ECサイトを運営する上で、売上アップにはデータ分析が必須とよく言われています。
しかし、実際はどうしていいのか、何から始めていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、ECサイトにおける分析の重要性をはじめ、ECサイトにおいて重要な分析指標となるデータをいくつかご紹介します。
ECサイトを分析することの重要性
ECサイトを分析することによって、どこに問題があるのか、その課題をはっきりとさせることができます。
例えば、アクセス数が低ければ、そもそもサイトを訪れている人が少ないということですので、まずは集客方法をあらためて考える必要があるということになります。
このように、ECサイトを分析することで、現状の課題を見つけることができ、その改善策を考えることができます。これらを繰り返すことで、コストを抑えたり、売上アップに繋げたりすることができるのです。
ECサイトで重要となる分析指標には、主に以下のようなものがあります。
訪問者数・PV数
訪問者数とは、その名の通り、サイトを訪れた人の数です。
PV数(ページビュー)はページが見られた回数のことを指します。
この二つはよく似ていますが、訪問者数は、一定時間内に同じ人が何度も訪れても1のままですが、PV数は同じ人が訪れた回数だけカウントされます。
つまり、同じ人が一定時間内に5回ページを閲覧すれば、訪問者数は「1」、PV数は「5」となります。
訪問者数とPV数を確認することで、毎日どのくらいの人がサイトを見てくれているのか、曜日によって変化はあるのか、時間帯によって変化があるのかどうかなども分かります。
よく閲覧されているページを確認することで、今注目されている商品を把握することもできますので、訪問者数とPVはしっかりと確認・分析するようにしましょう。
CV率(コンバージョン率)
CV率は、サイトを訪れた人の中で、どのくらいの人が購入まで至ったかという割合を指します。
このコンバージョン率が高ければ高いほど、売上を生み出す最適化されたECサイトであるということになります。
ECサイトにおいては、このCV率が売上に直結する指標となります。
また、どの流入元からのCV率が高いか、どのページのCV率が高いかを注視することで、次に効果的な一手を打つことも可能となります。
客単価
客単価とは、お客様一人当たりの平均購入額です。
客単価は、ECサイト全体の売上合計を、購入してくれたお客様の人数で割れば求めることができます。
一般的なお店でも客単価は重要な要素ですが、ECサイトも同様です。
客単価を上げることは、売上を上げるのにとても大切な要素ですので、定期的に確認するようにしましょう。
以上、ECサイトで重要となる分析指標についてご紹介させていただきました。
今回ご紹介させていただいた3つ以外にも重要な分析指標はありますので、少しずつ理解し、ECサイト運営に活用していきましょう。