ECサイトを運営すると、梱包などの代行を外部業者に発注する必要が生じることがあると思います。
今回は梱包代行を選ぶ時の比較ポイントを紹介していきます。
目次
自社商品が対応できるか
梱包代行業者を選ぶ際は、まず自社商品が対応できるかということを確認しましょう。
例えば、アクセサリーやアパレル、小さな小物雑貨を取り扱っているようであれば、そういった商品を専門で扱っている梱包代行業者を選ぶのが良いでしょう。
また商品数も「小ロットでお願いしたい場合」や「多くの商品数をお願いしたい場合」などによって、対応できる業者がそれぞれ異なるケースがあります。
そのため梱包代行業者を選ぶ際は、事前に
・梱包代行してほしい商品の種類
・毎月の大体の出荷数、保管できる在庫数
を伝えて、対応してもらえるのかを確認するようにしましょう。
食品や大型商品は取り扱えない代行業者も多い
もしも自社商品で「食品」や「大型家具」を扱っている場合は、梱包代行業者を選ぶ際に注意しましょう。「食品」は商品を保管するのに専用の冷蔵・冷凍倉庫が必要。
「大型家具」に関しては、大型の倉庫と大型商品専用の配送業者が必要になるからです。
他にも「医薬品」や「植物」など、倉庫での保管に特別な対応が必要な商品は、専用の倉庫を取り扱っている梱包代行業者を選ぶようにしましょう。
サービス内容は十分か
梱包代行業者を選ぶ際は「サービス内容が十分か」ということにも注目しましょう。
特にECサイトの梱包代行で必要になってくるのが「梱包資材の指定やラッピングができるか」「受注業務やカスタマーサポートは対応できるか」「土日も発送可能か」ということになります。
梱包資材の指定やラッピングは対応できるか
梱包代行業者を選ぶ際、「梱包資材の指定やラッピングができるか」ということにも注目しましょう。
梱包代行業者によっては、その業者で用意する梱包資材でしか対応できないというところもあるからです。
梱包資材を指定することができれば、例えばお店のブランディングのために店名が記載された段ボールを使ったり、段ボールのサイズダウンでコスト削減などをすることも可能です。
またECサイトで取り扱っている商品を、ギフト用にすることもできるので、プレゼントとして商品の需要拡大にもつながりますよ。
受注業務やカスタマーサポートも対応できるか
梱包代行業者を選ぶ際は「受注業務やカスタマーサポートも対応できるのか」という点も確認するのがおすすめです。
ECサイトの商品が売れてくると、業務の中心が受注業務やカスタマーサポートになってしまう場合が多いからです。
結果として、コア業務であるEC運営の対応が滞ってしまい売り上げが落ちてしまったという企業も。
そのため、最初は梱包や発送業務のみ委託するとしても、後々のことを考えるなら、受注業務やカスタマーサポートのサービスにも対応している梱包代行業者を選ぶのがおすすめです。
土日も発送可能か
梱包代行業者を選定する時には「土日も発送可能か」というところにも注目するようにしましょう。
多くの梱包代行業者の対応は、平日のみというケースが多いですが、土日まで対応してくれる業者であれば、商品がお客様の元に到着するスピードも速くなり、結果として、顧客満足度向上につながると言えるでしょう。
ただし、土日まで対応してくれる業者は、その分利用料金が高くなりがちです。
サポート体制は十分か?
梱包代行業者を選ぶ際は「サポート体制はきちんとしているか」を言うことにも目を向けるようにしましょう。
問題が起こった時の対応はどのように行うか
梱包代行業者を選ぶ際、問題が起こった時の対応はどのように行うかということを確認しましょう。
例えば、代行業者側が「発送先を間違えてしまった」「梱包する商品を間違えてしまった」といったミスを起こしてしまった場合、どれだけスピーディーに対応を行ってくれるのかなどを事前に確認しておきましょう。
その際、これまで不備があった時に実際どのような流れで対応を行ってきたのかを具体的に確認しておきましょう。
定期的に報告会などは設けられているか
梱包代行業者を選ぶ際「定期的な報告会などを設けることは可能か」という点も確認しておきましょう。
梱包代行業者に業務を依頼しっぱなしになってしまうと、物流の視点から見てわかるEC運営の改善点に気づくことができないからです。
料金は適正価格や実績も見極める
梱包代行業者を選ぶ際は、料金が適正価格か、また信頼できる実績も事前に確認しましょう。
代行業者のWEBサイトで、取引の実績を掲載している会社であれば、自社商品と似た商品を取り扱ったことがあるかを確認してみましょう。
もしWEBサイトに取引実績を掲載していなければ、問い合わせフォームでこれまでに取り扱ったことがある商材や商品個数などを確認しましょう。
また、梱包代行業者を選ぶ際には、倉庫内が清潔に整備されているかを確認するようにしましょう。
もし倉庫内が整頓されておらず、不潔な状態だと、保管している間に商品の品質が落ちてしまうことになるからです。
ほとんどの梱包代行会社では、無料見学会などを行っているので、実際に足を運んで確認するか、オンライン上で倉庫の状況を必ず確認するようにしましょう。
梱包代行は個人でも頼めるのか
結論、梱包代行は個人でも頼めることが多いです。
多くの梱包代行サービスや転送サービスが、個人からの依頼を受け付けています。
たとえば、オンラインでの個人的な販売や送付物の梱包作業が苦手な場合、専門の梱包代行サービスを利用して、商品の梱包や発送を任せることができます。
ただし、利用するサービスによっては、取り扱う商品の種類やサイズ、料金体系などが異なる場合があるので、事前に詳細を確認してから依頼すると良いでしょう。
まとめ
梱包代行を利用することで時短に繋がり、管理する人員リソースも減るのでおすすめです。
反面、目に見えない箇所も出てきますので、管理体制などしっかりしているか、事前に確認して梱包代行を利用するようにしましょう。