みなさんはポッドキャストと言う、近年アメリカを始め世界的に盛り上がっている音声コンテンツは聞いたことありますか?
Spotifyが大手ポッドキャスト会社を買収したり、ソニーミュージックが新規事業としてポッドキャストに本格的に参入するべく社内に新組織を設立したりと、これからがさらに盛り上がりが期待できるコンテンツ市場で、企業・ブランドがポッドキャスト番組を運営するケースが増えてきています。
今回は企業が配信するポッドキャストについてご紹介していきます。
ポッドキャスト(Podcast)とは
ポッドキャスト(Podcast)とは、企業・個人問わず誰でも配信することが可能な媒体で、インターネットを通じて視聴できるオンデマンド音声コンテンツでスマホなどモバイルデバイスにダウンロードして楽しむことができます。
エピソード番組、英会話、ニュース、ドラマなどさまざまなコンテンツが豊富に揃っているため、利用者は日に日に増えており、いまやビジネスシーンでも使われるようになっています。
アメリカではすでに12歳以上の70%が認知しているメジャーなメディアでその人気は高まっており、日本でも新規参入する企業が増加傾向にあるなど知名度は高くなっています。
代表的なAppleやGoogle、Spotifyで配信されるポッドキャストのコンテンツは、非常に豊富であり、ニュース系に加え、学習に役立つ英会話レッスンなど読み物のイメージが根強い時事系、ノウハウ系をラジオのように気軽にインプットできる特性があり、忙しい現代、手を煩わせずに利用できるよう、企業側がうまく発信しているといえます。
ポッドキャストユーザーの特徴
ポッドキャストのユーザーは情報収集や勉強目的に加え、一貫した娯楽として享受する方も多く最後まで聴取されやすい傾向にあり、広告配信との相性が良いです。
さらに音声コンテンツ特有といえるのが、イヤフォンやヘッドフォンを着用する環境面でのアドバンテージは大きく、他メディアとはインパクトが違い、企業や商品・サービス情報のプッシュがしやすいと言えます。
ポッドキャスト(Podcast)コンテンツの拡大
音のオウンドメディアの事例と効果とはポッドキャストで配信されているコンテンツはエンターテイメントやビジネス、科学など様々なジャンルがあります。
ポッドキャストの認知度やアクティブユーザーが増えているのはもちろんのこと、配信者側も拡大していて、コンテンツの豊富さが増してきました。
例えば、Apple Podcastsだけでも約185万プログラム、4500万以上のエピソードが存在(2021年2月時点)し、175ヵ国(2020年4月時点)で配信されています。
コンテンツの制作も手軽で、これまでのウェブサイトのようにアーカイブされていく点でもポッドキャストは今後のコンテンツ拡大が期待できます。
オウンドメディアとしてのポッドキャスト
現時点でもたくさんのポッドキャスト番組が配信されていますが、それらは個人が運営しているものと企業が運営しているものがあります。
さらに企業が運営している番組の中でも、事業会社がオウンドメディアとして配信しているもの、新聞社やメディア会社などのパブリッシャーが配信しているものに分けられます。
ここ数年で、前者の事業会社がオウンドメディアとしてポッドキャストを活用している事例が増えました。
企業ポッドキャスト事例
海外ではこれまで数多くの企業によるポッドキャスト運用が行われています。
その内容はビジネスだけでなく、それぞれの事業に合わせて多種多様な興味深い内容となっています。
世界的なファッションブランドのCOACHは、セレーナ・ゴメスやマイケル・ジョーダンなど豪華なゲストが夢について語ったり、マッチングアプリを運営するTinderは相手になんて声をかけたらいいのか、プロフィール写真、高嶺の花とデートするには?など恋愛に関する話を聞いたり、ドイツの自動車メーカーBMWは週1ペースで、革新的なテクノロジー、ライフスタイル、デザイン、車などをトピックに語っています。
さらに国内でも海外と比べると少ないですが、最近になってRECRUITも、リクルートで働くその道のプロが「仕事探し」や「学び方」「美容」や「食」といった様々なテーマの最新トレンドについて語ったり、日用雑貨の北欧、暮らしの道具店は暮らしや日々の生活に関わるテーマについてお話している様子が配信したりと、常に最先端を先取りしています。
ポッドキャストの持つブランド認知効果
ポッドキャスト運営を行うことで、一体どのような効果が見込めるのか?
BBCが依頼した音声と脳活動についての調査によると、94%のポッドキャストリスナーは何かをしながらの視聴をしていましたが、この「ながら視聴」という聞き方はブランドへのエンゲージメントを高めるそうで、ポッドキャスト内でブランドについて触れられた際は、他のコンテンツに比べてエンゲージメントが16%高くなり、メモリエンコーディングが12%高くなることがわかりました。
さらにユーザーがアクティブであるとエンゲージメントや長期記憶が更に上がることもわかっています。
このことからポッドキャスト運営をすることにより、ブランディングを効果的に行えると言えます。
またそういったポッドキャストがもたらす効果は、ポッドキャスト内で流れる広告でも効果を発揮します。
まとめ
このようにポッドキャスト広告は購買意思決定のキーとなるブランド認知向上に効果がありますので、音声広告について興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
ポッドキャストでの音声広告の出稿にご興味がある方は、サヴァリへぜひご相談くださいませ。