楽天市場の出店、運営にかかわる費用・集客方法

モール運営ノウハウ

楽天市場といえば日本で最大級のECモールで出店数も最大級を誇ります。
また、アクセスアップなども楽天市場が対応しているので、店舗様にとっては商品の販売に専念できますが、誰しも出店できるわけではありません。

楽天への出店を悩まれている方はぜひ参考にしてください。

楽天市場への出店にかかる費用

楽天市場は1997年にスタート、いまやAmazon、Yahoo!ショッピングと並び、日本のEコマース市場を引っ張る存在であるモール型ECサイトとなりました。

この楽天市場に出店する場合、4つの選べる出店プランがあります。

がんばれ!プラン

初心者におすすめの出店プランで、月額の出店料は19,500円と、1年契約のプランの中では最安値。

・月額出店料 19,500円
・システム利用料 3.5~7.0%
・商品登録数 5,000アイテム
・画像登録数 500MB

スタンダードプラン

月商132万円以上を目指すショップにおすすめ。
月額の出店利用は50,000円と高額であるもの、システム利用料が低めなのでランニングコストでみるとお得です。

・月額出店料 50,000円
・システム利用料 2.0~4.5%
・商品登録数 20,000アイテム
・画像登録数 5GB

メガショッププラン

商品アイテム数が多く、画像もたくさん登録したい場合の選択肢はメガショッププラン一択です。
月額出店料は10万円と4プランの中では最も高額であるもの、登録可能商品数と画像容量が無制限になります。システム利用料は月間売上高の2.0~4.5%とスタンダードプランと同じです。

・月額出店料 100,000円
・システム利用料 2.0~4.5%
・商品登録数 無制限
・画像登録数 無制限

ライトプラン

上記と異なり3か月契約のプラン。
販売期間を短くするキャンペーン商品の売り出しなどにおすすめ。

・月額出店料 39,800円
・システム利用料 3.5~5.5%
・商品登録数 5,000アイテム
・画像登録数 500MB

楽天には料金シミュレーションがある

楽天の出店案内ページには、月額費用のシミュレーターが用意されていますので、自社の目標月商と予想客単価を入力することでランニングコストを算出できます。

楽天市場の様々なシステム手数料まとめ

楽天は出店料とは別にさまざまなシステムなどの利用料が発生しますので、これもシミュレーターを活用しましょう。

・システム利用料はPCとモバイルで別々
・楽天ポイント
・取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料
・楽天スーパーアフィリエイト
・R-Messe(アールメッセ)利用料
・楽天ペイ(楽天市場決済)の利用料
・R-SNS、R-Mail、海外販売サービスなどオプションサービス利用料

楽天市場へ出店と開店するまでの流れ

楽天市場への出店は、自社だけでの集客力に不安のある企業・ショップにとって最適な販売プラットフォームです。
楽天市場に出店するには、以下の4つのステップを踏んでいきます。
1.Webから出店申し込み
2.RMSアカウントが開設されたら利用開始
3.開店準備と開店前審査を受ける
4.審査完了後、運営スタート

出店作業が難しい場合は出店代行を

楽天出店作業が難しいという場合は、出店代行業者を利用してみましょう。
出店作業だけでなく運営にあたっての業務や広告出稿、マーケティング施策などを請け負ってくれる業者もあります。
もちろんサヴァリでも請け負っています。

楽天市場の出店審査に落ちる理由

楽天市場は幅広い規模のショップの出店を受け入れていますが、開店前審査に落ちるケースもありますので、あらかじめ出店基準おさえてクリアできるようにしましょう。

楽天市場の出店審査は厳しい

楽天市場は日本最大級の知名度を持ったECモールのため顧客からの信頼を得るためにも出店しているショップにも一定のクオリティを要求されます。

個人の副業による出店は不可

本業のある個人が副業として出店することは認められませんが、これは楽天市場だけでなく、ほかのモールでも同様です。
ただし開業届を提出している個人事業主の場合、ほかの条件審査に引っかからなければ出店が可能です。

取り扱う商材は禁止商材に含まれている

楽天ではショップの取り扱い商材に禁止項目を設けているため、法令違反となるものや、危険物、モラルに反するものなど細かく取り決められています。

その他注意点

まったくの知名度のないブランド、販売実績がない商材で出店は厳しいでしょう。
事前に楽天よりも審査基準の低いモールなどに出店して実績を積んだり、SNSでブランドの認知度を上げたりといった工夫が求められます。

楽天市場の運用方法

ネットショップで効率的に売上を作るには、ECマーケティングの考え方を用いてPDCAを回していくことが必要で、楽天市場では、この運用面での施策管理もしやすい環境が整っています。

RMSを使い分析をおこなう

RMS内には「店舗カルテ」というショップの分析レポートを見られる画面があります。
楽天市場は売上の公式として、「アクセス人数×転換率(購入者数÷アクセス人数)×客単価」という計算式を挙げています。転換率は一般的にCV率とも呼ばれるものです。

店舗カルテではこのアクセス人数、転換率、客単価を見られるだけでなく、新規顧客とリピート顧客の割合や流入経路、良く売れている商品、PCとスマホどちらからより多くアクセスされているかなどを調べられますので自分のショップの顧客に適した施策を講じていきましょう。

分析後は問題点の改善を行う

たとえばアクセス人数が伸び悩んでいる場合、ユーザーの商品検索にきちんとページが引っかかっていない可能性がありますので、対策が必要であったり、アクセス数が良くても転換率につながっていないのであれば、ユーザーの購買意欲を削いでしまう要因があるということ。

これらの問題点を見つけたら、どのようにすれば改善できるのか?の施策を練っていきましょう。

楽天市場の退店率は高い

退店を余儀なくされる1番の理由は、売上が赤字に転じてしまい、サイト運営が立ち行かなくなってしまうことです。

必要な経費の算出ができていなかったり、商品価格の付け方が適正ではなかったり、PDCAがうまく回せていなかったりすると顧客離れが起き、サイト売上が伸び悩む結果となります。

楽天市場でのネットショップ運営を成功させるコツ

売れ筋商品を用意、商品ページを充実させる

集客力の高い主力の商品をフックとして用意する手法があります。
サイトのページに訪問してくれたユーザーを引き泊まるためにも入り口となりうるページの体裁や情報の充実度を高めていきましょう。

楽天市場外から入るようSEO対策を行う

ユーザーのほとんどはGoogleやYahoo!の検索エンジンを使って商品を探しに来ます。
楽天市場に出店しているショップも、その検索に引っかかるようにSEO対策を行わなくてはいけません。

このSEO対策をおろそかにしていると、アクセスアップは難しいでしょう。

ユーザー目線のユーザビリティ改善

サイト運営で欠かせないのが、常にユーザーの視点を持っておくことでしょう。
ユーザーにとって使いにくいサイトは、そのぶん販売チャンスを逃してしまいます。
綺麗に作られたサイトであってもユーザビリティが低いと売上は伸びにくいので、ユーザー目線を忘れずに、サイトの改善点を見つけていきましょう。

まとめ

楽天市場は日本を代表するモール型ECのため、手数料諸々ふくめ、決してその出店ハードルは低くない分、出店は大きなメリットがあります。

サヴァリは諸々の楽天市場出店をお手伝いさせていただいた経験を豊富に所持しておりますので、ぜひご相談くださいませ。

 

 

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