SNS?アフィリエイト?楽天ROOMの活用法やメリット・デメリットを解説!

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楽天出店されている店舗様にとっては商品に興味をもってもらうための方法はSNSを利用することもそのひとつですが、いまいち成果が得られず、苦戦しているという方も多いでしょう。

Instagramなどのインフルエンサーが増え、単純な商品宣伝だけではモール商品が売れにくい昨今ですが、楽天ROOMの投稿を活用することで販路が拡大できる場合があります。

この記事では、新たな購入導線を作り出すために必要なサービスである楽天ROOMの概要やメリット・デメリット、アカウントの開設方法などについて解説します。

 

 

楽天ROOMとは

 

楽天ROOMはショッピングSNSと呼ばれる独自の「SNS+アフィリエイト」の組み合わせたサービスです。

一般的に、SNSはショッピングに限らずさまざまな内容を投稿します。

個人の日記風のものもあればビジネスでのブログ風投稿など、ジャンルや内容に決まったものはありません。

しかし、楽天ROOMでは楽天の商品を紹介することに特化しており、SNSでありながら楽天に出品するさまざまな運営者の方にとって利益があります。

また、アフィリエイトは通常、アフィリエイトリンクを得るためのASPから誘導リンクなどを取得して広告を掲載しますが、楽天ROOMの場合は専用のボタンから専用アプリやWEBを通じて楽天商品のみを掲載するだけです。

そこからポイントが発生し、通常の楽天ポイントが得られます。

ボタンにある「いいね」や「コレ!」をされることでリアルな反応を獲得、そのうえで購入の導線として機能することが期待されています。

獲得ポイントの仕組み

楽天ROOMでは投稿するインセンティブとしてポイントが重要な役割を担っています。

モール出店事業者にとっては、投稿ユーザーがさらなる購入ユーザーを生み出すため、有効活用しないともったいないサービスです。

ちなみに、楽天ROOMで得られるポイントは2~8%の楽天ポイントとなっています。

このポイントは楽天市場の買い物などで使えますし、ROOMランクボーナスBからは期間限定のポイントもあります。

仕組みとしては通常報酬があり、さらにROOMランクボーナスとして「6段階(E/C~S)」のポイント獲得上昇がありますので、利用者からすれば積極的に楽天ROOMで活動するほどランクが上がり、もらえるポイントも増加するのです。なによりもROOM利用は広告出稿ではないため、SNSと同様に基本的には費用がかからないのはお得と言えるでしょう。

楽天ROOMのメニューと活用方法

 

楽天ROOMのメニューにはアカウントの設定項目や各種サポート項目などがあります。

プロフィール編集

楽天ROOMのメニューでまず注目したいのが「プロフィール編集」です。
写真の設定や自己紹介文(年代・職業・興味あることなど)を記載することでユーザーが他のユーザーに対して興味を持ちやすくするという意味があります。

この点はSNSと大きな違いはなく、しいていうなら楽天を利用しやすいユーザー層が多く集まっていることくらいです。楽天商品を紹介するのに最適で、ユーチューバーやインスタグラマーなどのように知名度や人気の影響も大きく受けます。

他のメディアから人がルームへのリンクを紹介して繋がる使い方もできます。このように、プロフィールを使いこなして購入の導線としてさまざまなアイデアを試すこともできます。

売上確認

重要なメニュー項目として押さえておきたいのが「売上確認」で、楽天ROOMの投稿を経由して商品が売れた場合の売上をいつでもチェックすることができます。

表示されるのは月単位の「通常報酬」と「ランクボーナス」となっており、合計獲得額が下に表示されますが、これが楽天キャッシュとして利用できるわけです。

また、売上の確認は楽天アフィリエイトのレポートからでも詳細をチェックすることができます。
特に当月の報酬発生を詳しく解析することで次の投稿を工夫するなど、タイミングやフォロワーとの関連性などとあわせて投稿のクオリティ向上に活用できるでしょう。

R-SNSの契約(有料)

