EC・ネットショップにおける「おせち料理」商戦とは?

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日本ではすっかりおなじみになったお節。
お節で新年を祝うのは日本の風習ですが、そもそもこのお節とはどのようなものか、皆さんは御存知でしょうか。

節といわれる季節の変わり目に神様に収穫を感謝する風習の「節供」が起源とされており、縄文時代の終わり頃に中国から日本に伝わり、様々な形を変えて受け継がれ、そして江戸時代に現代の形に近くなりました。

そして第二次世界大戦の終戦後にはデパートで我々がよく知る重箱入りのおせちが売り出されたことをキッカケに「おせち」という名称で売り出されたことで広く一般的に浸透されていきました。
現代ではおせち料理は伝統的なものだけではなく、洋風・中華風・和様折衷の料理が盛り込まれるなど、バラエティ豊かな商品が販売されています。

そして有名シェフや有名レストランのプロデュースによる商品など、高級感あふれる商品もあり、オンラインショッピング販売など、様々な方法でおせちを購入できる時代になりました。

さらに少人数向けの商品も展開されるなど人数や嗜好など現代に合わせて、おせちを買いやすくなっています。

また、自分で作ったものと購入したものを組み合わせて、重箱に詰めるなど、これからも様々な形へ変えて将来へお節料理は受け継がれていくでしょう。

前置きが長くなりましたが、今回はオンラインショッピングにおけるお節商戦についてまとめてみたいと思います。

消費税増税におけるお節料理は追い風なのか?

令和元年に行われた消費税増税により、重箱と料理が一体資産と見なされ軽減税率対象外となり税率が10%のものもあるも、大半が軽減税率対象で8%となるお節料理は、外食を控える要因にもなりえます。

また、新年の節目を祝うため、高額になりがちなお節料理とはいえ、働く女性が増えた現代、『おせちは作るものから買うもの』とニーズが変化していることもあり、おせちを買って自宅で過ごす人が増えやすいと予想されています。

こういった状況は、まさにオンラインショップを運営されておられる店舗様にとって、追い風といえるでしょう。

お節料理は作るものから買うものへ

上記でも述べましたが、現代のお節は昔のように作るものから買うものへと様相が変わってきています。

「自分好みのカスタマイズ」がトレンド化しており、料理を1品ごとに小分けにした「カップおせち」など、手軽にお正月気分を味わえる少量のものや、お一人様向けの商品も強化されています。

また、コンビニで数の子や栗きんとんなど1パック100円で買えるおせちが32種類販売され、ローコストで色とりどりのお節料理を楽しめます。

また、料理研究家による「洋風ワンプレートおせち」「おつまみおせち」など、いずれも、好きなものを必要な量だけ盛り付けられる特長を生かして、組み合わされています。

お節料理といえば昔は敷居が高いものでしたが、今では有名アニメとのタイアップや、重箱のデザインなどアイデア次第では売れやすくなりますので、自店舗でお節料理に適用できそうなものがありましたら、ぜひトライしてみてください。

お節料理の購入タイミングは

お節料理の購入タイミングですが、楽天のEC(Eコマース)によると、11月中が47.5%、12月が52.5%というほぼ半々の割合という結果が出ました。

これは、かってお節料理といえばお正月に食うものと思われていましたが、老舗料亭や洋風料理店などお節料理の注文先が多様化、店舗側もあらゆるニーズに応えるべく数量限定でユニークなお節料理を用意するようになった結果、秋ごろから店舗やメニューを発表、早めに予約注文する人も増えてきました。

さらに近年では「クリスマスおせち」はじめ、フードロスを出さない「好きなものだけおせち」、お一人さま向けの「1段おせち」など、お節料理の概念が変わってきていることも影響しているでしょう。

こういったユーザーのライフスタイルの変化に伴い、贈る相手のニーズに沿った商品を贈る体制が整っている現在、楽天市場では「お歳暮・クリスマス・おせち」関連商品の売上は、2016年から2018年の2年間で約1.3倍になっていることから、今年・来年もさらに増える見込みとなっています。そして「オフィスお節」や「ポ歳暮」など、さらなるサービスの拡大も見込めます。

自店舗でオンライン販売されている方は、ぜひこれを機にお節商戦に取り組んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

長い歴史を持つお節料理は現代のニーズに合わせてトレンドが毎年少しずつ変化しています。

「作る」から「買う」時代になった現代ですが、これからもお節料理は様々な形で変わっていくことが見られるため、従来の販売方法に固執するのではなく、様々なバリエーションを持った販売方法をみなしていくのが良いでしょう。

正月の節目を祝うお節料理、ぜひお客様が求めている需要とニーズを上手く組みあわせて、販売を作り上げていってください。

サヴァリはお客さまのニーズを拾い集めてマッチさせることを得意としておりますので、お悩みの方はぜひご相談くださいませ。

 

 

 

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