消費税増税!楽天でやるべき対策とは?
今回のテーマは「消費税増税」です。
2019年10月1日より消費税がこれまでの8%から10%に引き上げられますが、
これはどういった事が影響するのか、またどのような対応を行えばよいのか、
それらをまとめました。
消費税増税でどういう影響が出るの?
楽天市場は今や日本で最大級と言ってもよいほど売れているECショップで、たくさんのお
客様が楽天市場を訪れてくれます。
そのためスーパーセールなどビッグイベントになると、売上が大きく伸びて、店舗様は嬉し
い悲鳴をあげることでしょう。
ところが、もし仮に販売金額が間違っていたら、悲惨な悲鳴に変わってしまいますね。
例えば10,000円の商品を100品売ったら100万円の売上ですが、
9,000円で販売してしまうと90万円と、売上額が大きく変わってしまいます。
上記はあくまでも例えの話ですが、消費税増税対策をしっかり行わないと
この例えが現実となりますので、しっかり対策していきましょう!
消費税増税に関して楽天で行うべき対応
PCやSPに消費税増税の旨を告知する
消費税増税についてお客様に認知してもらうために、
かならずサイトにも増税についての告知を行いましょう。
受注確認メールの内容を修正する
商品の発送タイミングによりますが、
受注から発送期間が短い商品であれば、
9月中旬を目処にお客様へお送りしている受注確認メールに下記の旨を記載しましょう。
(1)現在表示している価格の税率(旧税率なのか、新税率なのか)
(2)(該当する場合)出荷・発送が2019年10月1日以降になる場合、別途増税分を頂く
場合があること
RMS管理画面から一括で変更する
楽天側は行ってくれませんので、店舗様で
[店舗設定]>[4 基本情報設定]画面の[消費税計算方法]で消費税の税率と説明文を変更し
ましょう。
ここで設定した税率が商品全体に影響します。
商品個別で税込・税抜を確認する
商品管理画面で税抜にしていれば、前項で設定した税率が自動的に適用されますが、
税込にしていると2%分利益が減ります必ず確認しましょう。
予約販売、定期購入・頒布会も漏れずに確認してください。
商品ページのサムネイルや商品LPに税込が入っていないか
LP=ランディングページの画像に金額が入っており、税込みになっていたら修正が必要に
なります。
今後のことを考えて価格を削除するなど、商品ページやLPの修正をあらかじめ行っておき
ましょう。
代引き手数料や送料は問題ないか
税込で設定している場合は、修正が必要になります。
その他決済や配送設定で備考欄に旧税率の税込み価格を記載していれば、そちらも確認し
ましょう。
送料の反映には30分ほどかかるので、時間は余裕を見ましょう。
注文内容を修正する
出荷のタイミング等により新税率になる注文があり、増税分を追加で請求する場合は、
受注画面の注文内容修正でご対応ください。
請求しない場合は、設定不要です。
各決済方法ごとの確認点
クレジット、楽天バンク、銀行振込なども、
出荷のタイミング等により新税率になる注文があり、
増税分を追加で請求する場合は、各支払いの修正を行ってください。
請求しない場合は、修正不要です。
消費税転嫁対策特別措置法に気をつけること
2013年10月1日~2021年3月31日まで、転嫁を阻害する表示が禁止されています。
下記を行うと罰則がくだされる可能性がありますので、注意してください。
転嫁を阻害する表示の禁止
例)「消費税は当店が負担します」
「消費税分還元セール」
「消費税相当分のお好きな商品プレゼント」
「消費税分ポイントバック」など
総額表示義務の特例
総額表示をせず、税抜き価格のみの表示を行う
例) 1,000円+税
消費税増税時は発送のタイミングに気をつける
発送のタイミングによっては税率が変わりますので、事前にHPや受付自動メールにその旨を告
知しましょう。
例)
・2019年10月1日発売のカメラの予約販売を2019年9月1日から受付 →新税率
・2019年9月29日に注文を受付し、2019年9月30日に発送 →旧税率
・2019年9月29日に注文を受付し、2019年10月1日に発送 →新税率
消費税増税で行うべき対応まとめ
税率の変更だけでは済まない消費税増税対策、2019年の9月〜10月は店舗様にとっても混乱す
る時期であると予想されます。
日頃の業務に加えての対策に時間が取れない方、もっと詳しく知りたい方は、サヴァリへご相談
くださいませ。
店舗様がスムーズに対応できるよう対策を行わせていただきます。