今回ゲスト、アイランド株式会社、粟飯原 理咲 氏は、「おとりよせネット」「フーディストノート」「朝時間.jp」などを運営。公式SNSフォロワー数は合計約700万人(2026年3月現在)。食品・飲料・地域ブランドのSNSプロモーションや運用支援を多数手掛けられています。
粟飯原氏に『AI時代のファンコミュニケーション』についてお話をお伺いしました!
▽AI時代のSNSの使いかた
AI時代だからこそSNSは重要なキーポイントになってきています。AIに質問をした時に大体3、4件をお勧めされることはユーザーにとっては心地よい選択体験だが、店舗側やブランド側はそこに入るのは激戦区なので、いかにAIに選ばれなくてもSNSでお客様と直接繋がることがすごく大事になるわけです。どのSNSかで見る人も違うし、見る人の求めるものが違うと考えています。それぞれが国のようで、TikTokはフェスの国、Threadsは共感の国、Instagramはセンスの国、YouTubeは学びと投資の国のように。同じコンテンツをその国のモードやテイストにちょっとずつカスタマイズして出せると1番いいと感じています。例えばお料理のコンテンツで言うと、Xの人たちは自炊が苦手みたいな人たちも多いから、もうレンチンでできる、ワンパンでできるとか、レシピを140文字以内にしたり、イラストレシピとかのコンテンツを出すし、Instagramだったらやっぱりリール動画がすごくヒットしやすいので、動画の導入でぱっと驚きがあるようなレシピを出すしたり、ストーリーを作ったり、ある程度コンテンツの出し分けをしています。また複数のSNSで同時に投稿しないで、複数のSNSで時差を設けて投稿すると効果的です。もうすでに他で人気があったり、他で話題のコンテンツが安心とか信頼できるという気持ちがあり、違う国で話題になっていたりすることを知りたい!といった気持ちがあるのだと思います。それから、SNSのAI精度はものすごく高いので利用する価値ありです。しっかりコンテンツはつくりつつも、SNSのアルゴリズムの方でAIの力を借りて面で広げることが必要です。
▽SNSで届けるべき3つの発信
SNSは発信したい人たちが大勢集まっているプラットフォームだから、コラボレーションで発信し認知を広げることができるのが利点です。3つの発信内容が大事だと思っているですが、1つ目はブランド自身が商品の特徴やブランドのストーリー、顧客の悩みに対する解決策などを伝える「公式の発信」。2つ目が信頼や人気を持つ人が商品をおすすめする「推奨の発信」、3つ目は、実際の利用者が商品を使った感想やリアルな体験、クチコミを投稿する「体験発信(UGC)」です。「推奨の発信」「体験発信」が大事なのはあまり気づかれていないと感じています。もともと私たちは2015年Instagramの創世期ぐらいにインフルエンサーを応援するサービスを運営していたのですが、いろんな方とコラボレーションすることで自社サービスが伸びてきたのです。インフルエンサーとの協業は、新規顧客の獲得だけでなく、商品の魅力を伝える方法を学ぶ貴重な機会にもなります。自社ではトマトを切る様子などを発信していたテーブルナイフを、あるインフルエンサーは、クリームチーズが奇跡的にキレイに切れると紹介し、その投稿が大きな売上につながりました。日頃からフォロワーと向き合うインフルエンサーだからこそ、商品の魅力を顧客目線で切り取り、伝えることができるのです。企業側もその視点から学び、自社の商品紹介や記事制作に生かすことができます。インフルエンサーは毎日そのフォロワーに向けてコンテンツを考え、作り出して、数値を見て、その振り返りをしているので、正にクリエイターであり、ものすごくマーケターでもある方々なのです。インフルエンサーを単なる広告の依頼先として捉えるのではなく、互いを尊重し、対等な立場で協力することが大切です。アンバサダープログラムなどを通じて、ブランドと一緒に盛り上げてくれる人々を育てていくことも、ファンづくりにつながると考えます。
~第370回 ゲスト~
粟飯原 理咲 氏
アイランド株式会社
代表取締役
「おとりよせネット」「フーディストノート」「朝時間.jp」などのウェブサービスや、キッチン付きイベントスペース「外苑前アイランドスタジオ」を運営。自社サービス公式SNSフォロワー数合計約700万(2026年3月現在)。食品・飲料・地域ブランド等のSNSプロモーション・公式SNS運用等を数多く手掛ける。
https//www.ai-land.co.jp/
EC運営に役立つ資料が満載!
EC運営に役立つセミナーを毎月開催中!
当社のEC運営代行サービスについて

