これからネットショップを始めるにあたって、自分のネットショップなのですから、適当に名前はつけはしないものの、実際はどのように設定すればよいか難しいと感じている人は多いと思われます。
ネットショップのネーミングに活用できるコツ、NGネーミングも合わせて説明します。
目次
ネットショップの名前はなぜ重要なのか
ショップ名が重要な理由は、以下のようなものがあげられます。
- 指名買いを狙える(ファン作り)
- ショップ名からお店の印象や商品像を伝えることができる
- 口コミ効果の利用
指名買いとは「アクセサリー かわいい」といったキーワードではなく、「ナイキ」「無印良品」などショップ名をダイレクトに検索してもらうことを指します。
膨大なショップの中から探し当てられるのを漠然と待つよりも、名前を覚えてもらって指名検索をしてもらった方が、売り上げに直結しやすいといえるでしょう。
また、お客様はショップ名から商品やお店のコンセプトなど、さまざまな情報を受け取り自分に合ったお店かを判断します。
お店の商品やサービスを気に入ってもらえれば、口コミで店名を伝えてくれる可能性も高くなったりしますので名前は重要です。
ネットショップの名前の決め方チェックリスト
- 読みやすい
- 覚えやすい
- オリジナリティが伝わる
- 10年後も使えるような名前である
- お客様に電話で一言で伝わりやすい
- 取り扱っている商品が伝わりやすい
- ドメインに取り入れやすい
- ショップ名で検索された際に見つけやすい
- SNSのハッシュタグに使われやすい
- ショップ名からターゲットや扱う商品のレベルが伝わる
ネットショップを運営していながらわかりにくい名前などをつけてしまうと見つけてもらえない=販売の機会を失うことになるため、似たような名前があったとしても検索して見つけやすい名前を付ける工夫が必要といえるでしょう。
おしゃれなネットショップの名前をつけるコツ
おしゃれな名前を付けるコツは、「造語」です。
例えば、商品に込めたい思いを英語にして、頭文字を組み合わせた造語を作ったり、自分の名字+屋にしたりと、商品やコンセプトにもよるでしょうが、造語であれば他と被ることもなく、コンセプトも込めやすいでしょう。
オリジナリティを出すことで覚えてもらいやすく「どういう意味?」とお客様の興味を引くことも可能といえます。
ネットショップに名前を付ける際の注意点
- 同じだったり似たショップ名がすでに検索エンジンにあるか確認する
- ショップ名が商標登録されていないか確認する
- ドメインとショップ名は同じにするのが無難
- 記号をなるべくつけない
- 途中でショップ名は変えづらいことを認識する
- ショップ名が2通り以上に読めてしまい誤解が生じないようにする
- 記憶に残りにくいショップ名は避ける
ネットショップ名には多くの注意点がありますが、基本は2つで、何よりも大切なのは、「覚えやすいこと」と「かぶらないこと」です。
ネットショップの名前を付ける前にやるべきこと
ネットショップの名前を付ける前には以下の2つを洗い出しておく必要があります。
- コンセプトを決める
- ショップの強みを見つける
上記2つを決めるとターゲットや商品レベルも自ずと決まります。
ターゲットや商品レベルが決まれば、表記や表現の候補も絞れてくるでしょう。
このように、コンセプトと強みが決まると、ネーミングにおけるその他の条件も絞れてきます。
コンセプトを決めておくべき
競合他社がうごめく中、勝ち残っていくためには差別化=コンセプトが必要です。コンセプトが無いと、サイトデザインから売り方など、統一性の無いちぐはぐなお店になってしまいます。不協和音を奏でるお店にお客様は、わざわざ2回目の来店をすることはないでしょう。
自分のお店で購入する理由=コンセプトです。コンセプトを付加価値として提供できれば、他社との価格競争に巻き込まれる心配も少なくなるでしょう。
ショップの強みを見つける
コンセプトを決めるのにあたって必要となるのが、ショップの「強み」です。
強みがそのままコンセプトとなる場合もあります。
強みを見つけるには、以下のようなさまざまな角度から自店を見つめる必要があります。
- クオリティ(手作り、素材)
- 価格(激安、高級)
- 利便性(返品可能、即日対応)
また、自店の強みは俯瞰して見る必要があるため、自分一人では見つけづらいところがあります。
そのため、自店のことをよく知る友人や知人、すでにファンがいるのであればアンケートを取って見るのもひとつの手でしょう。
まとめ
ネットショップをオープンしようと思ったらまずは名前を決める必要がありますが、名前を決めるだけでもこれだけたくさん考えなければいけません。それだけでなく名前付けが終わった後も、ショップの開設や運営などで手一杯になるでしょう。
しかし、お客様が来ないことにはお店は成り立ちません。ネットでの集客はSNSやSEO、Web広告など多岐に渡る上に専門知識がないと困難を極めます。
しっかりとネーミングを決めていきましょう。