モバイルファーストインデックスとは?ECサイトへの影響と対応方法

集客施策(SEO・広告)

お役立ち資料配布中!

ECショップを運営している皆様は、PCだけでなくモバイル対応もされておられますか?
近年はPCよりスマホなどモバイルユーザーが多く、そのためSEOにおいてもPCよりもモバイル重視で制作されているサイトの評価を上げている傾向にあります。

そこで今回はモバイルファーストインデックスについて説明したいと思います。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは

モバイルファーストインデックス(Mobile First Index、MFI)とは、スマートフォンサイトを評価の主軸にしてインデックスすることです。

それまでサイトの検索結果の順位付けは、PC向けページの内容をもとに行われていましたので、PC向けページのコンテンツさえ充実させていればPC・スマートフォン問わず検索結果の上位に表示させることが可能でしたが、Googleが発表したモバイルファーストインデックスが導入されたことでその評価方法が逆転しました。

今後はパソコンサイトではなくスマホサイトのコンテンツが判定の基準とされます。

なぜモバイルファーストインデックス(MFI)に移行したのか

なぜGoogleはモバイルファーストインデックス(MFI)に移行するのかというと、背景に検索を利用するユーザーの大多数がスマートフォンへ移行したという事実があります。

特に20~30代ではPC利用が70%台前半なのに対し、スマートフォン利用は90%台前半と総務省から非常に高い数値が報告されています。

結果、従来のようにSEOの評価基準をPC向けページにしていると、モバイルユーザーの検索結果には検索意図とは異なるページが上位表示される可能性が生まれ、検索結果にギャップが生じてしまい、最終的にはGoogleの掲げている「ユーザーの利便性を第一に考える」という理念に背いてしまうことになるため、モバイルファーストインデックスに移行する形となりました。

ECサイトへの影響

具体的にどのようなサイトが影響を受けるのかといえば、PCページのみで運営されているサイトや、スマホページへの対応が中途半端なサイトが大きく影響を受けます。

コスト削減のために、主要のページ以外のスマホ対応をしないサイトはよくあります。

今までの評価基準では、パソコン版サイトのコンテンツを基に評価していたため、スマホサイト非対応であることがSEO的に著しくマイナスになることはありませんでしたが、こういった中途半端なスマホ対応をしているサイトは、コンテンツ数自体が減っていると認識される恐れがあり、結果ページ全体の評価が下がり、検索順位の低下を引き起こします。

さらにいえば全てのページがスマホ対応しているから全く心配がないというと誤りで、スマホ版とパソコン版のコンテンツの内容が違っていれば、Googleからの評価が下がることがあります。

そのため、スマホ版ページのデザインや内容を見直す必要があります。
その際もスマホユーザにとって見やすい・使いやすいか、という視点が欠かせないことはいうまでもないでしょう。

モバイルファーストインデックスへの対応法

自社サイトがモバイルフレンドリーかを確認する

まずは、Googleが運用している「モバイルフレンドリーテスト」を実施し、自社サイトがモバイルフレンドリーか否かを確認しましょう。

もし上記でモバイルフレンドリーの結果が芳しく無いECサイトがあれば、早急に対応する必要があります。

スマートフォン版のページを作成する

サイトをスマホ対応させたい場合、以下の3つの方法から選ぶ必要があります。

レスポンシブウェブデザイン

一つのURL・HTML でデバイス環境ごとにデザインだけを変えて表示する方法です。

URLが一つであることにより、PCとスマホ間など異なるデバイス間で共有が容易ですので使い勝手が良いですが、HTMLの設計を慎重に行う必要があり、初期設定の際に知識が求められます。

現在はレスポンシヴウェブデザインが主流ですので、これから取り組む方にはこの方法がお薦めでしょう。

動的な配信(ダイナミックサービング)

URLは一つですが、デバイスごとに別々のHTMLを配信する方式です。

他のデバイスを気にすることなく、特定のデバイス向けのコンテンツやレイアウトを作成することができますが、コンテンツが分岐してしまうので、更新や同期作業が煩雑になってしまいます。

別々のURL(セパレートURL)

同じコンテンツを、デバイスごとに異なるURL・HTMLで配信する方式です。自由にコンテンツを作成することができ、スマホ版ページ作成を容易に行うことができます。

しかし、URLが複数あるため、デバイスをまたいだページ共有に時間がかかり、データ管理が非常に煩雑になってしまうというデメリットがあります。

また、別々のURLで生成されたコンテンツを同一のものであるとクローラーに伝えるためにアノテーションの設定が必要ですので、あまり推奨できません。

モバイルファーストインデックスに対応するためのポイント

PC版のページとスマートフォン版のページで違いをなくす

PCサイトにしか書かれていない内容があったりと、サイト内のコンテンツがPC版のページとスマホページで異なると、Googleからの評価が下がる恐れがあります。

利便性や見た目を気にするあまりに、どちらかではコンテンツを削ったりしないようにしましょう。

動画や画像の配置を最適にする

スマホ版のページであっても、重要な動画や画像はなるべくページ上部に表示することでユーザーの目に留まりやすい配置にしましょう。

また、スマホ版では小さすぎる画像や解像度の低すぎる画像はGoogleに画像として認識されなくなり、適切に表示されない場合があります。

タップ領域の拡大と配置

スマホ版ページではタップ領域を広くすることが重要です。
これはタップ領域が狭いと画面のタップが難しく、ユーザービリティの低下するため、できれば48px以上に設定しましょう。

また、複数のタップ領域を十分に離して配置してタップミスを減らしたりと、広いタップ領域を保ちつつ、最適な配置を心がけてユーザビリティを向上しましょう。

まとめ

モバイルファーストインデックス(MFI)導入はすでに始まっているため、まだモバイル向けページに対応出来ていないサイトは早急にレスポンシブウェブデザインに変更することをお勧めします。

もし自社やECサイトでのモバイルファーストインデックスにお悩みの方は、サヴァリへ一度ご相談くださいませ。

EC運営に役立つ資料が満載!

 

EC運営に役立つセミナーを毎月開催中!

 

当社のEC運営代行サービスについて

関連記事