買いものに行って欲しいものがなかなか見つからないとき、
お店に販売員がいなかったら聞くこともできず、店を出て行ってしまうかもしれません。
このような状況、ネットショップに置き換えると多々ありえることは想像がつきますよね。
そこで、ECサイトやInstagramなどのSNS上で販売員が商品を紹介したり、
お客様からの問い合わせに直接応えたりといった、
オンラインでの接客、『デジタル接客』が有効になるのです。
今回ゲスト、ECエバンジェリストの川添氏によると、
オンラインでの接客には2種類あり、
1.事前の接客 = ブログ、SNS → 集客目的
2.アクティブな接客 = インスタライブ、ライブコマース、Line接客、zoom接客
に分かれているそうです。
ただ、日本の接客は売る側と買う側が明確に分かれてしまっており、
中国、台湾では逆に相手に話かけるようにライブコマースを楽しみ、
インタラクティブで、予期せぬ面白さなどから、
お客様との距離感を詰めるのが上手い販売員がよく売っているそうです。
しかし、日本でも実店舗の顧客を集めライブ配信で、
なんと通常の週の売上の6割を4時間で売った販売員もいるそうです。
川添氏がデジタル推進役の立場から、デジタル接客導入を企業に提案しても、
現場が受け入れる状態じゃないと上手くいかないとのこと。
また、最初からリスクサイドを全部つぶすとだいたい面白くない取組になってしまうので、
会社に怒られてもお客様のためになるとの気持ちがある販売員の飛び込む勇気と
会社の許容がデジタル接客推進のキーになるとのことです。
この動画では、デジタル接客の重要性と社内への取入れ方のご参考になります。
それでは、川添氏流『デジタル接客でつくるECの未来』、ぜひお楽しみください!
「ECの未来」episode44 ポイント
飛び込む勇気と企業が許容すること
~第44回 ゲスト~
川添 隆(カワゾエ タカシ)氏
ECエバンジェリスト
1982年生まれ、佐賀県唐津市出身。
全国のEC担当者を応援し、ECビジネスの可能性を伝えるECエバンジェリスト。
企業再生を2社経験し、EC売上2倍以上に携わったのは5社。
アパレル関連企業を3社を経験後、2013年7月よりメガネスーパーに入社。7年でEC関与売上は7倍、自社ECは月間受注は13倍に拡大。
現在は親会社の株式会社ビジョナリーホールディングス 執行役員として、EC事業・オムニチャネル推進などデジタルに関わる全てを統括。
2017年より代表を務めるエバン合同会社では小売企業、B2Bスタートアップ、D2Cブランドへ小売✕デジタルやEC領域のアドバイザーに従事。
川添隆のいいコマース学
~ECの未来 チャンネルMC~
柳田 敏正(ヤナギダ トシマサ)氏
株式会社柳田織物
代表取締役
1971年4月生まれ。
1994年法政大学卒業後、(株)バーニーズジャパン入社、横浜店にてメンズ全般の接客に従事。
1999年退社し(株)柳田織物に入社。
2002年オリジナルのシャツを販売する自社ECサイト「ozie」を開設し、BtoCへ進出。
2011年にOSMC(オンラインショップマスターズクラブ)最優秀実践者賞受賞。
2012年第4回エビス大賞 大賞受賞。
2013年4月代表取締役に就任。
2014年、六本木一丁目にショールームをオープン。
EC4店舗を運営。