楽天ROOMにはショップページというコンテンツもありますが、ショップタグを表示させる投稿一覧のことでショップと一般ユーザーの両方の投稿が掲載されます。その際に店舗ページなどから商品紹介するには、SNSを楽天で出店事業者に活用できるようにするサービスである「R-SNS」の契約が必要となります。

ファンユーザーの獲得を店舗ページを通して行えるなどのメリットがあり、楽天ROOMを最大限活用するのに必要なメニューです。

楽天ROOMを利用するメリット

 

アフィリエイト報酬が通常楽天ポイントとして受け取れる

楽天ROOMを利用するメリットは、アフィリエイト報酬が楽天ポイントで受け取れることで、SNSではアフィリエイトをするために専用URLを取得し、それを経由することで報酬が発生しますが、楽天ROOM経由ではそのような面倒な作業は発生しません。

楽天の購入履歴や商品ページなどから「楽天ROOMに投稿する」を選択して、500文字以内のコメントを書いて投稿するだけです。

注意点としては、投稿後すぐに報酬が発生しないことです。この辺は楽天アフィリエイトと同じ仕組みとなっており、購入が発生して初めてレポート反映がされ、さらに付与まで少し時間がかかることでしょう。

モール内検索より購入に繋がりやすい

商品を探す場合、モール内検索を利用するユーザーは多いでしょうが、出店者からすれば競合業者の多い商品をモール内検索上位にするのは大変な労力がかかり、そのコストを払ったとしても絶対に検索上位になるというわけではありません。

しかし楽天ROOMではフォロワーを獲得して購入を促すため、検索上位や検索一覧で目立つことを必要とせず、中にはそういった検索で上位に入らず売れない商品もあるため、活用方法として楽天ROOMを選択することは大きなメリットを得られるでしょう。

購入者との関係を構築できる

楽天ROOMのメリットとして大きいのは、スマホアプリなどのユーザーもたくさんいて、フォローとフォロワーという関係を構築できることです。

ユーザーの生の声をSNSとして反映している投稿は、良い商品を見つけたいというユーザーにとって何よりも大事なことですので、ユーザーは購入することによって、フォローする相手に感謝し、良いものを提供した側と教えてもらった側というある種の信頼関係を生み出せるのです。

楽天ROOMを利用するデメリット

 

楽天商品に限定される

楽天ROOMは紹介する商品が楽天商品に限定されることです。
複数のモールに出店している事業者にとっては、楽天限定での機能でしか無いため、主要な自社ECサイトや他の大手モールでは活用しにくいことにありますが、逆に言えば楽天商品に専念したいという場合はこのデメリットが気にならないでしょう。

フォロワー集めの定期的な投稿が必要

フォロワーを集めるのに投稿を続けないといけないということです。
SNSでも継続的な投稿のないアカウントにはフォロワーは集まらず、話題性や知名度がなければ少しの投稿だけでたくさんのフォロワーを集めるのは難しいと思われます。

フォロワー集めに人手を用意して投稿作業をしてもらうには時間もコストも掛かりますので、事業者にしてみれば楽天ROOMに力を入れるべきかどうかを事前に判断する必要があります。

まとめ

 

楽天ROOMは楽天商品の投稿に特化しているため、楽天での買い物をしやすいユーザー層をすぐに確保でき、SNSのように運用することでフォロワーを集めて購入への動線とすることが可能です。

特に、一般ユーザーへの投稿に対するインセンティブ報酬(ポイント)が充実しており、モール内検索の影響を受けにくいなどのメリットがあります。楽天ROOMを積極的に活用してモールの販売戦略を練りましょう。

この記事を書いた人

大山悠帆

ECマーケティング事業部マネージャー/コンテンツ編集担当/通販エキスパート資格

元システムエンジニア。BtoBからBtoC案件、動画制作スタッフとしてクライアントの売上改善や業務改善をサポート。
社内では営業改善、マーケティングを担当。多くのスキルと幅広い経験を活用してWEB業界に従事。
様々なジャンルにチャレンジしています。

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