【ECの未来®NEWS】マイベストのデータ連携で購買率8割向上 Yahoo!検索のAI接客が進化!2026/4/3-4/9

      1. 2026年4月3日から4月9日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

    本日ご紹介するニュースは次の5つです。
    1、トライアルHDがEC新会社設立 札幌ネットスーパーを本格拡大
    2、NELがEC購買×SNS動画を連動 指名買いを生む新広告を始動
    3、successfeeが成果報酬マッチング開始 ECの販路開拓をノーリスク化
    4、メルカリがPUDO発送に対応 エコメルカリ便の24時間発送を実現
    5、マイベストのデータ連携で購買率8割向上 Yahoo!検索のAI接客が進化

    1.トライアルHDがEC新会社設立 札幌ネットスーパーを本格拡大
    トライアルホールディングスは、グループ全体のEC事業を統合・強化する新会社「TRYU」を設立し、その最初の具体策として札幌市で「TRIALネットスーパー」の本格展開を進めています。背景には、2025年にグループ入りした西友との経営統合があります。西友が25年以上培ってきたネットスーパーの運営・収益化ノウハウと、トライアルの店舗網や商品開発力を組み合わせることで、グループ横断でEC事業を企画・運営する体制を整えた格好です。札幌では既に複数店舗で展開しており、4月3日からは厚別店でも受注を開始。約13,000品目の品ぞろえに加え、西友PB「みなさまのお墨付き」も扱い、24時間注文受付、1日6枠の配送時間帯、当日配送にも対応します。今後は福岡市内のネットスーパー刷新に加え、九州・関西・関東へ拡大予定で、クイックコマースやギフト通販の強化も視野に入れています。店舗資産を持つ小売企業にとって、M&A後の統合効果をECで早期に具現化する動きとして注目したいニュースです。

    2.NELがEC購買×SNS動画を連動 指名買いを生む新広告を始動
    NELは、推し購買プラットフォーム「osina」で、EC購買とSNS上のショート動画UGCを連動させる「osina EC Ads」の正式提供を始めました。osinaユーザーが指定ECサイトで商品を購入した後、実際の利用体験をTikTokやInstagramリールで発信する仕組みで、EC上の購買実績づくりとSNS上の話題化を同時に狙います。狙いは、価格やレビューの横並び比較に埋もれず、共感を起点に選ばれる「指名買い」の創出です。国内BtoC物販EC市場が拡大する一方で、メーカーは比較前提の環境下で新商品やニッチ商品の認知獲得が難しくなっています。さらに店頭では棚獲得にも販売実績が求められるため、まずEC上で実績を作る重要性が高まっています。同社は、購入とUGC投稿を一体設計することで、ランキング掲載や売れ筋化の初速を後押ししたい考えです。単なるインフルエンサー施策ではなく、実購買を伴うUGC量産モデルとして、EC事業者にとっては新商品立ち上げやセール期の比較回避策として検討余地がありそうです。

    3.successfeeが成果報酬マッチング開始 ECの販路開拓をノーリスク化
    successfeeは、EC事業者と販売パートナーを直接つなぐ「successfee matching」の事前登録を始めました。インフルエンサーや企業との提携を、初期費用や紹介料なしの完全成果報酬型で実現する構想です。背景には、デジタル広告費の高騰やCookie規制による計測精度低下で、新規顧客獲得コストが上がり続けていることがあります。同社はこれまで、自社アフィリエイトシステム「successfee」を通じて、成功報酬型パートナー契約の管理や成果確認、報酬支払いの自動化を進めてきました。今回の新サービスでは、パートナー探索の段階まで支援範囲を広げ、マッチング後はそのまま既存システムへ連携できるのが特徴です。EC事業者にとっては、販路拡大の入り口から運用までをワンストップで低リスクに進めやすくなります。特に、広告依存からの脱却を模索するブランドにとって、売れた分だけ費用が発生する設計は試しやすい選択肢です。成果報酬型の販促チャネルをどう組み合わせるかという観点で、今後の展開を見ておきたいところです。

    4.メルカリがPUDO発送に対応 エコメルカリ便の24時間発送を実現
    メルカリは2026年4月から、「エコメルカリ便」の新たな発送拠点として宅配便ロッカー「PUDOステーション」での発送受付を本格的に始めました。対象は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、奈良県で、24時間365日、非対面かつ手数料無料で発送できるようになります。エコメルカリ便は、置き配受け取りを前提に再配達削減を目指す配送サービスで、送料は160サイズまで一律730円。これまでの「置き発送」に加え、ロッカー投函という新たな選択肢が加わったことで、出品者の生活時間に合わせた柔軟な発送導線が整いました。PUDOからは60〜100サイズに対応し、大型商材は引き続き置き発送で補完します。メルカリが段階的に進めているのは、単なる利便性向上ではなく、発送の手間や心理的負担を減らして出品障壁を下げることだといえます。EC・フリマ領域では、購入体験だけでなく出品や発送のしやすさが流通活性化に直結します。物流の受け渡し接点を増やす今回の施策は、その好例として捉えられそうです。

    5.マイベストのデータ連携で購買率8割向上 Yahoo!検索のAI接客が進化
    マイベストは、LINEヤフーが展開するYahoo!検索「お買い物AIアシスタント」に対し、2025年10月から商品検証データや選び方情報の提供を進めています。発表によると、「AIと商品を探す」機能を経由して商品購入ページへ遷移したユーザーの購買率は、Yahoo!検索内の他経路と比べて8割以上向上しました。計測期間は2026年1月24日から2月3日で、ヤフーショッピングストアにおける購入数を基に集計されています。マイベストの強みは、実際に商品を購入・検証して蓄積した一次データにあります。AIはその情報を基に、選ぶ上で重要な観点を質問設計へ反映し、ユーザーの回答に応じて候補商品を絞り込んでいきます。単なるスペック比較ではなく、実使用に根差した判断基準を対話型で提示できる点が、納得感のある購買につながっているとみられます。生成AI時代のECでは、検索結果を増やすより、比較の前提を整えることが重要になります。信頼できる検証データをAI接客にどう組み込むかが、今後の購買体験設計の鍵になりそうです。

    以上、ECの未来®NEWSでした。

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