旬の食材を直送!産直EC「食べチョク」生産者と生活者をつなぐサービスの秘密【episode180】

EC支援サービス編

旬の食材を直送!産直EC「食べチョク」生産者と生活者をつなぐサービスの秘密

今回ゲスト、株式会社ビビッドガーデン 取締役 松浦 悠介氏は、
学生時代4社のスタートアップをご経験。EC・メディアを立ち上げてマーケティングを学ばれ、2021年より取締役としてマーケティング戦略の策定。現在はCS領域・生産者様パートナー領域もサポートされています。

松浦氏に『産直EC』についてお伺いしました!

▽ビビッドガーデンさんは食べチョクをされてるんですよね

産直ECと呼ばれる農家や漁師から直接買えるサイトを運営してまして、食べチョクという名前でやっています。
今創業7年7期目で、サービスは6年目になります。
当時は農家さんたちの販路がなくなってきたタイミングでして、
彼らを何とかしなきゃとアワアワしているうちに、気がついたら数年経っていたという状況ですね。
代表の秋本の実家が農家なんですが、廃業してしまったんです。
畑の様子を見ていく中で、農業問題はいっぱいあるなと考えていて、
そうした中で現在の食べチョクが生まれて、産直ECが生まれたという流れです。
稼ぐには量を作って儲けるというモデルに当時なっていました。
新しく始めるにしても初期費用はかかるし、すぐにはお金も入ってこないですよね。
農地が狭かったり、こだわりを持って農業などされている方でも
ちゃんと稼げて続けられるようなモデルがあったらいいなと思っています。
食べチョクでは、お客様とやり取りできる機能があるんです。
例えば、買う前に野菜の食べ方について聞いたり、
届いた後にお礼の連絡が来て返信があって、というようなやり取りもできるんですね。
農家や漁師の方からしたら、実際目の前で反応がもらえたりするので、
フィードバックをもらえて改善できるとか、モチベーションにつながる部分が特徴としてあるかもしれないです。

▽食べチョクさんがやられてる事は一次産業のD2Cのような感じですね

そうかもしれないですね。
例えば土付きの人参が入ってたり、磯の香りがする箱で来たりとか。
その場の雰囲気や手触り感みたいなものが直で届くので「これいいね」ってコメントをいただくことはありますね。
大手プラットオームとの差別化を意識してる部分が2つありまして、1つが今の話です。
日々見ている「〇〇さんが漁に行って一生懸命取った魚」という風に売られているのと、
どこかの業者さんのとではやっぱり違うなと思っていて。
2つ目は今の話に紐付くんですが、直でやっているのでその分発送までが早いんです。
すごく早くて新鮮という部分に価値を感じて頂けるかなと思います。
また出品にお金はかからないので、気軽に小さい単位で出品できるんですよね。
一般流通しないようなものも、スマートフォンで写真を撮ってそのまま出品をするだけなので、
そこの速さというのはかなりあるかもしれないです。

▽自分たちで写真撮ってやるので忙しくて多くは出品できないですよね

忙しいというのが彼らの一番の課題ですね。
食べチョクの中でちゃんと売れて、ユーザーの声も聞こえるなど、いろんな仕掛けを仕込んでいきたいと思ってます。
あと楽にできるということは意識してますね。
初めてネットを始めるという人もいらっしゃるので、いかにつまずかない様にしていくのか、
社内でエンジニアも含めて話をして対応しています。

▽食べチョクさん見たらそこにしかない産直のものが結構あるって事ですね

すごく美味しい物が取れた時に真っ先に出品したくなるのが食べチョクになるといいなと思ってます。
そこにファンの方が待っていて、しかもいい値段で買ってくれるというのになれば
「どうせ出すなら食べチョクの方がいいんじゃない?」と。
いいものが集まるマーケットプレイスになっていくというところは意識してますね。
おいしいものは食べチョクにくれば絶対にあるって事をしっかり作っていきたいなと思ってます。
またいろいろ現場でサポートはしていきたいなと思ってて、
例えば食べチョク学校というセミナーがあるんですね。
毎月開催してるんですが、写真の撮り方講座や商品の付け方講座などいろんなテーマを決めて勉強会をやっています。
文章はめっちゃ書けるけど写真は苦手とか、逆に写真上手いんだけど
文字数少ないみたいな人とか、様々な方がいらっしゃるんです。
そこの凸凹をちょっとでも底上げしていきたいなというのがあるので
そういったセミナーはかなり頻繁にやるようにしています。

この他にももりだくさん、食べチョクについて公開しています。
産直ECについてご検討中の企業様のご参考になるかと思います。
それでは松浦氏流「産直EC」についてぜひお楽しみください!

~第180回 ゲスト~

松浦 悠介氏
株式会社ビビッドガーデン
取締役

一橋大学を卒業。学生時代4社のスタートアップを経験、EC・メディアを立ち上げマーケティングを学ぶ。外資IT企業へ入社し、新卒初のテクニカルトレーナー職として従事。2018年11月より株式会社ビビッドガーデンに入社。2021年2月より同社取締役として、マーケティング戦略の策定や実行を牽引。現在はCS領域・生産者様パートナー領域も管掌。

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