2023年12月29日から1月11日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。
ご紹介するニュースは次の5つです。
1、ヤマト運輸、日本向けの越境EC事業者向けの新サービスを提供開始
2、食品通販の情報収集先は?力を入れたいSNSが明らかに
3、VALXがInstagramでライブ配信をスタート!
4、ステマ規制施行後の動向は?マーケ施策が慎重になるBtoC企業
5、生成AIで広告クリエイティブの作成を効率化
1.ヤマト運輸、日本向けの越境EC事業者向けの新サービスを提供開始
ヤマト運輸株式会社は、2024年1月11日から日本向けの越境EC事業者が利用できる日本向け海上小口輸送サービスの提供を開始しました。独自開発した海上小口貨物の輸入通関・保税システムを活用することで、韓国からは最短4日、中国からは最短5日で日本の購入者へ商品をお届けするとのことです。
韓国・中国発の場合のサービス利用の流れはこちらのとおりです。韓国・中国から、フェリーなどで大阪港・神戸港へ海上輸送し、独自のシステムを活用した通関・保税手続きを行うことで、日本の購入者に注文から最短4~5日でお届けできます。
2.食品通販の情報収集先は?力を入れたいSNSが明らかに
アイランド株式会社が運営する、お取り寄せ情報サイト「おとりよせネット」は、ユーザーを対象に食品通販に関するアンケート調査を実施しました。SNSを利用したプロモーションは食品通販でも重要な販促手法になっていますが、消費者が食品通販の情報を得ているSNSはInstagramが43%と最も高い結果になりました。次にXが41%、LINEが39%と1位と近しい割合で利用されています。
食品通販をする決め手として、「商品の説明」が51%と最も高く、「商品の画像」が46%、「送料無料・ポイントなどの特典」が41%という結果になりました。意外にも画像よりも説明が決め手になることが調査からわかっています。
3.VALXがInstagramでライブ配信をスタート!
フィットネスブランド「VALX(バルクス)」を展開する株式会社レバレッジは、2024年1月11日(木)より、新商品やお役立ち情報を紹介する「VALX LIVE!」の配信をVALX公式Instagramにて開始しました。
コンテンツ内容は、視聴者と今後の企画や新商品を一緒に考えたり、その場でできるオンライントレーニングを実施したりと参加型で楽しめるイベントから、各業界の専門家を招いて有益情報を発信したり、VALXを監修する山本義徳氏やVALXスタッフによる質問コーナーなどを実施する予定とのことです。
VALXではフォロワー数22万人超えの「山本義徳 筋トレ大学」というInstagramアカウントがすでにありますが、今回の取り組みはフォロワー数3,000人超のVALX公式アカウントにて行われます。どのようなライブ配信が行われるか是非ご覧になってはいかがでしょうか。
4.ステマ規制施行後の動向は?マーケ施策が慎重になるBtoC企業
株式会社レントラックスは、BtoC企業のマーケティング担当者、または、広告代理店の担当者100名を対象に、ステルスマーケティング規制に関する実態調査を実施しました。
調査によるとすでに対応を完了している方は全体の23%で、対応に向けて動いている方は13%と、合算しても4割に満たない状況になっています。
実際に対策をしているケースとして、最も多いのが「広告規制違反に関するチェック方法」、次いで「社員全員のステルスマーケティングについての正しい理解」と回答されています。
本調査により、意外にも対応を行っている事業者が少ないことがわかりました。まずはステマ規制がどのような規制かを確認し、社内への周知と基準を設けることが重要かもしれません。
5.生成AIで広告クリエイティブの作成を効率化
株式会社OneAIは、広告クリエイティブ生成AIプラットフォーム「OneDesign」を開発しβ版の提供を開始しました。
OneDesignは、生成AIの力を利用し、広告クリエイティブの作成プロセスを効率化し、CVR(コンバージョンレート)を最大化することができるプラットフォームです。広告クリエイティブの作成時間を大幅に短縮、効果的な広告制作を実現し、ビジネスの成長を後押しすることが期待されます。
商品情報を入力し、素材をアップロードすれば最短1分でバナーの生成が可能とのことです。今後、生成AIの活用が期待される中、実用的なサービスが展開されることで事業者の皆様の運用効率が上がって行くのではないでしょうか。
以上、ECの未来®NEWSでした。