【衝撃】楽天に市場は出してるだけではもう売れません。指名検索を生むECの戦い方!やってる集客とは?成功事例【ECマスターズ・ネットショップ・楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング】

コンサルタント編

今回ゲスト、日本ECサービス株式会社 清水 将平 氏は、楽天株式会社にて入社半年でMVPを獲得。その後も月商100万円前後のショップを次々に1000万円以上のショップに育て上げるなど、数多くの実績を残され、「世界中の人々に感動を与え、ニッポ ンを元気にする!」という理念のもと、2011年、日本ECサービス株式会社を設立されていらっしゃいます。

清水氏に『集客』についてお話をお伺いしました!

▽外部流入されるサイトになるためにはどうしたらいいですか?
まず、最初に重要なのは、ショップ名をしっかりと考えることです。楽天市場に出店する際に、既に有名なブランドのスイーツショップなどであればいいですが、誰にも知られていない状態で巨大なショッピングモールに出店しても何を売っているのか伝わらず、たとえ一度商品を購入しても、店名をも覚えてもらえなければ再訪は望めません。最低限、お店の名前を覚えてもらえてれば、「また買いたい」と思った時にGoogleやYahoo!で検索してもらえて、自社サイトがなくても楽天の自店舗に戻ってきてもらえます。
例えば、「Apple」や「iPhone」みたいな覚えやすいブランド名や商品名がなければ、高機能のスマートフォンを売っても印象に残りません。ただの「醤油ラーメン」ではなく「カオタンラーメン」のように、ユニークな名前で記憶に残すなどの工夫が大切です。Amazonではノーブランド商品が多く見られますが、それではメリットを感じにくく、安っぽく見られがちです。楽天はブランディングを考えておけばコアなファンがつき、リピート購入につながります。ショップ名を覚えてもらえるようにしておけば、まだまだ楽天で伸びていく可能性があります。

▽LINEやメルマガは利用価値はありますか?
楽天市場のユーザーは「0と5のつく日」などを狙って購入することが多く、すぐに買わない傾向があります。そこで取り組むべきことは、LINEに登録してもらい、リマインドできる仕組みを作ることです。総務省のデータでは、日本の人口9,600万人のうち、95%くらいの人はLINEを使用しています。メールの利用は年齢層によって差があり、若年層はあまり使わず、年配層はある程度使っているようです。10〜20代の人は、インスタのDMでやりとりして仲良くなったらLINE登録をするという時代になってきているので、広告を使うならLINEをやっておいた方がいいと思います。
メルマガについては、忘れた頃にメールボックスを見ることで何を買ったか思い出してもらえることもありますし、一部の人はメルマガをしっかり読んでくれています。メールボックスは非常に個人情報性が高いスペースなので、そこに情報を届けられるのは有効です。ただし、売ることだけを目的としたチラシのようなメルマガよりも、手紙のようなメルマガは親しみを持たれて好まれる傾向があります。

▽SNSやコンテンツはどう活用したらいいですか?
かつて楽天は外部リンクを制限し、楽天市場内で完結させる方針でしたが、実際はそれが逆に楽天市場の成長を鈍化させた可能性があります。現在は状況が変わり、ショップがメルマガを書いて楽天に送客している形なので、SNSを活用することが有効な集客手段となっています。
楽天の強みは、楽天ポイントを貯めたいユーザーが多いことです。ショップがSNS等外部で商品を紹介しても、最終的には楽天で購入してくれる可能性が高いです。また、リピート商材でなければメルマガを送り続けるのは大変ですが、楽天と他店舗の連携によるコラボコンテンツがあれば、交流が生まれて新たな集客が期待できると考えています。楽天は仮想商店街ではありますが、リアルな商店街に置き換えて考えたら、商店街の人たちが仲が悪いよりも、店舗同士の協力関係があれば、顧客にとっても魅力的な場になります。
AmazonはYouTubeからのアフィリエイトが多いのに対して、楽天市場にはXとの連携ボタンがありません。XはSNSの中では圧倒的な拡散力があるので、Xとの連携ができれば、急なセール情報などを拡げるのに最適だと思います。
昔の「店長の部屋」や店長ブログのコンテンツがオウンドメディアとしての役割を担っているので、情報を蓄積しておけばお店が強くなっていきます。最終的に、検索キーワードとして自分のショップの名前や商品名がヒットする状態にするのが目指すゴールです。
将来的に、楽天市場外にもコンテンツを展開してゆく予定があるようなので、例えば、有名なソムリエが登場してワインの選び方や活用法を提案するような、世界観のあるコンテンツマーケティングができると、価格やポイント倍率だけに頼らないワクワクする買い物体験が実現できると思います。

このほかにも盛りだくさん、『集客』について公開しています!
集客についてご検討中の企業様のご参考になるかと思います!
それでは、清水氏流『集客』、ぜひお楽しみください!

~第300回 ゲスト~

清水 将平 氏
日本ECサービス株式会社
代表取締役

1975年、京都府出身。関西大学商学部卒業後、三菱電機情報ネット ワーク株式会社に入社するも、2カ月後には子会社のDTIに出向を命 じられる。テクニカルサポートリーダーとして、プロバイダー満足度No1. 獲得に大きく貢献。その後、英語を勉強するために1年間カナダに留 学。帰国後、商社系通信事業者を経て、楽天株式会社に入社。入社直後 からその手腕を発揮し、月商20万円だったショップをわずか2カ月で月 商1000万円を超えるショップに成長させ、入社半年でMVPを獲得。そ の後も月商100万円前後のショップを次々に1000万円以上のショップに 育て上げるなど、数多くの実績を残す。このころお客さんからは「広告を 売らない営業マンは初めて」と感謝された。 上司から担当店の数を増やされ、600店舗になったころから、お客さん からの電話がクレームばかりになりうつ状態になる。このときストレスいっぱいの過酷な状況を経験したことで、これまでの価値観が一変。ストレスを感じなくてすむ考え方を身につける。楽天退職後、フリービット 株式会社にて、DTIの買収に関与。所属していたコールセンターをたっ た4カ月で佐賀県唐津市に移管、DTIのセールスマネージャーに就任するなど貴重な経験をする。2010年、「世界中の人々に感動を与え、ニッポ ンを元気にする!」という理念のもと、中小企業やネットショップにマー ケティング手法を広めるため、ECマーケターとして独立。 2011年、日本ECサービス株式会社を設立。クライアントには、有名モー ルでの受賞店舗など多数。 2014年には、ECマスターズクラブという会員制サービスを立ち上げ、2023年には、株式会社ECXグループを設立し、グループ会社のグリニッジ株式会社と5,000社以上のショップをサポートしている。ecx株式会社の取締役、一般社団法人ECスキル認定協会(JECSA)の代表理事も務める。

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