今回ゲスト、株式会社KEYMEMORY 鈴木 一平 氏は、「Memorable work 記憶に残る仕事を。」という理念のもと、製品やサービスを通じてお客様の心に深く残る、価値ある体験と素敵な思い出をコンセプトにしたアパレルメーカーを運営されていらっしゃいます。
鈴木氏に『顧客接点』についてお話をお伺いしました！
▽5万店の頂点！KEY MEMORYとは
神奈川県の鎌倉市を拠点にユニセックスのアパレルです。売上のメインは自社ECです。
創業は2018年の3月なので、8年目となります。ユニセックスなので、デザインを変えずに女性の方にとっての大きめのサイズ、男性のLサイズぐらいを着用できるようにサイジングを取り揃えています。お客様はおおよそ女性が7割、男性3割です。私が前職百貨店で広告関係の仕事をしており知識があったので、KEY MEMORYの新規の集客に関しては、メタ広告とGoogle広告が基本的にはメインで、他にはSNS、主にInstagramを活用して毎週1回インスタライブをデザイナーだけで行っています。大手にはできないような、実際に洋服作りに携わっているメンバーによるライブ配信で、こだわりのポイントや着かたを毎週お伝えしています。毎週金曜日に新商品が発売しており、6～7商品を1年間、毎週発売しつづけてきました。カラーで分けると毎週20、30種類ぐらい出しております。創業当時から7年間、ずっとインスタライブをやってきています。毎週日曜の4時半くらいから配信開始し、全部の商品を紹介していて、話すことが多いので1時半～2時間ほどやっています。当初は5～6人しか見ていないこともありましたが、現在は7～1万人に見てもらっています。内訳は7割がフォロワーさんで、3割ぐらいはフォローしてない方です。私自身が百貨店出身で、オンラインで売りつつもお客様とオフラインで販売することもやっぱり大事だと思っています。しかし昨今お客様と接する機会が減ってしまっていて、できればお客様とライブで会話をしながら、こういう風に作ってほしい、このワンサイズ上が欲しいといったお客様からの要望、生の声を聞けますので、そういった機会をすごく大事だなと考えています。オンラインショップの方の下の方に行っていただくと、インスタライブのアーカイブをそのまますぐ確認出来て、クリックするとその日紹介した商品が並んでるので、すぐリンクに飛べるようになっています。
▽KEY MEMORYのこだわり
当社の全商品に動画を載せているのも当店の特徴になります。洋服は写真だけだと伝わらないディテールやサイズ感があるので、例えば153センチの女性と160センチの女性と、170センチの男性3人が商品を着用している動画といったように、すべての商品に動画を載せています。最初の頃は、大手さんを見習って海外のモデルさんを使って動画を撮っていたんですが、お客様からアンケートやライブ配信でコメントをいただく中で、サイズ感がわからないという声をたくさんいただいていたので、うちのスタッフで動画を撮ってくことにしました。実は広告に関しても全く同じことが言えるのですが、海外の方よりもうちのスタッフが着る動画の方が、その広告からの売上は高いことがわかりました。この動画を入れてから圧倒的に変わったのは、サイズ交換の返品が減ったこととサイトの滞在時間が伸びたことです。それから、新規5割リピーター5割というのを目指してずっと進めています。リピーターがたくさんいるのももちろんありがたいのですが、そうなると成長していくことが難しくなってくるので、この5割をそのまま続けていくのがベストだと考えています。
～第329回 ゲスト～
鈴木 一平 氏
株式会社KEYMEMORY
代表取締役
株式会社大丸松坂屋百貨店にて、広告部署を経験後、2018年に、株式会社KEYMEMORYを立ち上げ代表取締役に就任。KEYMEMORYのデザイナー兼マーケター。
2022年＆2023年カラーミーショップ大賞、優秀賞を2年連続受賞。
2025年にカラーミーショップ大賞、最優秀賞を受賞。
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