【ECの未来®NEWS】Instagramがライブ広告で購買導線を広げる!2026/6/12-6/18

      1. 2026年6月12日から6月18日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

    本日ご紹介するニュースは次の5つです。
    1、Instagramがライブ広告で購買導線を広げる
    2、エージェンティックコマースで3人に1人がAI購買へ
    3、TikTok ShopがGMV19.3億円で過去最高を更新
    4、ZOZOTOWNがWEAR動画で学びと購買をつなぐ
    5、公式アプリが購入頻度を約3割押し上げる

    1.Instagramがライブ広告で購買導線を広げる
    Metaは6月17日米国時間、Instagramにライブ動画広告を導入し、Facebookでも同広告の提供をグローバルに拡大すると発表しました。背景にあるのは、信頼するクリエイターの投稿や日々の会話を通じて商品を発見する購買行動の広がりです。Metaのアプリでは、世界で35億人以上がAIを活用したディスカバリーエンジンによる商品やコンテンツとの出会いを体験しているとしています。今回のアップデートでは、企業やブランドがライブ動画を広告として訴求し、新たなオーディエンスにリーチできるようになります。Facebookではライブ動画広告とライブショッピングツールを組み合わせ、視聴者が配信を離れずに商品閲覧や価格確認、購入検討を行える設計です。さらに、日本を含む22か国・地域で、Instagramの商品タグ付けがアフィリエイトリンクに対応します。クリエイターはリール動画やフィード投稿で商品を紹介し、リンク経由の購入に応じてコミッションを得られます。広告主にとっては、商品データとクリエイティブをもとに、MetaのAIが最適な広告を届ける流れが強まり、SNS上の発見を購買へつなぐ導線整備が一段進む内容です。

    2.エージェンティックコマースで3人に1人がAI購買へ
    Checkout.comは、エージェンティックコマースに関する最新調査を発表しました。エージェンティックコマースとは、AIエージェントが消費者の代理として商品の検索、比較、購買などを行う新しいコマース形態です。調査では、消費者の3人に1人にあたる33%が、1年以内に自身の購買行動の10%以上がAI主導になると予想していることが示されました。一方で、普及の前提となる信頼には課題も残ります。消費者の24%は「購買をAIに委ねることは決してない」と回答し、27%はAIショッピングエージェントの運用を任せられる組織は一つもないと答えています。AIに任せてもよい金額は、6市場平均で1回の購買あたり177ポンド、約3.4万円でした。安心して利用するための条件としては、支出上限の設定が30%、即時取り消しが29%、容易なキャンセルが28%と上位に挙がっています。また、委ねやすいカテゴリーは食料品が41%、日用品が31%と、低リスクで繰り返し購入する領域が中心です。AIが比較やブランド選択に関与する時代に、EC事業者は商品情報だけでなく、権限管理やキャンセル、返金まで含めた信頼設計が問われます。

    3.TikTok ShopがGMV19.3億円で過去最高を更新
    Kalodata Japanを運営する株式会社Kalowave Japanは、2026年6月8日から14日の日本国内TikTok Shop市場に関する調査結果を発表しました。同期間のGMV、流通取引総額は19.26億円となり、前週比38.99%増を記録。過去最高を更新した背景には、公式キャンペーン「LIVEデー」の実施が大きく影響したと分析されています。GMVの伸びに連動して、販売件数も97.25万件で前週比40.94%増、売上が発生した商品数は99,883件で71.66%増、稼働ショップ数は15,784店舗で37.86%増となりました。直近4週間の推移を見ると、5月18日週の売上高10.63億円から、6月8日週には19.26億円まで拡大しており、短期間で市場の熱量が高まったことがわかります。カテゴリー別では、美容・パーソナルケアが3.05億円で首位、レディースウェア・インナーが2.79億円、食品・飲料が2.03億円と続きました。ライブ配信の盛り上がりに加え、夏季向け商材への需要が伸びを後押ししています。TikTok Shopは、コンテンツの視聴体験と即時購買が結びつく市場として、事業者の参加意欲をさらに高めそうです。

    4.ZOZOTOWNがWEAR動画で学びと購買をつなぐ
    株式会社ZOZOは、ファッションEC「ZOZOTOWN」において、ファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO」のノウハウ動画との連携を6月16日から開始しました。これにより、WEARに投稿されたファッションやメイクの短尺動画を、ZOZOTOWNアプリ上でも視聴できるようになります。ノウハウ動画は、単一アイテムの着回し提案、シーン別のコーディネート、メイクの悩みを解決するハウツーなどを投稿・閲覧できる機能で、2024年5月にWEARで提供が始まりました。今回の連携では、WEARISTA、WEAR youth公認ユーザー、ショップスタッフによる動画がZOZOTOWNアプリ内にも表示されます。ユーザーは、実際の着こなし方やメイクのポイントを動画で学びながら、自分の利用シーンを具体的にイメージして商品を探せます。動画内で紹介された商品はZOZOTOWNで販売されており、気になる商品ページへスムーズに遷移できる設計です。単なる商品一覧では伝えきれない使い方や組み合わせの文脈を届けることで、ECとコンテンツをつなぐ購買体験の強化につながります。

    5.公式アプリが購入頻度を約3割押し上げる
    Repro株式会社は、2026年5月18日から19日にかけて、一般消費者1,854名を対象に「店舗・サービスの公式アプリについての消費者調査」を実施しました。対象は、日常的に利用するスマートフォンに、小売、百貨店、アパレル、飲食、金融、サービスなどの公式アプリをひとつでもインストールしている人です。調査では、公式アプリをインストールした後に、店舗・施設での購入やサービス利用頻度が増えたと答えた人が28.6%にのぼりました。さらに、62%が起動するほど得をする仕組みを求めており、ゲーミフィケーションや経済的インセンティブが、日常的な起動を促す手段として有効であることが示されています。一方で、AIチャットやAI検索の普及により、消費者が他の商品やサービスを見つけやすくなっている点も見逃せません。AIの活用で、愛用品やサービスからの乗り換えへの抵抗感が薄れた人は41.8%。その中でも、公式アプリのポイント・特典が継続利用の理由になり得ると答えた人は63.9%でした。公式アプリは、比較されても選ばれ続けるためのCRM基盤として重要性を増しています。

    以上、ECの未来®NEWSでした。

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