今回ゲスト、COSME HUNT CEO、高橋クロエ氏は、
「アジア人に合った化粧品が手に入らない」を解決するためにサンフランシスコで日本コスメ特化型のEコマース「Cosme Hunt」を立ち上げ。日系企業の米国進出を30社以上サポート。
日本・アメリカ・海外メディアで50社以上の掲載やイベント登壇され、実績多数あるアメリカの美容業界エキスパートとして、J-Be a utyを世界に発信するべく、日本の美容企業のサポートにも尽力されています。
COSME HUNTのCEO、高橋クロエさんに、キュレーションECおよび越境ECのコンサルについてお聞きしてみました。
▽やり取りされている会社の商品は、全部自分のサイトで売られているのですか?
半分くらいですね。自分のCOSMEHUNTのほうは結構独自のフィロソフィーを持ってやっていて、例えばアメリカ社会の中で大事にされている価値観でわかりやすい所だと、ジェンダーレスで男女をくっきりわけないとか、ありのままの体を大事にするとか。あとは整形とかも自分の物をよく見せようとしているのもだんだんそうじゃないって言う価値観が増えてきているので、なのでそういうフィロソフィーを持ってやっていて。ただ企業さんやお客さんの中にはそうじゃない方もたくさんいるので、分かりやすいところで言うと、ダイエット商材だとか、そういうところは切り分けています。サイトに載せるのは合うもので、合わないものは別の形でコンサルティングを提供するという形でやっています。
▽アメリカの日本語圏ではない方にはどういうものが売れるんですか?
1番はスキンケアです。それと化粧水の前の洗顔。あとはやってみて意外だったのがシャンプーなどのヘアケア商材です。欧米のブランドが作ってるのは割と白人とかの髪質に合う作りになっているので、特にアジア系の方で髪が細くて栄養足りない人たちが、日本のヘアケアが1番いい!ってなって。それはやってみてわかったことですね。
▽今後の事はどう考えられていますか?
まさに考えていて、日本のブランドとか全体がグローバルに向けて底上げされるといいなと思っています。日本もこれからいろんな人種の方とか入ってくるじゃないですか。人口も減ってきて人手も足りないですし。そうなるともっといろんな方が使いやすい商品がどんどん生まれてくると思っているしそうであって欲しいと思っています。あとはもともと日本の美容が持っている良さって結構あって、例えば、スキンケアのステップがしっかりとされているところとか。アメリカ人だと美容の歴史がそんなにないんで、オールインワンで一気にやる。でも、結局分かれているのは理由があって、科学的にそうした方が浸透しやすいとか肌が綺麗になりやすいからなんですけど。そういったところはもうアメリカ人からすると日本のビューティーステップすごい!ってなるし。だから良い意味で日本の良いところをしっかり前に出していって、日本の足りないところ、例えば多様性に欠けているところとかはこれから伸びていけば嬉しいと思います。
▽メイン顧客層はミレニアルだからZ世代に合わせる必要はないけど、やっぱりTikTokなんですか?
ジェネレーションZって言うと10代なんで、私たちもその世代から結構離れていて、その子達の気持ちを理解しながらTikTok運用するのは大変なんです。でも、ミレニアルの方がZ世代に惹かれてTikTokを始めると言うのはすごく多いですね。例えばハリウッドスターとかラッパーの人とか、みんな自分プロモーションする場所をInstagramとかYouTubeでやっていて、もっと範囲を広げてってなったときに若い子たちがみんなTikTokやってるとなると、そこに出さざるをえなくて、みんなアカウントを作り始めて、ジェネレーションZの若い子たちがやってる動画をハリウッドスターたちが真似するんですよね。アメリカではTikTok上では、完全にトレンドは若者が作っていて、上の世代が若者のトレンドを追いかけるみたいな、逆転した形になっていてすごい面白いなって思います。
この他にももりだくさん、キュレーションECの現状やアメリカでのSNS事情について公開しています。
キュレーションECや越境ECコンサルについて、ご検討中の企業様のご参考になるかと思います。
それでは、高橋氏流「キュレーションECおよび越境ECのコンサル」について、ぜひお楽しみください!
~第108回 ゲスト~
高橋 クロエ(タカハシ クロエ)氏
COSME HUNT
CEO
日本生まれ、日本育ち。北米6年間の生活の中で、自身が海外生活の中で一番困ったのが
「アジア人に合った化粧品を手に入らない」こと。それを解決するためにサンフランシスコで
立ち上げたのが、日本コスメ特化型のEコマース「Cosme Hunt」。
日系企業の米国進出を30社以上サポート。(マーケティング・販路開拓・PR・広告運用)
日本・アメリカ・海外メディアで50社以上の掲載やイベント登壇。
実績多数あるアメリカの美容業界エキスパートとして、J-Beautyを世界に発信するべく、
日本の美容企業のサポートにも尽力している。
個人では美容・ファッション・フェムテックスタートアップへのエンジェル投資や支援活動をしている。