今回ゲスト、株式会社Mico 福田 達也 氏は、LINEマーケティングプラットフォーム「Mico Engage AI」で複数社のLINE公式アカウント運用を支援されていらっしゃいます。
福田氏に『LINE公式アカウントの運用』についてお話をお伺いしました!
▽LINEを使うメリット
公式アカウントに対してわざわざ友達登録してもらうには、訴求が必要になってくるのですが、具体的にはあなたにあった情報が届きますよ、とか、診断コンテンツとか、クーポン提供というのがありますね。クーポンをもらうだけで、その後ブロックしてしまう人は一定の割合で存在する一方で、継続的に一定的にクローズドなLINEという環境の中で、こちらからアプローチができるメリットはとても大きいです。購入限定のクーポンであれば、そのお客様の情報や属性がわかる状態になりますので、よりアプローチもしやすくなっていきます。
▽LINE友だちの増やし方とコツ
友だちの増やし方は大きく3つあります。そのなかで特におすすめしているのが、ホームページやLP離脱時のポップアップです。すぐコンバージョンしなかったミドル層の方に対して刺さる訴求を、LINE友達登録とセットでお伝えするのがおすすめです。具体的には、LINE友だち限定のクーポンや、診断コンテンツへの誘導などです。LINE友だち登録をすると診断コンテンツができます、アンケート3問答えていただくとクーポンを差し上げます、といったように設定して、あなたのタイプにおすすめのシャツがカルーセルで表示される、かつ初回購入のみに使える割引クーポン、みたいなのと一緒に出すと、よりコンバージョン率が上がりますね。こういった見せ方が結構効果が大きくて、そのECサイトにも来てくれるわけです。99パーセントぐらいの人はそのまま帰っていくのですが、ミドル層をLINEの中にプールすることができて、属性の回収ができて、診断コンテンツからの診断結果に合った商品群、初回購入の限定クーポンなどを合わせて提供すると、そのままコンバージョンまで行ってくれたりする方もいらっしゃいます。ECサイトだけでなく間にLINEを噛ませることでCVRを増やすことができます。さらに、LINE友だち登録してもらうと、例えば次の日からLINEの中でステップ配信を始めるのですが、そこで購入していただく方もいらっしゃるし、定期的に一斉配信や情報を届けることができ、エンドユーザーの購入意欲が高まるタイミングでぱっとコンバージョンしてくれたりするので、有用です。アプローチの機会を継続的に作ることができるのがLINE友だち登録のメリットです。
▽友だちブロックを恐れるな!
EC事業者さんの業態や規模、フェーズにもよりますが、基本的にブロックは恐れるべきではありません。一斉配信のタイミングで、興味ない配信だと思ってブロックも簡単にされるのですが、ブロック解除も簡単にできるわけです。ですから、一斉配信やリッチメニューを差し替えるキャンペーン、最新のランキング情報、いろんなものを一斉配信して、スマホの通知欄、トーク画面、目に入るタイミングをやはり作り続けるのが大事だと考えます。ブロック率などよりも、例えばLINEそのもののROASで見るといったことの方が大事だと思います。
▽コンバージョンに繋げるには
流入経路のいろいろや一斉配信に対しての反応、開封かクリックか購入か、といったデータを貯めていく、そして改善していくというPDCAサイクルを回すことが大事だと思っています。一斉配信をするだけではなく、いろんな状態のエンドユーザーの方のWEB上の行動履歴、LINE上の行動履歴をツール側で貯めて、この方にはこういう配信をもっとやってあげた方が喜んでくれるな、という設計にしていくのがいいと思います。
やっぱり継続が1番大事なことであって、飛び道具的な方法はないと考えます。
この他にも盛りだくさん、『LINE公式アカウントの運用』について公開しています!
EC事業運営に有効なLINEの活用について、ご関心をお持ちの企業様のご参考になるかと思います!
それでは福田氏流『LINE公式アカウントの運用』についてぜひお楽しみください!
~第305回 ゲスト~
福田 達也 氏
株式会社Mico
カスタマーエグゼクティブ統括本部 マネージャー
LINEマーケティングプラットフォーム「Mico Engage AI(ミコ エンゲージ エーアイ)」で複数社のLINE公式アカウントの運用支援を担当。EC業界のお客様を中心にLINEマーケティングの戦略、施策策定、実装、振り返りと対策を行い、売上・利益創出に努め、ブランドと顧客のコミュニケーション最適化に取り組む。
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