今までにあなた独自のオリジナル商品をつくってみたいと考えたことはありますか?
今回ゲスト、アイランド株式会社 代表取締役社長の粟飯原氏は、
全国のおいしいお取り寄せグルメを紹介する『お取り寄せネット』を
運営しています。
粟飯原氏に『食品ECの未来について』きいてみました!
▽ 『貴サービスではどのように口コミを集めていますか?』
料理のことが大好きでSNS発信している方々を”フーディスト”と名付けて、
3万人のフーディストの方々に参加していただいている日本最大級の
『フーディストサービス』という料理インフルエンサーサービスを展開しています。
フーディストの中にinstagramで料理専門で発信している人が1.2万人いて、
その方々の合計の月間のリーチ数は、なんと6億リーチもあります。
個人のクリエイターの方々がモノを勧める力の凄さをしみじみ感じています。
ユーザーにアンケートをとってみると89%の方が、instagramでフォローしている人の
オススメを参考にして食品を買ったことがある。と答えています。
instagramがショッピング機能を強化すると宣言しているので、
数年でショッピングのプラットフォームとして飛躍的に伸びていくと思います。
▽ 『複数というよりは単品商品が買われるケースが多いですよね?』
写真を見てシズル感があるもの、
たとえば、”このクッキーかわいい♪買う!”みたいなことで購入されます。
個人のクリエーターさんが発信しているオススメやキュレーションしている
世界観から共感したり応援したいとなってファンになっていきます。
その個人のクリエイターさんたちが進化していくと、
商品開発をして企業のパートナーになっていく世界になると思っています。
▽ 『今、食品カテゴリはすごいことになっていますね。』
ご協力いただいている料理家さんが、コロナ禍でみんなの役立つように
毎日インスタライブで料理の発信すると、毎晩、数万人が視聴してくれました。
みんなに観てもらえたことがすごくうれしかったので、
月額数千円でその方の料理レッスンを月に2回受けられるというオンラインの
料理レッスンサービスをリリースしたら、数日で5,000人以上に参加してもら
えました。
個人のクリエイターさんが、自分の好きなコンテンツを発信して、
ちゃんと生きていける時代が来ていることに感動しました。
今後は、個人のクリエーターさんから、もっと短スパンでヒット商品が
出てくるようになるんだろうとワクワクしています。
▽ 『誰でもインフルエンサーになれる可能性があるということですね』
インフルエンサーというよりは、みんながクリエイターになる時代が来ると思います。
自分が良いと思ったものを割と垣根低く商品化できるようになるのではと。
以前は、個人がホームページを作るのも大変だったけど今は簡単にできます。
同じように個人が商品を作るということに対しても門戸が開かれる時代に
なっていくと思います。
このほかにも盛りだくさん、国内だけでなく海外についてまで公開しています!
この動画を視聴することで、食品ECコンテンツについてのトレンドがわかります。
それでは、粟飯原氏流『1億層発信者時代の食品ECの未来』、ぜひお楽しみください!
「ECの未来」episode60 ポイント
パーソナリティーを出して発信する
~第60回 ゲスト~
粟飯原 理咲(アイハラ リサ) 氏
アイランド株式会社代表取締役
インターネットサービスプロデューサー
国立筑波大学卒業後、NTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社リクルート、総合情報サイト「AllAbout」マーケティングプランナー職勤務を経て、2003年7月より現職。
生活者の視点に立ち、同社にて「おとりよせネット」「レシピブログ」「フーディーテーブル」「朝時間.jp」などの人気サイトや、キッチン付きイベントスペース「外苑前アイランドスタジオ」を運営中。
美味しいものに目がない食いしん坊&行くとついつい長居してしまう本屋好き。
日経ウーマン誌選出「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」2000年度ネット部門第1位受賞。
2011年より、日経産業新聞にて「風を読む」コラムを担当。
~ECの未来 チャンネルMC~
柳田 敏正(ヤナギダ トシマサ)氏
株式会社柳田織物
代表取締役
1971年4月生まれ。
1994年法政大学卒業後、(株)バーニーズジャパン入社、横浜店にてメンズ全般の接客に従事。
1999年退社し(株)柳田織物に入社。
2002年オリジナルのシャツを販売する自社ECサイト「ozie」を開設し、BtoCへ進出。
2011年にOSMC(オンラインショップマスターズクラブ)最優秀実践者賞受賞。
2012年第4回エビス大賞 大賞受賞。
2013年4月代表取締役に就任。
2014年、六本木一丁目にショールームをオープン。
EC4店舗を運営。