【知らないとヤバイ】プライバシー時代に勝つための広告戦略!ユーザー行動からニーズを探る!【EC・ネットショップ】【episode208】

広告活用編

今回ゲスト、株式会社イルグルム 代表取締役 岩田 進氏は、“Impact on the World”をミッションに、広告効果測定プラットフォーム『アドエビス』、ECオープンプラットフォーム『EC-CUBE』を、インターネット広告市場、BtoC Eコマース市場各々において国内No.1シェア製品を提供しています。

岩田氏に『過去から学ぶ!いままでの広告戦略とマーケティング』についてお伺いしました!

▽いままでの広告の流れとは?

私自身2000年に創業したので、インターネット広告の黎明期というところからで、まだ企業がネット広告を出すなんてまず考えにくいぐらい、そんな時代で20数年この事業をしていますが、私の解釈も含めて、これまでどういう経緯があったのか、整理させていただきます。
広告はどういうところに出すかというと、当然、人がいるところに出します。
基本的には、広告の前に消費者行動があって、その消費者行動はどういったところから生まれてくるのかというのが次の問いになってくるのですが、一つ重要なのがキャリアのスピード、通信速度です。
最近5Gと言われていますが、2G、3G、4G、5Gと15年スパンぐらいでバージョンアップしてきていますが、それでいうと2000年当時というのは、まだまだ3Gでもないぐらいで、そもそも携帯がないという世代でした。
そこにモバイルが出てきたタイミングで環境が大きく激変してきて、その次に3G、4Gと変わってくる中で、SNSが出てきたり、動画の広告や、YOUTUBEなど、そういう話に変わってきたという意味では、あくまでも通信速度によってメディア環境が変わり、メディア環境が変わることによって人の行動が変わり、人の行動が変わることによって広告が変わる、と言えます。
ベースはどこから来ているのかというところから、しっかり紐解いて理解しておくということが、これからの時代を読む上でも結構重要かと思います。

▽アドワーズ広告の前は何があったのか?

まずパソコン通信とかがありましたが、あの当時は、まだ広告はそんなになかったと思います。
企業が初めてホームページを作り出して、そのホームページに行き着くためのポータルサイトがあって、そこでの広告というのは、右上のブランドパネルを中心に、それ以外の各ディレクトリーの上にあるバナー広告が主力で、それ以外にもポータルサイトは他にも複数あったので、そういったところに広告が出るというのが、当時の1番メインの広告だと思います。

▽iPhone登場以降の広告は?

その辺りで3Gに変わってきて、スマホで最初に立ち上げるのが、次はSNSのアプリのように大きく変化してきて、そういう意味では、通信が変わり、デバイスが変わり、メディアが変わって、行動が変わったという流れです。
広告環境も大きく変わっていて、以前はポータルサイトには何かを探そうという人が入ってきていて、その受け皿に広告が出ていて、調べたいものと出てくるものが同じという形になるので、それがまさに欲しかったというような形になっていました。
行動体系の中でいうと、ニーズが顕在化していて、何か欲しいなと探しているものに対して、広告を出すというような、従来の広告でいうと、電話帳広告のような位置付けに近いです。
マインドが、かなり欲しいという行動をしているユーザーに対して広告を出してるので、そのユーザーに対してランディングページLPをいかに魅力的に見せて、そのまま購入してもらうのかというのが、広告の王道でした。
ユーザーそのものの、どのタイミングでアクセスしているのか、どのマインドでアクセスしてるのかといったところが大きな違いとしてあって、PCの場合、検索して入ってきている人にLPを見せて買ってもらうことに対して、スマホの場合はそもそもSNSを見ていた人に広告でリーチしているので、いきなりLP見せられてそのまま買うという人は、結構稀なパターンです。
そういう意味では、広告の中での設計がかなり立体的に変わってきたので、 直線的に見て買ってもらうことに対して、まずこのタイミングで、一旦、認知・リーチしておいて、その後、いざ、検索行動に入って、実際に他も比較検討した時に、前に広告を見て知っているからという流れで買ってもらうというような、かなり立体的に変わってきたというところがあります。
SNSを前提としたマーケティングが必要になってきて、リターゲティングによって、そういうユーザーをどうやって効率的に、 購買まで繋げていくのかが基本という形ではあって、それが2018年、2019年ぐらいまでの10年弱ぐらいずっと続いていたというような感じですが、それがもう効かなくなってきているというところが、今また大きな変化を迎えているというところです。

▽どうして効かなくなってしまったのか?

やはりcookieの問題があって、もう結構制限されている部分があります。
Chromeのサードパーティcookieの規制みたいなものは少し延期している感じではありますが、Safariに関しては、いち早く規制が入っています。

このほかにも盛りだくさん、『過去から学ぶ!いままでの広告戦略とマーケティング』について公開しています。
それでは、岩田氏流『過去から学ぶ!いままでの広告戦略とマーケティング』、ぜひお楽しみください。

~第208回 ゲスト~

岩田 進氏
株式会社イルグルム
代表取締役

2000年、大学在学中に創業し、2001年に有限会社ロックオンを設立。
以来、“Impact on the World”をミッションに、デジタルマーケティング領域の製品を開発し、広告効果測定プラットフォーム『アドエビス』、ECオープンプラットフォーム『EC-CUBE』を、インターネット広告市場、BtoC Eコマース市場各々において国内No.1シェア製品へと成長させ、国内最大級のマーケティングソリューションを構築した。
2019年8月より、株式会社ロックオンから株式会社イルグルムへ、社名を変更。データとテクノロジーによって総合マーケティングDX支援企業集団としての価値創造と更なる飛躍を目指す。

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