Instagramを使っている方であれば「より多くの方に自分の投稿をみてもらいたい」「企業のSNSを担当しているけどイマイチ効果が出ない」など、Instagram運用でお悩みを抱えている方にとってハッシュタグの知識は重要になります。
今回はInstagramのハッシュタグの選び方から効果的な使い方まで、Instagram運用には欠かせないハッシュタグのポイントをご紹介いたします。
ハッシュタグとは?
Instagramのハッシュタグとは、Instagram投稿のテキスト内にある「#◯◯」のことで、入力することによって、ハッシュタグページに自分の投稿が表示されるようになります。
たとえば、ネコを撮った写真の投稿に「#ネコ」というハッシュタグを付けると、ハッシュタグページで「ネコ」と検索した際にその投稿が表示されますが、これがハッシュタグの基本的な仕組みになります。
ハッシュタグを使う3つの理由
ハッシュタグを使った際のメリットを3つご紹介します。
いいね・新規フォロワー獲得が見込める
先述のようにハッシュタグとは検索ツールのようなものですので、このハッシュタグをうまく利用することによって、より多くのユーザーに自分の投稿を発見してもらいやすくなります。
InstagramにはTwitterのようなリツイートのような拡散機能がありませんので、いかにハッシュタグをうまく使いこなすかが運用の鍵となります。
さらに、ハッシュタグ検索を頻繁に行うユーザーは、ハッシュタグ検索から商品購入するなど何かしらのアクションを起こす可能性が高いことがわかっていますので、なんとなくで設定するのではなく、きちんと考慮して設定しましょう。
トレンドに乗っかかれる
話題になっているものや場所など、トレンドとなっているハッシュタグを付けることで多くのユーザーに自分の投稿をリーチできます。
また、それぞれのハッシュタグごとに「トップ」というタブがあり、毎週人気の投稿が表示されます。ここに表示されると、さらに多くのユーザーへのリーチが実現できます。
ハッシュタグをフォローできる
Instagramにはハッシュタグをフォローする機能がありますが、このハッシュタグをフォローすれば、そのハッシュタグが付いている投稿をタイムライン上で見ることができます。
最新のトレンドをキャッチアップしたいという方、企業のSNS担当で自社製品に関連のあるものをチェックしたいなど、頻繁にハッシュタグ検索を利用している場合はハッシュタグをフォローしておくと便利でしょう。
ハッシュタグの付け方
ハッシュタグを設定するとき、投稿のテキスト内に「#◯◯」と〇〇をキーワードに投稿のテキストへ入力することで完了しますが、ハッシュタグは完全一致のみ表示される仕組みになっているので、例えば「#メガネ」と「#眼鏡」はそれぞれ異なるハッシュタグとしてカウントされますので注意が必要です。
ハッシュタグの効果的な数と 最大個数
ハッシュタグは1つの投稿に最大30個まで付けることができます。
「具体的に何個のハッシュタグを付ければ良いか」に対しての明確な数字はありませんが、目安としては10個以上のハッシュタグを付けることをおすすめします。
ハッシュタグの選び方
投稿内容に沿ったハッシュタグを付けて、適切なユーザーにリーチされることが大切です。闇雲にハッシュタグを付けるのではなく、商材・写真とマッチしているものを使うなど、どういうユーザーに自分の投稿が届いて欲しいか考えてからハッシュタグを選定しましょう。
人気のハッシュタグばかり設定するのはNG
ハッシュタグには「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」の概念が存在します。
投稿の数が多いハッシュタグは「ビッグワード」、投稿の数が少ないハッシュタグは「スモールワード」、その中間が「ミドルワード」と定義されています。
ビッグワードを検索する人は多いぶん投稿する人も多いので、自分の投稿は目立ちません。
また「トップ」というハッシュタグ内で人気の投稿にも、競合が多いためなかなか掲載されませんので、自身のフォロワーの数をみながら、まずは「ミドルワード」「スモールワード」を中心にハッシュタグを選定して、確実に適切なユーザーにリーチさせられるよう意識しましょう。
競合や発信内容が似ているユーザーを参考にする
Instagram運用を上手に行っている競合の調査をすることで、適切なハッシュタグを判断する際の参考になりますので目を通しておくと良いでしょう。
自分の投稿がおすすめに乗りやすいハッシュタグを見つけよう
選んだ語句によっては、自分の投稿がハッシュタグの人気投稿に掲載されやすい場合があります。そのハッシュタグと自分の投稿との関連性が高かったり、有益なコンテンツとして認識されたりすればおすすめに乗りやすくなります。
繰り返しABテストを実施して適切なハッシュタグを見つけることで、そのハッシュタグで毎回上位に掲載され、関連性の高いユーザーに確実にリーチできるようになります。
ハッシュタグの有効活用方法
ブランドオリジナルのハッシュタグを作成する
ブランドオリジナルのハッシュタグを作成することによって、UGC(購入者がする投稿)が生じやすくなります。
これは自社商品を買ってくれたユーザーが、商品写真をブランドハッシュタグ付きで投稿することによって、作り込まれていないリアルな写真や感想が他のユーザーに届きます。
こういった投稿が増えるほど購入を検討しているユーザーにとって安心感を与え、購入を後押しする効果が生まれます。
ハッシュタグキャンペーンを実施する
UGCは購入を後押しする効果があるため非常に重要で、このUGCを多く生み出すためにもハッシュタグキャンペーンなどを実施しましょう。
ユーザーにとっては、あらかじめ選定されているハッシュタグを付けるだけでキャンペーンに参加できますし、企業側にとってもキャンペーンを実施していることがユーザーの投稿によってさらに拡散されるため、お互いに有益な施策になります。
さまざまなハッシュタグを組み合わせる
ハッシュタグを付けて投稿をしていくうちに「同じハッシュタグばかり使っている」という状況になってしまいがちですので、より多くのユーザーに自分の投稿がリーチするように、常に新しいハッシュタグを使い、適切なキーワードを選定していきましょう。
なるべくおすすめに乗りやすいハッシュタグを使い、インプレッション数(広告が表示された回数)を落とすことなく、新しいハッシュタグを見つけていきましょう。
ハッシュタグを複数付たい場合
ハッシュタグとハッシュタグの間に半角スペースを入れるか、改行することで複数のハッシュタグを付けることができます。
ご自身の設定したいハッシュタグを効果的に設定していきましょう。
ハッシュタグを付ける際の注意事項
差別的だったり、下品な内容のハッシュタグを付けてしまうと投稿が表示されなくなったり、シャドーバン(アカウント凍結)される可能性がありますので、使ってはいけないハッシュタグは必ず避けましょう。
まとめ
今回はInstagramのハッシュタグの選び方から効果的な使い方まで、Instagram運用には欠かせないハッシュタグのポイントをご紹介いたしました。
すこれまで大まかにハッシュタグを設定していた方も、今回の記事を機により自社の向上につながれば幸いです。