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- 2024年8月1日から8月8日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、ヤマト運輸、新たな配送方法の提供を発表
2、タレント VS インフルエンサー、影響力が強いのは?
3、Amazon、日本のラストワンマイル配送に250億円以上を追加投資
4、ZOZOTOWN、ゆっくり配送を8月5日より本格導入
5、【ユーザー調査】リスティング広告を避ける人は何%?
1.ヤマト運輸、新たな配送方法の提供を発表
ヤマト運輸株式会社は、事前に専用資材を購入するだけで、全国一律420円でA4サイズ相当・厚さ3㎝以内の荷物を送ることができる新商品「こねこ便420(こねこびんよんにーまる)」の発売を発表しました。2024年8月26日(月)から、東京都を皮切りに専用資材の販売を開始し、順次全国で販売を開始する予定です。
ヤマト運輸はこれまで、小さな荷物を送りたいニーズに応えるため、「宅急便コンパクト」や「クロネコゆうパケット」などの小型配送商品を提供してきました。一方で、「サイズや届け先が決まるまで料金がわからない」「荷物発送時の支払いが面倒」という声が挙がっていたとのことです。
こねこ便420はこういったニーズに応えながら、自宅やオフィスへの集荷にも対応するといいます。宅急便と一緒に発送することができ、最短翌日にお届けと、小型の配送を必要とする事業者さんにとっては嬉しいサービスになりそうですね。
2.タレント VS インフルエンサー、影響力が強いのは?
『僕と私と株式会社』は、全国のZ世代・ミレニアル世代を対象に、SNSにおけるタレント・インフルエンサーの影響度に関する意識調査を実施しました。
タレント・インフルエンサーのフォロー状況を聞いたところ、半数以上のZ世代がタレント・インフルエンサーをフォローしている一方、ミレニアル世代はいずれも過半数を割っていることがわかりました。
特にインフルエンサーに関しては、ミレニアル世代の66.7%が「誰もフォローしていない」との回答に。世代を問わず、フォローしている人数はタレント・インフルエンサーともに「1~9人」という回答が最も多かったものの、フォローする対象としてタレントのほうが多い傾向にあります。
タレント・インフルエンサーの投稿がどれくらい商品・サービスの購入に影響しているかを聞いたところ、Z世代のほうがミレニアル世代よりもタレント・インフルエンサーの影響を受けやすいことがわかりました。
「影響を受けることはない」と答えたのは、Z世代では30%台だったのに対し、ミレニアル世代では50%を超える結果に。
タレントとインフルエンサーで与える影響に大きな差はみられませんでした。
3.Amazon、日本のラストワンマイル配送に250億円以上を追加投資
Amazonは、ラストワンマイル配送とドライバーの働き方に関わる施策の拡大に、2024年は従来の投資額に追加して、さらに250億円以上を投資することを発表しました。Amazonは、高い安全性、信頼性と先進性、そして革新性を持つ物流・配送ネットワークの構築のために、ここ数年間で毎年、数千億円以上の投資を行ってきました。2024年も同等額の投資を行うとともに、追加投資の目的としてラストワンマイル配送ネットワークの構築の強化を挙げています。
直近、Amazonは羽田・北海道間で毎日航空輸送利用を開始し、翌日配送を全国47都道府県へ拡大しました。今後の展開にも期待が高まります。
4.ZOZOTOWN、ゆっくり配送を8月5日より本格導入
株式会社ZOZOが運営するファッションEC「ZOZOTOWN」は、お客様が通常配送よりも余裕のあるお届け時期を選択できる「ゆっくり配送」を、8月5日(月)から本格導入しました。
ゆっくり配送は、商品注文日の7日後から10日後までに発送する新たな配送の選択肢で、注文から発送までのリードタイムが通常配送に比べ最大で6日長くなります。働き方改革関連法の施行による「2024年問題」への対応として、2024年4月に試験導入を実施したところ、「注文のおまとめ」促進による配送件数の削減や、繁閑に応じた発送作業の分散による配送の効率化などの効果を確認できたことから、この度の本格導入に至りました。なお、利用者別では30代から50代の女性のお客様に、地域別では北海道在住のお客様がゆっくり配送を多くご利用しています。
5.【ユーザー調査】リスティング広告を避ける人は何%?
トゥモローマーケティング株式会社は、「リスティング広告に対する意識」について、20~54歳の全国の会社員に向けて調査を実施しました。
リスティング広告について「検索上位に出てくるスポンサーや広告とついている検索結果」だと説明した上で、クリックするかどうかの質問に対する回答は、「クリックしないようにしている」が48%と最も高い結果となっています。反対に、「関係なくクリックしている」と回答した人は5%とかなり低い結果となりましたた。
クリックしないようにしていると回答した87名に対して、その理由を聞いたところ最も多い回答は「興味がない」でした。また、次に多い「怪しいから」の中には、詐欺サイトかもしれないとの回答も見受けられています。
半数近い方が意識的にクリックを避けている一方、半数の方がクリックをすると回答しています。
以上、ECの未来®NEWSでした。