今回ゲスト、雨と東京と株式会社 稲葉 雄大 氏は、マーケティング戦略の策定と実行を担い、RICOHやキルフェボン、新千歳空港のご支援をされています。
稲葉氏に『AIとSEO』についてお話をお伺いしました！
▽AIのSEOで上がっていくためにどうしたらいい？
Webサイトが何に専門性を持っているのかをGoogleやLLMから認識してもらうためには、例えばYouTubeでの発信やニュースサイトなどに取り上げらえるようなニュース性が高いプレスリリースを配信するなど、世間の方にあまねく面白いというように思っていただけるような企画を作って、しっかりそれを配信していくことが重要です。YouTubeはカメラの前で顔を出して話すことに抵抗感はあるでしょうし、露出する人への属人性が高く会社としてもリスクでもあるでしょうがやるべきです。我々が社内で使っている用語として『コンテンツリサイクル理論』というのがあります。いわゆるSE0対策のために記事を書いて、あるいはAIに出力してもらって、それを自社の知見や経験をもとに加筆修正します。それをYouTubeの原稿としてとっていただきたいです。その動画を基に、またSEO記事の方に加筆修正を加えるなり、その動画をSEO記事の方に埋め込むなどしていただくと、記事の独自性が上がります。
▽ニュース性のある記事を作るには？
記事を作るというよりも、どちらかというとその企画を作るという考え方の方が正しいと思っています。水野学さんの『センスは知識から始まる』という私の大好きな書籍がありますが、どういう企画がテレビで取り上げられているのかを皆さんが知識として持ってもらうといいと思います。テレビはやっぱりすごいです。お手伝いさせていただいているケーキのブランドさんは、とある情報番組に出たら、見たことないアクセスが集まり、ダイレクトに売り上げにヒットしました。皆さんの商品などが取り上げられたらうれしい、という番組があるとするならば、是非その番組を見ていただき、どういう企画が番組内で取り扱われているかを明文化して、そこと自社との接合点を見つけ、規格化、消化していくのです。取り上げてほしいジャンルとかテレビ番組をちゃんと見て研究することが大事です。その番組で取り上げられている企画で自社ができるものをひたすらやり続ければ、何かしら引っかかるはずです。ネットニュースからのトラフィックが集まっても嬉しいですし、AIはSNSを見る可能性は高いので、Grokの学習元の媒体はX、meta社のAI学習元のソースはInstagramやFacebookなので、何かしらのSNSは確実にヒットしているのは確実だと思います。
▽コンテンツ作成・利用のコツは
当社が関わらせていただいているECサイトのプラットフォームのfutureshopさんが参考になります。Webサイトで記事を投稿し、関連する動画を撮影し、Webサイトの方にもアップロードし、動画一覧もあります。外部のメディアに出演した動画も、1つのWebサイトにまとめています。コンテンツを1箇所で使い切って終わりではなくて、循環させていくのがポイントです。
▽AIをどう使えばいい？
よくAIが揶揄される時に、金太郎飴みたいな平均的な何も変わらないコンテンツになっているといわれると思いますが、逆に言ってしまえば、平均的な回答が世の中に求められている側面もあるわけです。平均的な回答はこれです、プラスアルファ自社ではこう思います、という部分を積む作業を人間がやっていくのがいいと思っています。当社の開発したAI-SEOというSaaSツールは、対策したい検索キーワードを入力して、記事を生成するボタンを押すだけで、大体5000～6000文字ぐらいの記事が、15秒から20秒ぐらいで出力されます。いわゆる70点の記事が出力されるプロダクトを提供していて、残りの30点の部分は皆さん人間の方でやりましょうというものです。AIを使って、大元自分が作ったものを動画にしたり使い倒したりすることが総合力を上げることになります。ぜひ活用をご検討ください。
この他にも盛りだくさん、『AIとSEO』について公開しています！
EC事業運営に欠かせないAI活用とSEO対策にご関心をお持ちの企業様のご参考になるかと思います！
それでは稲葉氏流『AIとSEO』についてぜひお楽しみください！
～第302回 ゲスト～
稲葉 雄大 氏
雨と東京と株式会社
代表取締役
2019年、スカラ（東証1部：4845）とBranding Technology（東証M：7067）の合弁会社を創業し、取締役に就任。2020年12月、雨と東京と株式会社を設立。マーケティング戦略の策定と実行を担い、RICOHやキルフェボン、新千歳空港の支援を行う。
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