2023年7月8日から7月14日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1.博報堂と三井物産が共同で「Earth hacks」を設立しデカボ社会を目指す
2.「SUZURI byGMOペパボ」が画像生成AI技術でグッズ作成が可能に
3.「スマート置き配」のライナフがパートナーを募集
4.”渋谷”に大型POP-UPストア『MEDIA DEPARTMENT TOKYO』がオープン
5.InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」が提供開始
1.博報堂と三井物産が共同で「Earth hacks」を設立しデカボ社会を目指す
博報堂と三井物産が共同で生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」を立ち上げました。「Earth hacks」では従来の製品と比較し、CO2の削減率が表示されるデカボスコアの提供など脱炭素化に向けたサービスの提供を行っています。
日本では、2030年度までの温室効果ガスを2013年度比で46%削減することが目標として掲げられています。この目標達成には家庭部門の排出量を66%削減することが必要であるといわれており、生活者が暮らしの中で脱炭素行動をいかに促進できるかが重要になってるようです。
Yahoo!ショッピング内に「Earth hacks Yahoo!ショッピングモール店」が開設され、それぞれの商品にはデカボスコアが記載されています。
現在、大手企業を中心に脱炭素化に向けた動きが活発になっていますが、この流れは今後中小事業者の方たちにも広がっていくことが予測されます。脱炭素社会に関する情報は環境省が公開している”脱炭素ポータル”にまとめられているので、ぜひご覧いただければと思います。
2.「SUZURI byGMOペパボ」が画像生成AI技術でグッズ作成が可能に
オリジナルグッズ作成・販売サービスの「SUZURI byGMOペパボ」は画像生成AIの「Stable Diffusion」と連携し、『スリスリAIラボ』という新機能の提供を開始しました。
「SUZURI byGMOペパボ」はパスコンやスマホから画像をアップロードするだけで簡単にオリジナルグッズを作成し、販売できるサービスなのですが、今回画像生成AIと連携したことにより、入力したテキストからイメージが作成されるようになりました。
7月10日時点では自分で購入して楽しむのみで、公の販売はできない状態になっていますが、AIの発達により変化する世界を体感できる発表だと感じて本ニュースを取り上げています。
3.「スマート置き配」のライナフがパートナーを募集
株式会社ライナフが提供する「スマート置き配」はオートロック付きマンション内でも置き配が可能になり、再配達削減による配送の効率化に寄与するサービスです。この「スマート置き配」を活用するパートナー企業の募集が開始しています。
パートナー企業の対象はEC運営会社と運送会社となっています。自社で配送網を構築している事業者様もいらっしゃるかと思います。オートロック付きのマンションだと宅配ボックスが設置されていることも多いかと思いますが、満杯になっていると受け取れませんし、1階のロビーに行かないといけないことを考えるとお客様としてもドア前に置き配してくれるようになるのは嬉しいですよね。
スマート置き配は、事業者の皆様の配送効率を上げ、お客様にもメリットを提供できる取り組みだと感じます。
4.”渋谷”に大型POP-UPストア『MEDIA DEPARTMENT TOKYO』がオープン
屋外広告の企画・制作・販売を手掛ける株式会社メディアデプトは7月12日、渋谷の宇田川町に大型POP-UPストア「MEDIA DEPARTMENT TOKYO」をオープンしました。スーパースポーツゼビオ渋谷公園通り店跡地でパルコの隣の建物ですね。
総床面積は3フロア合計で1,145㎡と広く、建物前の屋外(OOH)広告は450㎡超のかなり大きなものとなっています。ポップアップストアのみの利用、屋外広告のみの利用も可能なようです。
特に休日は人通りがかなりある場所なので、屋外広告とセットでポップアップストアを開催すると広く認知を得られそうな気がします。実店舗を持っていないEC事業者さんから、すでに店舗を構えている事業者さんまで幅広く活用できそうな施設ではないでしょうか。
5.InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」が提供開始
Metaは7月13日、InstagramとFacebookに利用できる「Meta認証」というサブスクリプションサービスの提供を日本で開始しました。
このサブスクに登録すると、「認証バッジ」「なりすましに対するアカウント保護」「アカウントサポート」「登録者のみが利用できる限定機能」4つの特典が受けられます。
登録はInstagram、もしくはFacebookから直接行うことが可能です。日本での料金は、iOSとAndroidでは月額1,990円、ウェブ上では月額1,592円となっています。
現時点でMeta認証を利用できるのは、利用資格を満たしている個人、もしくはプロフェッショナルプロフィールを利用しているクリエイターのみで、ビジネスプロフィールは申請の対象外となっています。
Instagramのアカウントを運用している事業者さんはなりすましアカウントに悩まされている方も少なくはないかと思うので、ビジネスプロフィールからの申請ができるようになるのが待ち遠しいですね。
以上、ECの未来®NEWSでした。