日本ではまだ馴染みの浅いShopifyを抑えておこう

モール運営ノウハウ

shopify

Shopify(ショッピファイ)というネーミングを聞いたことがあるEC店舗運営社様も少なからずおられると思いますが、そもそもShopifyとはなにか?

今回はモール型や独自型とは異なるShopifyについてまとめていきたいと思います。

Shopifyとは

Shopifyとは世界ではシェアNo1を誇り、世界175ヶ国で利用されているECサイト作成サービスで、開設ショップ数100万以上を誇り(2020年1月現在)、日本国内でも急速にその存在感を増しています。

Shopifyでは、通常の在庫がある商品はもちろん、コンテンツ・ダウンロード商材、ドロップシッピングなどの製品販売にも対応しています

2004年にカナダで創業、デザイン性とカスタマイズ性の高さで2017年には50万店舗だったストア数から2019年12月のわずか2年で100万店舗を超える成長率です。

Shopify成長の背景には、大型ショッピングモールでの運用に疲弊したEC事業者が、自社内でのECサイト運用のに対する意識が高まってきたことにあります。

自社ECサイト構築や既存サイトからのデータ移行が可能なShopifyは、現代のECサイト構築プラットフォームとして高く評価されています。

Shopifyの特徴・メリット

ShopifyをECサイトのプラットフォームに利用する際の大きな強みとして下記が挙げられます。

・豊富なアプリと高い拡張性
・ECサイトの運用が低コストで始められる
・サイトの構築や更新が簡単
・SNS連携対応しているため集客に強い
・越境ECに対応
・APIによるシステム連携で業務効率化を実現
・クラウド型(SaaS型)サービスで最新システムが利用可能

アプリが豊富で拡張性が高い

ShopifyはAPIを外部開放しており、多くのサードパーティによって拡張機能となる独自アプリが開発されています。

Shopifyのユーザーは、ShopifyのAPPストアからアプリを利用することにより、ECサイトのクオリティを常に高く維持することができ、これは他社のパッケージ型サービスと比較すると、大きなメリットでしょう。

低コストでECサイトの運用が始められる

Shopifyは初期費用なしで月額課金制を採用しており、同じクラウド型のECプラットフォームサービスであるfutureshopやショップサーブなどと比べ、月額利用料金および初期費用は比較的低くなっています。

決済手数料も最低水準で、長期的に大量の商品を販売することを考えた場合、Shopifyの利用がお得です。

また大規模サイトに耐えうるShopify Plusというプランにいつでもスイッチできるため、急成長したECサイトにありがちな、規模拡大の為の他のECカート切り替えも不要というのも会社にとって大きなメリットです。

サイトの構築や更新が簡単

Shopifyには「テーマ」と呼ばれる多様なデザインテンプレートが用意されており、HTMLやCSSなどの知識が無くとも、テーマは100種類を超えており、9つの無料テーマも存在しており、さらにサイトのデザインをカスタマイズできます。

在庫や配送の管理に関しても、独自の管理画面を用意されており、ECの売上や在庫もスマホアプリから簡単に管理でき、いつでもどこでも自社サイトの状況を把握することが可能です。

もちろん、ECサイトを始めるにあたり必要な決済システムも充実しており、クレジットカード決済やコンビニ決済、代引きだけでなく、Pay Pal(ペイパル)やAmazon Paymentsなどのネット決済も利用可能です。

SNS連携対応しているため集客に強い

SNS連携に対応Instagramやツイッターで直接商品を販売できる

Shopifyは各種SNSとの連携に対応しています。Instagramやツイッター・LINEなどで商品を直接販売することで販売チャネルを広げ、さらなる売上アップが見込めます。

越境ECに対応

Shopifyはデフォルトの設定で様々な言語や通貨に対応している為、他社のECプラットフォームと比較してスムーズに海外向けのストアをオープンすることが可能で、決済・配送なども対象国のニーズにあわせて設定することもできます。

APIによるシステム連携で業務効率化を実現

Shopifyが開放しているAPIでは、独自アプリの作成だけでなく、MAツール、タスク管理ツール、CRMなどの外部システムと連携することができるため、作業の効率が向上します。

例えばPOS連携を行えば、実店舗での在庫管理もShopify上から行えますし、CRMを利用すれば、顧客情報を一元管理できます。

API連携により、複数のタッチポイントとシームレスに融合することができ、ヘッドレスコマースを実現します。

クラウド型(SaaS型)サービスで最新システムが利用可能

Shopifyはクラウド型(SaaS型)のサービスで常に最新のサービスをユーザーに提供します。

これはShopifyがクラウド型であり、ウェブ上でデータが更新されるので、ユーザー側の作業を必要とせず、常に最新サービスを利用できます。

Shopifyのデメリット

多くのメリットを誇るShopifyですが、日本国内にローカライズしてからの日が浅いこともあり、いくつかの課題も存在します。

英語の文献が多い

Shopifyはカナダで生まれたサービスのため、最新情報が英語となります。
ただし最近ではサポートの体制も充実し、Shopify JAPANが本国の情報をローカライズ(和訳)してくれることが多く、コンテンツが理解できないといった問題は減りつつありますが、より最新の情報を常に把握したい場合、英語力が重要となります。

日本向けアプリが少ない
サードパーティアプリに関しては、まだまだ国内に開発会社が少なく、主要な開発会社は海外に多く存在する為、説明のページが英語が多いです。

利用方法を日本語で解説したブログも存在しますが、レビューの無い海外アプリの導入に抵抗がある方も少なくないでしょう。

また、日本では当たり前に利用されているポイントや定期購入などのアプリも提供している企業は少なく、今後の展開に期待するしかありません。

より改良するにはHTMLやCSSの知識が必要となる

Shopifyはデザイン性が高くシンプルで、プログラミングの知識が無くても簡単にテーマのカスタマイズが行えます。

さらに装飾や、サイト構築などの知識があれば、より一層サイトの価値を高めることができますが、テーマのテンプレートでは表現できない詳細を設定をしたい場合、HTMLやCSSといった知識が必要です。

なおShopifyアプリであるShogun Page BuilderなどのShopify アプリを使えば、プログラミングの知識なしにコンテンツの編集を自由自在に行うことが可能です。

Shopify Plusとは

Shopify PlusとはShopifyのグレードアップ版のようなもので、例えばEC事業者にありがちなのが、「サイトの売上規模が上がってきたために、ECカートを変更したいが、データ移行などの成約が多く、費用面・工数面ともに負担が大きい。」といった相談ですが、「Shopify Plus」に変更することで解決でき、無駄なカート変更でデータ移行などに手間をかけずに対応できます。

事業拡大を行いたい店舗様にとって取り組む価値は十分にあるといえるでしょう。

まとめ

Shopifyはまだ日本に流通しきっているとはいえないですが、EC事業者にとって今後のトレンドになることは間違いなく、さらに越境ECに取り組みたいグローバル事業者にとってはふさわしいツールです。

Shopifyに取り組みたいけども躊躇している方は、ネットショップ運営軽々ん豊富なサヴァリが諸々ご提案させていただきますので、ぜひご相談くださいませ。

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