担当者不在の危機から、売上130%成長へ。
モノづくり企業が、サヴァリと実現したEC運営の安定化
企業紹介
東京都大田区に拠点を置く株式会社三輝様は、町工場から生まれた革新的なアイデア商品「詰め替えそのまま」などを展開するモノづくりの企業様です。
「エコに関心はあるけれど、面倒なのは嫌。詰め替え用のパックを吊るしておける道具があれば、詰め替え作業が楽になるのに…では、作ってしまおう!」という想いから、100作以上の試作品を重ね、アイデアを思いついてから2年半をかけて完成させた「詰め替えそのまま」は、多くの家庭で愛用される大ヒット商品となりました。
2020年頃から、卸売中心のビジネスモデルから自社ECでの直販に力を入れ始めましたが、2023年4月に唯一のEC担当者が突然退職。運営体制が混乱する中、サヴァリにご相談いただきました。
今回は、三輝様のEC運営を支援しているサヴァリとの取り組みについて、楽天市場担当の川俣様に詳しくお話を伺いました。
サマリー
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問題(task)
- 唯一のEC担当者が突然退職し、在庫管理・広告運用・施策の引き継ぎが全くできない状態に
- 1人が1店舗のフロントからバックまで担当し、日々の運用に追われ改善に手が回らない
- EC専門知識が社内になく、ものづくりは得意だがECのロジックが弱い状態
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施策(solution)
- 過去施策・広告を全面見直し、RPP広告のROAS改善と費用対効果の最適化
- メーカー公式として優位に立てる販売設計(卸先への値下げ制限など)を実施
- LP改修で購買判断に必要な情報を補強、TDA広告など新しい広告枠を活用しアクセス・売上改善
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成果(results)
- RPP広告のROAS改善、昨年対比100〜130%の売上成長を達成
- 在庫切れによるSEO低下リスクを解消、再入荷通知など機会損失を最小化
- 楽天市場の最新情報や競合動向を定期共有、戦略的な意思決定が可能な安定運営体制を構築
Q1. EC事業を始めた当初、どのような課題がありましたか?

左:阿部社長/代表取締役社長 右:川俣さん/EC事業部
── 三輝様は「詰め替えそのまま」という大ヒット商品を生み出されました。EC事業を本格的に始められた経緯を教えていただけますか?
三輝様:
もともと当社は卸売がメインでしたが、2020年頃から自社ECでの直販に力を入れ始めました。利益率の改善が大きな目的でしたが、お客様と直接つながることで、ブランドの価値をしっかり届けられると考えたからです。
最初はAmazonから始めて、その後楽天市場、Yahoo!ショッピングと展開を広げていきました。
── EC事業はどのような体制で運営されていたのですか?
三輝様:
EC専任の担当者が一人いて、楽天市場の運営を中心に担当していました。商品ページの更新から在庫管理、広告運用、お客様対応まで、EC関連の業務はほぼその担当者が一人で回していたんです。
ところが2025年4月、その担当者が突然退職することになり、社内は混乱しました。唯一のEC担当者が退職してしまったため、在庫管理はもちろん、どの広告をどう運用していたのか、どんな施策を回していたのかが全くわからない状態になってしまったんです。
楽天市場はすでにある程度の売上規模になっていたので、「このまま放置するわけにはいかない」という危機感がありました。
Q2. サヴァリを知ったきっかけと、依頼の決め手は何でしたか?

── そのような危機的な状況の中で、どのようにサヴァリと出会われたのでしょうか?
三輝様:
EC支援会社は数多くありますが、正直どこが信頼できるのかを判断するのは難しいと感じていました。一から探して比較する時間的余裕がない中で、評判が良いと聞いていたサヴァリさんにご相談させていただきました。
── 面談後、契約から実務開始までのスピード感はいかがでしたか?
三輝様:
非常に早かったです。商談後、1〜2日で契約書の手配を進めていただきました。
月末という繁忙期のタイミングでもあったので、このスピード感で動いていただけたことは本当に助かりました。
Q3. 実際に相談してみて、どんな印象を持ちましたか?

