物流革新!amazon物流クオリティーをあなたのお店に!出荷処理の自動化、ロジレスの秘密【EC・ネットショップ】【episode203】

EC支援サービス編

物流革新!amazon物流クオリティーをあなたのお店に!出荷処理の自動化、ロジレスの秘密【EC・ネットショップ】【episode203】

今回ゲスト、株式会社ロジレス 代表取締役CEO 足立直之 氏は、新卒で楽天に入社し、楽天ブックスにて3年間、電子書籍事業の立ち上げなどをご担当。2017年に株式会社ロジレスを創業され、現在、EC物流の問題をよりよい方向に解決するためのSaaSプロダクトをご提供されていらっしゃいます。

足立氏に『物流』についてお伺いしました!

▽物流とはどこからなのか?

ECの倉庫で最も生産性の高い倉庫はどこかという話になると、やはりAmazonの名前が出てくると思います。
Amazonと私たちのお客様であるサンピエールの会社のオペレーションでどこが大変なのかを比較すると、やはりAmazonはどういう形状の商品が何個来るのか事前に分かりますが、普通の倉庫は新商品のサイズなどが共有されなかったりするので、例えばロボットに乗せようと思っても、大きいとロボットに乗らないことなどがあります。
物流の最後は倉庫の中をイメージされるケースが多いと思いますが、私たちはもっと上流から始まっているのではないかと思っています。
これから人が減る時代の中で、人がやる前提で物流をやることはどんどん苦しくなってくると思います。
自動化したり梱包機を使って省人化するような流れがある中で、商品の大きさや形によってロボットに乗る・乗らないなどのトラブルが多いという話をよく聞きます。
今まではあくまでも人がやる前提で物流が動いていましたが、最近では倉庫内にあるハードをどう動かすかという前提で語られるケースが増えてきました。
とはいえ、倉庫の資産も有限で、ハードに合わせて商品を作り、その商品に合わせて物流を設計していくような時代が来ざるを得ないので、人に頼るということが難しくなって、コストも高くなっていくので、そういう流れが今来ていると感じることは多いです。

▽ロジレスの目指すものとは?

私たちとしては、売れた後に倉庫の中でオペレーションされるところを、私たちが考える理想系をご提示できれば、倉庫の生産性が上がるはずだと思っています。
生産性が上がるというのは、倉庫からすると売上が上がることと同じことなので、倉庫にとってもメリットがあることをできるのではないかと思います。
私たちは一気通貫であるが故に、このシステムに対して色々なショップから1本のシステムにデータがまとまって入ってきて、人がやるにしても標準化されていて、かつ、ロボットに繋ぐとしても、複数のお客様を跨いでそれをシェアができるというようにやっていかないと、生産性が最大化されないと思っていますし、これからの時代の物流にフィットすることも難しいと思います。
私たちが目指すところは、Amazonが実現できているような物流生産性を、私たちのお客様である企業に実現できるためには何が必要なのか、何が足りないのか、という観点からプロダクトをプラッシュアップするようにしています。
私たちは色々な倉庫のパターンを見て、こうしたら生産性が上がるのではないかという仮説を見ているので、他の倉庫に行った時に、その仮説をシステムをセットでご案内することを、今やろうとしています。

▽ショップへの提案方法は?

お客様に対して、人がしていることを極力なくして、マーケや商品開発など新しいところに力を注いで、より売上が上がるところに時間を使うような提案をすることがショップ側には多いです。
ただその作業に対してのプライドを、どのようにシステムに乗せるのかは難しい部分でもありますが、そのプライドが無くなると、ECショップの本質もなくなるような気はしているので、その作業の本質的な部分などを聞いて、システムに載せ替えています。
ショップ側の苦労と工夫を見てきたので、その人たちの思いをなんとかシステムに載せられるようにできないかと、お客様に対してのユーザー体験は損ねずに、極力人がやらずに効率化することを重点的に実現できるようにシステムを作っていますし、そのように提案をしています。
極端な例ですが、元々5~6人体制で1日6時間、計36時間掛けて受注処理されていた会社があるのですが、今は1人で30分で処理が終わっているそうです。

▽ロジレスのシステムにパッケージはあるのか?

標準パッケージはありますが、お客様ごとに設定されているものがバラバラなので、そのまま使っているお客様はほぼいないと思いますし、私たちもお客様それぞれで何が起きているのかは、1個1個見ないと分からないです。
お客様ごとにベースがあって、商材やエリアなどによってやられてことはバラバラなので、その中にある紆余曲折はカスタマイズされているという感じです。
今後、物流は難しくなってくると思っていますが、複雑になっているところに対してSaaSだからこそアジャストできるのではないかと思っていて、私たちをご活用いただいている会社に対して開発をして、ECのこれからの物流や、トレンドに対してアジャストできるようなところがあるので、時代に合わせてアジャストしていくというのは、この業界のためにもなるのではないかなと思っています。

このほかにも盛りだくさん、『Amazon物流のパフォーマンスを個店に』について公開しています。
それでは、お楽しみください。

~第203回 ゲスト~

足立 直之 氏
株式会社ロジレス
代表取締役CEO

新卒で楽天に入社し、楽天ブックスにて3年間、出版社への営業や電子書籍事業の立ち上げなどを担当。
2012年に自分たちでECサイトを立ち上げ運営を開始。自社の業務を効率化するためのシステム開発を
していく中で、同様の課題を抱えている人たちの存在を知る。
2017年にロジレスを創業。より多くのEC事業者の課題を解決したいと考え、SaaSプロダクトとして提供開始。
EC物流の問題をよりよい方向に解決していくことを目指す。

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