジネスにも従事。
2017年にwithRiver(株)を設立。ECビジネス・物流、越境ビジネスのコンサルティング事業を開始

~ECの未来 チャンネルMC~

柳田 敏正(ヤナギダ トシマサ)氏
株式会社柳田織物
代表取締役

1971年4月生まれ。
1994年法政大学卒業後、(株)バーニーズジャパン入社、横浜店にてメンズ全般の接客に従事。
1999年退社し(株)柳田織物に入社。
2002年オリジナルのシャツを販売する自社ECサイト「ozie」を開設し、BtoCへ進出。
2011年にOSMC(オンラインショップマスターズクラブ)最優秀実践者賞受賞。
2012年第4回エビス大賞 大賞受賞。
2013年4月代表取締役に就任。
2014年、六本木一丁目にショールームをオープン。
EC4店舗を運営。

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