── サヴァリとやり取りを始めてみて、どんな印象を持たれましたか?
三輝様:
まず感じたのは、対応の速さとEC運営に関する知識の深さです。
前任者が残した運用状況を整理していただき、「今何が課題で、何から手をつけるべきか」を明確にしてくださいました。
特に商品ページやLPの見せ方についての助言が印象に残っています。
私たちは「この色がいい」「このデザインがいい」という希望を持っていたのですが、サヴァリさんからは「お客様が見やすい配色はこちらです」と、購買時の目線の移り方などを含めて具体的に提案していただきました。
自分たちの感覚だけで進めるのではなく、データやお客様目線に基づいた改善策を提案いただけたことで、「さすがプロだな」と感じましたね。
Q4. 支援が始まってから、どのような変化がありましたか?

── サヴァリの支援が始まってから、実際にどのような変化を感じられましたか?
三輝様:
まず、広告の費用対効果が大きく改善しました。
前任者の運用を見直していただいた結果、RPP広告(楽天の検索連動型広告)のROASが改善し、昨年対比で100〜130%の売上成長を達成することができました。
── 具体的にどのような施策が効果的でしたか?
三輝様:
サヴァリさんには、過去に実施していた施策や広告を一つひとつ見直していただきました。
その中で、これまで使っていなかったTDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の活用や、商品ページのリニューアルなど、新しい取り組みを提案していただき、アクセス数と売上の両方が改善しました。
── 運営面での安心感はいかがでしょうか?
三輝様:
最も大きかったのは、在庫切れによるSEO低下のリスクに対する不安がなくなったことです。
楽天市場では、1週間以上在庫がゼロの状態が続くと検索順位が大きく下がってしまうのですが、サヴァリさんが在庫状況を常に確認してくださり、「この商品の在庫が逼迫しています」と早めにアラートをくださるので、事前に対応できるようになりました。
また、再入荷通知の設定や、商品画像に「再入荷通知案内」を入れるなど、在庫切れ時の対応策まで提案していただいたので、機会損失を最小限に抑えられています。
Q5. サヴァリに任せて、特に良かった点を教えてください。

── サヴァリに任せて「特に良かった」と感じる点を教えていただけますか?
三輝様:
大きく2つあります。
1つ目は、楽天市場の最新情報を常にキャッチアップして共有してくださることです。
楽天は頻繁にルールが変わったり、新しい広告枠が出たりするのですが、サヴァリさんが楽天の担当者とも直接やり取りしてくださり、「今こういうイベントがあります」「この広告枠が効果的です」と情報を整理して教えてくださいます。
自分たちだけでは追いきれない情報を、タイムリーに提供していただけるのは本当にありがたいですね。
また、2つ目は、競合分析を踏まえた戦略的な提案をいただけることです。
「詰め替えそのまま」は類似商品も多く、価格競争に巻き込まれやすい商材なのですが、サヴァリさんは単に価格を下げる提案ではなく、商品ページの見せ方やSEO対策、お客様が納得して購入できる情報設計など、総合的な視点で提案してくださいます。
他社の動きも定期的に共有していただけるので、「今この対策が必要だ」と判断しやすくなりました。
Q6. 現在は、どのような運営体制になっていますか?

小倉さん/総務部
── サヴァリの支援を受けて、現在の運営体制はどうなっていますか?
三輝様:
現在は、サヴァリさんが広告運用や施策の提案を担当してくださり、私の方で最終的な判断と、販促に合わせた在庫確保を実施するという分業体制ができています。
前任者が退職した当初は本当に混乱していましたが、今は安定した運営体制を築けていると感じています。
── 今後、社内体制を強化していく予定はありますか?
三輝様:
社内体制の強化も積極的に進めています。広告運用に強い人材の採用を検討しており、より戦略的な意思決定ができる体制を目指しています。
サヴァリさんには引き続き実務面でのサポートをお願いしつつ、社内でも判断できる体制を整えていきたいと考えています。
Q7. サヴァリはどのような課題を持つ企業におすすめですか?

