海外向けネットショップで成功するクリエイティブチェンジとは?【episode152】

EC戦略・マネージメント編

今回ゲスト、セラシオジャパン 元最高協業責任者 小澤良介氏は、
米国ユニコーン企業の「セラシオ」日本法人創業メンバー、最高協業責任者をご担当され、退任後はエンジェル投資家として活躍されていらっしゃいます。

小澤さんに「EC事業のM&A」について聞いてみました。

▽M&Aしやすい業種やアイテムに特徴はありますか?

セラシオではホーム&キッチンやスポーツ&アウトドアの分野は確かにフォーカスしていました。
これらの分野がグローバルにスケールしやすい分野であることは間違いないと思います。
ただ私個人の目線として言わせていただくと、面白いものは、必ずしもその分野とは限らないし、世界的にヒットするブランドがその分野であるとは限らない。
分野に固執しすぎても鳴かず飛ばずで終わってしまうリスクもあります。
海外を攻めるときに何よりも大事なことは、クリエイティブチェンジの発想を持てるかどうかです。
国によってはコップに土を入れて花瓶にする国だってあるかもしれない。
考え方は様々です。
日本はすごく文化的で伝統工芸が盛んで、ありとあらゆるものを生み出している国の一つだとは思いますが、海外では必ずしも日本人が使うように使っているとは限りません。
ある意味、日本で売る時には固定概念があるが、海外に行ったら固定概念が無いところからスタートを切れる。
その発想をもって越境を始めるということも一つの手です。
Made in Japanだから良いという時代は確かに終わりつつあるのですが、やはり伝統的なモノや日本ならではの良さ、そういったところを丁寧に押し出していけば、まだまだ勝てる可能性はあると思います。
今は競争を求められる時代になっているのでプライシングというところも大事だとは思うのですが、隙間的なチャンスをモノにする為には常に越境を意識してプロダクトを考えていくことが大事になってくるかと思います。

▽目先にとらわれていたら、その発想は難しいですね?

そうですね。
どうしても目先の売り上げばかりに目が行きがちですが、やはり一番の問題は商品力であるというところに目を向けるのを忘れがちです。
売ることに必死になりすぎて開発の部分、モノづくりやクリエイティブの部分を見落としがちなのが、日本の特徴であったと思います。
日本はロジカルファーストな考え方で高度成長をした国だと思うのですが、ここ最近ではクリエイティブファーストな考え方で商品力ありきだからこそ売れるという流れです。
セラシオ社は社員が数千人いる中で20%がクリエイターです。このスタッフの配分は日本の企業ではあまり聞いたことがありません。
クリエイティブこそが商機の基本だと考えている会社が日本には非常に少ないです。
私自身もいろいろな会社からオファーを頂いて、顧問や役員をやらせていただきますが、その中で求められるスキルはクリエイティブな発想です。
商品をどうしたら売れていけるようなものにできるのか、どうやったら海外でウケるのか。
発想力そのものをしっかりとモノにできるている会社が少ない。
今でこそだいぶ縮まってきてはいるもののヨーロッパなどでは、クリエイターの平均年収は日本と全然違います。
日本ではデザイナーやクリエイターに対するフィーの設定はかなり低かった。
ここ最近は徐々に伸びてきているとは思うのですが、ここ最近の遅れをとってしまった理由の一つではないかと思います。
web2からweb3に移り変わる、今が絶好のタイミングなので、これからGAMAを追い抜いていく可能性のある企業はブロックチェーンとメタバース、この二つの分野でしっかりと突き抜けられた会社に限ってくるのかと思います。

▽小澤さんはECに限らず、今後はどういうことをやっていこう思っていらっしゃいますか?

18年間の多角的な経験を活かしていけることをやりたいです。
今までは一つの会社に集中して、ある程度スケールして売却するということをやってきたのですが、これからは色々な会社に対して投資をしたり、アドバイザーや顧問で入ったりということを何社かに渡って関わっていく中で、一社でも多く世界へ飛び出してく様な会社を増やしていきたい。
経営者と同じ目線で話をしながら会社の未来を構築していくような、そういったことを今後の人生ではやっていきたいです。
最前線に立つというよりは、誰かの片腕的に色々なお手伝いをしていけるような環境に身を置けたらと思っています。
カテゴライズして自分はここだけでやっていくという風にはしたくなくて、それがやはり自分自身のクリエイティブを最大限に生かしてかつ、自分自身も人生を楽しく生きていく上で、自分自身のウィルビーイングなのかと思います。

このほかにも盛りだくさん、ECのM&Aについて公開しています!
ECのM&Aをご検討中の企業様のご参考になるかと思います!
それでは、小澤流『EC事業のM&A』、ぜひお楽しみください!

~第152回 ゲスト~

小澤良介氏
セラシオジャパン
元最高協業責任者

1978年生まれ。明治大学卒。

2003年に創業したリグナ株式会社(家具インテリアのEC、製造販売、空間プロデュース業)を2022年に東証1部上場企業へ全株式を売却。その後、大手ラーメンチェーンでもある株式会社幸楽苑ホールディングス(東証1部 7554)の元社外取締役、ブランディング、コンサル会社でもあるTHE TRIGGR株式会社の代表取締役を兼任しつつ、米国ユニコーン企業の「セラシオ」日本法人創業メンバー、最高協業責任者となる。退任後はエンジェル投資家として活躍。

著書に「100%好きを仕事にする人生」「なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか」「ライフスタイルデザイン」がある。

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