【2024最新】教えたくない!SEO対策で売上を上げるために重要なこと【検索対策・EC・ネットショップ・アルゴリズム】

EC戦略・マネージメント編 EC支援サービス編 集客施策(SEO・広告)

SEO対策!網羅性はもう古い。重要なのは検索意図

今回ゲスト、ナイル株式会社 青木 創平 氏は、Webコンサルタントとして大規模ECサイトから、BtoBサービスサイト等をご経験され、現在はインハウスでマーケター、インサイドセールス業務を実施されていらっしゃいます。

青木氏に『SEO対策』についてお伺いしました!

▽SEOのトレンドは

2000年頃から20年来、権威性などE-E-A-Tに沿って検索する人すべてに返せるように網羅的に内容を抑えていくものでした。
しかし2023年の後半ぐらいからシンプルにその検索キーワードに応えるコンテンツが上位に表示されやすくなっています。
例えば値段が高いや匂いが気になるなどの本音ベースで書かれている一般のユーザーが書いたフォーラム系サイトの、まさにドンピシャの回答が比較的順位がつきやすくなるという動きが最近あります。
今までであれば1つの記事やページですべてを抑えるといった動きだったのが、各クエリごとに適切なページを出していくようなさらに細かい動きが必要になってきました。

▽ユーザーの本当に欲しい情報

ECサイトでは服を買った人は専門家ではないが、その人が買った経験は専門以上の価値を持つという考え方もできます。
既にマーケットで認識されている商品では、自社の検索されるキーワードと照らし合わせながらフォーラム系のコンテンツが役に立つケースが多いと思います。
あるいはユーザーが欲しい情報をベースに自由に書くというのもあります。
例えばショップの店員さんに、実際の着心地や使用感をユーザー目線で書いてもらうのも有効だと思います。
アパレルであればユーザーの身長、体重と同じ人の写真、レビューなどはまさにそういった情報です。

▽SNSも見るべき?

ユーザーも疑ってかかる癖がついているので、公式情報を見た上で例えばXで着心地などのレビューを検索するケースも大いにあるので、SNSでどういう情報が出てるのかを把握して、場合によってはそういったコンテンツを自社のnoteでも発信してみるのなどもありだと思います。
サーチエンジン以外にもユーザーはX、Instagram、TikTokを検索しますから、Googleも1つの中のツールでしかないと言えます。
Googleで基本情報などの実物を抑えながら、他のSNSのツールで世間の反応やどう見えるのかなどを抑えていき、最終的にまた戻ってきて買うといった動きもありますので、各チャネルを抑えるのも重要だと思います。
広義のSEOとしてSNSも抑えるべきです。
ユーザーは実際に売れてるものが欲しいというよりは、人気なもの、良さそうなものがやはり欲しいという感情がありますね。
SNSで検索して全く出ないものよりもキャンペーンでバズったりしていると良さそうと思う人もいると思うんです。
ぜひそのあたりにも目を向けて、他のツールも絶対検索しているだろうという目線は持っておくといいです。

▽SNSでの発信の仕方

最初はなるべく楽にした方がいいと思うので、新商品をリリースした時に投稿することから始めたらいいと思います。
やっぱりSNSチャネルに情報が出てくるということは強いと思います。
実際に着こなしなどのコーディネート系を見るようになりました。
トップスとボトムス2つ買ったんですが、それも着合わせのところを見てつい買ってしまったという感じでした。
何を買っていいかわからないときは、やはりイメージしやすいものから買うというのも事実です。

▽はずせない『指名検索』対策

SEOの激選考を乗り越えて自社の製品を買ってもらえたとして、目指すはやはりリピート購入ですね。
指名検索とは『自社のブランド・自社名+〇〇』といった検索ですが、対策できない人がまだまだ多いと感じています。
1つ盲点は、順位は簡単についてトップページが出てくるんですが、例えば『料金』などのキーワード、ユーザーが欲している情報がトップページにないとユーザーは離脱してしまいます。
ユーザーが自社・自社の製品を想起している状態で検索しているキーワード全部、例えば型番やちょっと対応しづらいネガティブ系のキーワードなどもすべて指名検索と捉えて、自社の指名検索対策をするべきです。
さらにこの検索をする人は多分ここも見たいだろうといったところまで作業して内部リンクの設定をできると、離脱せずに自社サイト内で回遊してくれて、おすすめを買っていたというところを目指せると思います。
自社サイトで買ってもらうための対策はしておられると思うんですが、実はそこに来ようとしてる人、その中で漏れてしまっている人を想定した対策はもっとできると思います。
ユーザーの検索意図というのをもう1回考えていただきたいと思います。
高価な買い物になると型番を検索するようなことがあったりするので、それらの見落としがないか確認してほしいです。
自社製品を知ってくれて興味を持っている人へのアプローチ、SEO対策だけでも十分に効果は出ます。
最近は順位をとってもクリックされない可能性があり、従来のSEOに比べてさらに難度が上がっています。
そんな中、自社に関連するキーワード対策はしっかりしましょう。

この他にも盛りだくさん、SEO対策について公開しています!
自社ECサイトをお持ちの企業様のご参考になるかと思います!
それでは青木氏流『SEO対策』についてぜひお楽しみください!

~第234回 ゲスト~

青木 創平 氏
ナイル株式会社
マーケター/SEOコンサルタント

著書「10倍はかどるSEOの進め方」
Webコンサルタントとして大規模ECサイトから、BtoBサービスサイト等を経験。100ページを超えるSEOガイドライン執筆など技術的SEOへの造詣が深い。現在はインハウスでマーケター、インサイドセールス業務を実施する。

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