コロナウイルス騒動が一向に収まらないなか、非常事態宣言によりリアル店舗の運営が立ち行かなくなるケースが目立ち始めており、EC事業を開始する店舗様も多数おられると思います。
通常、EC事業を行うのであれば楽天市場やAmazonなどECショッピングモールを利用するのが一番近道ですが、高額なランニングコストは店舗様にとっても望ましくなく、結果自社サイトをOPENする方もおられると思います。
自サイトOPENにあたって欠かせないサーバ選びなど様々ですが、そのなかにAWSというAmazonが提供しているサービスがあります。
これから自サイトのサーバを探しておられる方の参考になれば幸いです。
AWSとは?
AWSとはアマゾン ウェブ サービスの略で、Amazonが提供しているWebサービスの総称で、
AWSはAmazonが自社商品の在庫管理やデータ分析を行うため、インフラやアプリケーションを一般利用者に公開したのが始まりでしたが、いまやクラウドコンピューティングを利用して、ストレージやデータベース、サーバーなど、さまざまなサービスを貸し出しています。
世界に流通しているAmazonだけあって、サーバは安定性が高く、個人だけではなく企業も数多く利用しており、信頼度はお墨付きといえます。
AWSの特徴
AWSの特徴ですが、完全な従量課金型なので必要な時に必要なだけ低価格でリソースを活用できることです。
長期的なコスト支払いの義務が発生しないため、新しいプロジェクトの立ち上げや、サービス検証などをより迅速かつ簡単にできることで、しかも料金は秒単位または時間単位で計算されますので、コストはどんどん安くできます。
さらにAWSでは必要なときに数分でサーバの台数の増減ができます。
AWSのメリット
AWSのメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
AWSのメリットコストが低い
ほとんどのサーバは月額など定額制ですが、AWSは、必要な時に必要な分だけ利用できるため、 固定費を変動費に変えられます。
さらにWebサービスを立ち上げる場合においても、サーバやネットワーク機器などのハードウェアを用意する必要がないため、初期のコストがかかりませんが、反面ランニングコストが変動なので、運用面での注意してください。
簡単に利用できる
AWSは必要なときに必要な規模で、簡単にサーバ台数の増減が可能です。
また、主要なサービスは、Amazonが提供しているマネジメントコンソールで管理をしていきます。
稼働中のサーバーのCPUやメモリ、ストレージのサイズ変更も簡単にでき、操作性が高く日本語にも対応しているため利用がしやすいです。
日中と夜間で稼働しているサーバのスペックを変更することも可能ですし、夜間や週末にサーバを停止して利用料を削減することも可能です。
利用できるサービスが豊富
AWSはサービスラインナップの種類が豊富で、利用者は多くのコンテンツをAWSのみで構築することが可能となります。
こういった多くのサービスを組み合わせて使うことで、利用者は既に存在している ITサービスを再開発する労力を使う必要がなくなります。
セキュリティ面のリスクが少ない
AWSのセキュリティは、AWSがキュリティやコンプライアンス上の統制を実装し、さらにオートメーション・システムを構築し、第三者監査によるセキュリティやコンプライアンスについての検証を実施していることにより可能にしています。
さらにクラウドサービスの利用で最大の懸念である情報漏洩ですが、自社運用サーバ(オンプレミスサーバ)よりクラウドサーバの方が安全という面もあります。
パフォーマンスが高い
クラウドサーバーは世界のデータセンターで稼働しており、 常に最新のハードウェアへと定期的にグレードアップされています。
またAWSでは、管理者画面やAPIの操作で簡単にシステム構築が可能なうえに、世界中のデータセンターで統一したインターフェースを持つため、海外展開などの現地データセンターの視察や契約などの必要もなくなります。
オンプレミスサーバにはない特徴と言えるでしょう。
拡張性が高い
AWSは必要な時に必要な容量を利用することが可能で、例えばアクセス量に応じて必要量を調整できるといったメリットもあります。
これらのサービスは、分析や機械学習、ビッグデータなどに活用することができます。
他にもシンプルなWebサービスインターフェイスを活かし、メールの保存やデータベースのバックアップなどを一括して行うこともできます。
AWSのデメリット
ここでは、AWSのデメリットについて詳しくご紹介します。
メンテナンスがある
AWS側のメンテナンスでインスタンスが停止することがあるといったデメリットがあり、大企業で運用する場合は無視できないデメリットになるでしょう。
日本国内の大企業は、こうしたデメリットに対してプライベートクラウド方式を選択することで回避しています。
運用の自由度が低い
AWSは自自由にカスタマイズができないといった柔軟性に乏しいデメリットがあります。
メンテナンス日は数カ月に一回と行われますが、細かな調整やカスタマイズ・機能の追加といったオプションを設定したい場合、メンテナンスでそれらがおこなえないのはデメリットです。
ランニングコストが変動する
AWSのクラウドでは稼働した分だけ課金されますので、利用料金の単価が高くなってしまいます。
初期費用は安いもの、その後の必要経費がかかってしまうということは意識してください。
まとめ
AWSで提供されている機能には、サーバ構築だけでなくデータ保存、サーバ構築、データベース機能、専用線の構築、セキュリティ対策、機械学習、ワークフローシステム、Eメール送受信、開発ツールといったものがあります。
AWSのメリットとデメリットを知って、自社サービスの品質を向上させていきましょう。