サイトも綺麗にしたし、広告も打ったり、諸々の施策を行ったにもかかわらず売上が伸びない多くの特徴としては、俯瞰的な視野が曖昧になるという部分があります。
今回はこの俯瞰的な視野の大事さについてまとめてみたいと思います。
俯瞰的視野の大事さ
楽天市場やYahoo!ショッピングなど、オンラインショピングモールでネットショップを運営する場合、一番大事なことは、「自分が理想とするライバルとのギャップを明確にして、そのギャップを埋めていくこと」でしょう。
ショッピングモールで例えれば、スーパーなどその施設に1つしかないものは日々リピートされるもの、アパレル・雑貨店など類似店舗は、この店で買う!とお客様が決めない限りショッピングウィンドウで見て周られるのがほとんどであり、これは楽天やYahoo!などECモールでも同じことが言えます。
どんなに売れているお店でも、周りに魅力的なお店が増え、お客様に飽きられれば来客が減る=売上は下がります。例えば同メーカーのミネラルウォーターが安い同業者のライバルが増えれば、値下がりしないと売れず撤退せざるを得ない場合もありますよね。
このようにECモールはリピートするが、ショップへリピートする可能性は低いのです。
オープンしたばかりの店舗様は、同一ジャンルの好調ショップを参考に売上を伸ばし、同じ時期にオープンした店舗様と競い合って向上しているにもかかわらず、次第にアクセス数が落ちたり、売上が伸び悩むという問題が発生します。
・ 競合店が別ジャンルでショップをオープン・連結して売上を伸ばしている
・ SNSを駆使して売上を伸ばしている
・ 別のショッピングモールに出店し、売上を伸ばしている
ネットショップそのものに視野を向けるのではなく、ビジネス、企業として全体を見れば自ずと分かるものですが、日々業務に追われている店舗様としては、逐一分析することはなかなかできないものです。
比較デバイスを導入してECショップ上の環境を整えましょう。
また、サヴァリのように店舗分析に長けているサポート会社にご相談いただくのも手です。
ネットショップにおける比較デバイスとは?
比較デバイスとは、「サブディスプレイモニター」「スマートフォン」「タブレット」のようないつも見ている画面と「比較」できるものだと考えてください。
ネットショップが比較デバイスを利用することで次のようなメリットがあります。
・ 競合店のページを開きライバルのイベントや販促を参考にする
・ 競合店のページを参考に自社ページが作成できる
・ 注文画面を開きながら、お客様に返信メールを書ける
・ モールの管理画面を開きながら資料が作成できる
・ 常にお客様が見ているモールのページを開いておくことができる
・ メールの受信トレイを開き、注文状況をリアリタイムで把握
比較デバイスを使用することでお客様が実際にどうやって販売しているページにたどり着けるか、バナーや商品情報は正しく表示されているかなども確認することができますので、自社ECのページを俯瞰的に見られる環境を整えましょう。
物理的な比較デバイスを駆使して俯瞰的視野を手に入れる
楽天市場では、今やスマートフォンやフィーチャーフォン、タブレットでの売上比率は、楽天公式発表により7割に達しています。
お客様は、ネットショップや商品ページをスマートフォンで閲覧しているにもかかわらず、店舗様側はパソコンで作業・確認しているため、スマホターゲット層へ十分な接客ができていない可能性が高いことが伺えます。
デュアルモニターなど物理的な比較デバイスを手に入れることにより、精神的・ビジネススキル的な視点を持つことが可能になります。
ネットショップを運営していて、1台のモニターでしか仕事をしていない方は、ぜひ2台目を用意してください。性能が高いほうが作業には便利ですが、ひとまずは高いものでなくて十分ですし、変換アダプタを購入すれば、デュアルモニターの環境を構築することができます。
ノートパソコンでもパソコンに対応したケーブルとモニターを購入したり、Wi-Fiタイプのスマートフォンやタブレットであれば、格安で購入することができます。
まとめ
今回は環境など物理的面で比較的視野を手に入れる話をしましたが、売れている店舗様はこういった俯瞰的視野を元に戦略・戦術を構築して一段階も二段階も上へと売上UPを目指しています。
毎日の業務に追われるなかでこういった視野も整えていくのは非常に大変ですが、これから自社ECをさらに伸ばしたい方にとっては非常に有効であることは間違いないので、ぜひ検討してみてください。
運営者様側からすればコストはかけたくないし、すでにPCがあるのであればそれだけで売上を伸ばして貰いたいところが本音でしょう。
しかし2時間の映画を見るときもパイプ椅子より、リラックスできる椅子のほうが落ち着いて鑑賞できて深く集中できますよね。
このように環境次第で仕事の良し悪しが変わることも事実ですので、比較デバイスを導入して比較しやすい環境づくりを目指すことを強くおすすめします。
サヴァリではこういった環境面についてもお話させていただきますので、興味を持たれた方はぜひご相談くださいませ。