【ECの未来®NEWS】楽天市場がAIでセール回遊を強化し購買体験を刷新!2026/5/28-6/6

      1. 2026年5月28日から6月6日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

    本日ご紹介するニュースは次の5つです。
    1、楽天市場がAIでセール回遊を強化し購買体験を刷新
    2、Z世代の3割が中古品を第一候補に選び購買常識が変化
    3、HIKAKIN商品が発売1週で首位独占しファン消費を可視化
    4、若年層の服選びはEC購入が主流に 実店舗離れが進行
    5、返答遅れで64%が購入断念 接客スピードが売上を左右

    1.楽天市場がAIでセール回遊を強化し購買体験を刷新
    楽天市場は、2026年6月4日20時から開催する大型セールイベント「楽天スーパーSALE」において、AI技術を活用した買い物体験の強化を図ります。今回の中心となるのは、「Rakuten AI」を搭載したAIコンシェルジュと、ユーザーごとの関心に合わせて商品を提示する「ディスカバリーレコメンデーション」です。AIコンシェルジュでは、ユーザーが用途や予算をテキストまたは音声で伝えることで、膨大なセール対象商品の中から条件に合う商品を探しやすくなります。たとえば、キャンプ用品や子ども向けの水遊びグッズなど、目的がある買い物に対して会話形式で候補を絞り込める点が特徴です。さらに、ショップ買いまわりの活用方法など、セール攻略に関する相談にも対応します。一方、楽天市場アプリの「探す」タブでは、商品画像や動画、商品ページ情報をもとに、ユーザーの潜在的な関心に合った商品を表示。目的買いだけでなく、新しい商品との出会いを促す設計です。楽天グループはビジネス全体でAI活用を進めています。EC事業者にとっても、検索される前の商品接点をどうつくるかが、今後さらに重要になりそうです。

    2.Z世代の3割が中古品を第一候補に選び購買常識が変化
    ボストン コンサルティング グループは、サステナブルな社会実現に向けた消費者意識調査の最新結果を発表しました。調査は日本国内の15歳から69歳までの男女を対象に、2026年1月9日から13日にかけてインターネットで実施され、サンプル数は3,300です。今回注目されるのは、中古品やリファービッシュ品が若年層の購買行動に浸透している点です。Z世代では約30%、ミレニアル世代では約26%が、購入時に最初から中古・リファービッシュ品を検討対象にしていることがわかりました。過去1年間に購入経験がある人も、Z世代で52%、ミレニアル世代で47%に達しています。カテゴリーでは、ラグジュアリーファッション・グッズ、ベビー・子供用品、デジタルカメラなどで購入割合が高い傾向が見られました。さらに、将来の売却を前提に、購入価格から売却予想価格を差し引いた実質負担額を考慮する人も、Z世代で31%、ミレニアル世代で25%に上っています。新品を売り切るだけでなく、リセールまで含めた商品価値の設計が、若年層向けの商品企画や販売訴求において重要な視点になりつつあります。

    3.HIKAKIN商品が発売1週で首位独占しファン消費を可視化
    株式会社リサーチ・アンド・イノベーションは、レシートがお金に変わるアプリ「CODE」に蓄積された購買データをもとに、YouTuberのHIKAKINさんがプロデュースする「ONICHA」と「みそきん」の販売動向を分析しました。両商品は2026年4月21日にセブン-イレブンで同時発売され、大きな話題を集めています。発売後1週間のデータを見ると、「ONICHA」は日本茶・麦茶飲料カテゴリ、「みそきん」はカップ麺・カップ飯カテゴリで、それぞれ金額シェア1位を獲得しました。発売前は従来の定番ブランドが上位を占めていた中で、短期間でカテゴリトップに立ったことから、話題性が実購買に結びついたことがうかがえます。購入者属性にも変化が見られました。液体茶カテゴリでは、従来の中心層である男性40代・50代に加え、「女性40代・50代」や「男性15〜29歳」の購入が急増。子どもあり層の売上金額も伸びており、若年層だけでなく親世代の代理購買も促したと考えられます。さらに、「ONICHA」購入者の13%が「みそきん」も同時購入しており、カテゴリ平均の6%を大きく上回りました。ファン消費が売場全体の相乗効果を生む好例といえます。

    4.若年層の服選びはEC購入が主流に 実店舗離れが進行
    株式会社クロス・マーケティングは、全国の18歳から79歳までの男女3,000名を対象に、ファッションに関する実態・意識調査を実施しました。調査期間は2026年5月8日から9日です。おしゃれへの関心については、「積極的におしゃれをしたい」が8%、「ある程度はおしゃれをしたい」が39%となり、合計47%がファッションに関心を持っている結果となりました。一方で、18歳から29歳、30代では「関心はない」とする回答も30%と比較的高く、若年層ほど一様にファッション感度が高いとは限らない実態も見えています。購入方法では、「事前に確認はせずに、店舗で購入」が28%、「店舗で事前に確認し、店舗で購入」が22%、「事前に確認はせずに、ECサイトで購入」が19%です。特に18歳から29歳、30代では、事前確認なしのEC購入が1番手となっており、ファッションECでは、商品ページ上で不安を解消し、迷わず買える情報設計がより重要になっています。

    5.返答遅れで64%が購入断念 接客スピードが売上を左右
    株式会社Micoは、20〜50代の消費者709名と、営業・カスタマーサポートの企業担当者301名、合計1,010名を対象に「AI時代の顧客接点に関する実態調査」を実施しました。消費者側の調査では、64.0%が「返答の遅さ」を理由に購入や契約を断念した経験があると回答しました。また、42.8%が1時間未満で離脱を考え始めるという結果も出ています。比較検討時に意思決定疲れを感じる理由では、「情報や選択肢が多すぎて整理できない」が41.6%で1位となり、ユーザーは商品情報そのものだけでなく、選びやすさや相談しやすさも求めていることがわかります。企業側では、79.7%がAIツールを導入または検討済みである一方、導入・検討企業の約75%が課題を抱えています。解決できていない課題の1位は「分析やデータは取れているが現場アクションに活かせていない」で41.1%でした。EC事業者にとって、AI導入はゴールではありません。問い合わせ導線、回答スピード、現場での運用設計まで含めて整えることが、機会損失を防ぐ鍵になりそうです。

    以上、ECの未来®NEWSでした。

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