── 三輝様と同じような課題を抱える企業にとって、サヴァリの伴走はどのようなメリットがあると感じますか?
三輝様:
私たちのように、急に担当者がいなくなってしまった企業や、ものづくりは得意だけどECのロジックが弱いメーカーには特におすすめです。
サヴァリさんは、単なる外注先ではなく、店舗スタッフの一員のような形でサポートしてくれます。こちらの状況を理解した上で、「今これをやるべきです」と具体的に提案してくださるので、安心して任せられます。
── どのようなフェーズの企業に適していると思われますか?
三輝様:
ECを本格的に伸ばしたいけれど、社内にノウハウがない企業や、すでにある程度の売上規模があるけれど、さらに成長させたい企業には最適だと思います。
私たちも月商1,000万円を超える規模でしたが、サヴァリさんの支援を受けて昨対比100〜130%成長を実現できました。
Q8. 今後の展望を教えてください。

── 三輝様の今後の展望について教えていただけますか?
三輝様:
現在、「1,000円ぽっきり」の廉価版商品を企画しています。
これまで「詰め替えそのまま」は価格が高いという市場認知があったので、よりお求めやすい価格帯の商品を投入することで、新しいお客様にも手に取っていただきたいと考えています。
エントリー商品として、まず「詰め替えそのまま」を試していただき、その後スタンダード商品やプレミアム商品にステップアップしていただく導線を作りたいですね。楽天市場の「1,000円ぽっきり」枠は買い回り対象にもなるので、広告枠としても活用できると期待しています。
サヴァリさんには、新商品のローンチに合わせた広告戦略や、競合分析を踏まえた販売計画など、引き続き戦略面でのサポートをお願いしたいと思っています。また、公式ブランドとしての立ち位置を強めていく中で、ブランディングの観点からも助言をいただきたいですね。
Q9. 最後に、サヴァリとの関係を一言で表すと?

── サヴァリとの関係を一言で表すとしたら、何でしょうか?
三輝様:
「私たちのEC店舗スタッフの一員」です。
単なる外注先ではなく、一緒に売上を作っていく仲間という感覚です。これからも、三輝のEC事業を一緒に成長させていきたいと思っています。
編集後記(サヴァリ担当より)
三輝様は、大田区の町工場から「詰め替えそのまま」という革新的な商品を生み出し、EC市場でも着実に成長を遂げてこられた企業様です。しかし、前任担当者の急な退職により、運営体制が一時的に不安定な状態に陥っていました。
私たちがまず優先したのは、卸先への値下げ制限など、三輝様が「メーカー公式」として最も優位に立てるような販売設計を行うこと、そして広告の費用対効果を見直すことでした。
また、LP内で商品の魅力を十分に訴求しきれていなかった部分もあったため、お客様が購入を判断するための情報を補強するページ改修も実施しました。
楽天広告のアトリビューション整理では、「安売りはしたくない」という三輝様のご意見を尊重しながらも、費用対効果が上がる広告枠のご提案と、類似商品を販売している店舗様の販促状況の確認・共有を行うことで、具体的な販促イメージを持っていただくことを意識しました。
今回の成果につながった要因は、RPP広告のキーワード設定やSEO対策の見直しなど、細かなチューニングを行うことで、より購買意欲のある方への商品露出を実現できたこと、そして、これまで同じ広告枠のみの運用だったものを見直すことで改善できたのではないかと考えています。
今後も私たちは、三輝様の新商品展開やブランド強化を最前線で支え続けてまいります。
株式会社 三輝
| 所在地 | 東京都大田区北糀谷1-20-8 三輝ビル |
| 代表者 | 代表取締役社長 阿部 拓也 |
| 創立 | 1968年4月(昭和43年4月) |
| 事業内容 | 流体継手 設計及び製造販売 |
| URL | https://sanki-ota.com/ |

