”まずは出店”は非常に危険!失敗したくないならテスト!中国越境ECこれが成功法則!【episode188】

越境EC編

まずは出店”は非常に危険!失敗したくないならテスト!中国越境ECこれが成功法則!

今回ゲスト、株式会社フューチャー、代表取締役の小柳みゆ氏は、
フォロワー数85,5万人の在日中国人KOLでいらっしゃいます。月間20本の動画を制作投稿し、定期的にライブ配信を行っています。また、アカウントを代行運営し、インタビュー形式や店舗への訪問型美容関連のコンテンツを得意とされています。日本企業のサポート実績もあり、50回以上もバズったご経験があります。

小柳氏に『中国越境EC市場を熟知したインフルエンサーの活用』についてお伺いしました!

▽インフルエンサーとしてメインを中国向けにしている理由は?

元々、中国出身で8歳の時に来日しました。それからずっと日本で生活しているので、約7~8年ほど前、まだライブやSNSがまだ発達していないときに、私は日本語も中国語も話せるので、日本の文化や礼儀正しさ、丁寧さなどの良さや日本の良い商品を、実際に伝えてみたいな、という最初は趣味のような軽い気持ちから始めましたが、思いのほか、すごく興味を持っていただいて、色々な問い合わせが来ました。
日本に住んでいる中国の女性の方の中で、そういうことを始めたのは、私が1人目で、他にいらっしゃいませんでした。
当時はパソコンとマイクを持って街に出てライブ配信をしたこともあって、それを見てくれている方達からの日本に対する質問がすごく多くて、フォロワーもどんどん増えていって、皆さんやっぱり日本に対してすごく興味があるんだな、と実感しました。

▽個人の趣味ではじめたライブ配信が、その後、どういう風にこうビジネスになったのですか?

その当時、日本の商品を購入したいという方たちが多かったですが、日本の商品で中国で売られているものがまだ多かったわけではなくて、プラットフォームも少なかったですし、CtoCは多かったですが、BtoCはまだ難しかったので、日本と中国の架け橋になりたいと思い、これは私がやるべきだと感じ、何か役に立てるのではないかという想いで、2019年に会社を立ち上げました。
個人でやっていた4年間ほどの間に、色々なプラットフォームを1つから3つ、4つと増やしていって、色々なところで発信して、色々な問い合わせも増えていき、情報や皆さんが求めてるもの、中国の習慣などを、色々感じ取った中で、ここはもうそろそろ仕事としてやるべきだな、というように感じました。
個人でやっている間にもインフルエンサーとして、商品の発信や文化や食事など、多ジャンルのインフルエンサーとして活動していました。最初はなかったですが、途中から色々なジャンルの企業様から依頼が来るようになりました。

▽小柳氏の会社で行っている、越境ECのサポートをするためのビジネスとは?

中国といえば天猫に進出したいという要望が多いのですが、進出するまでの必要書類や審査内容、期間、費用や保証などのノウハウを持っていない企業様が多いので、代わりに開店から店舗の開設、日本から中国までの保税庫に入れる物流サポート、toCまでをトータル的に行っています。
越境ECとインフルエンサーは切り離せられない部分があるので、出店前に在日インフルエンサーを起用して、商品を体験しコメントしてもらって、さらに発信してもらうことによって、その先のファン達からのコメントも見ることができるので、実際にこの商品を出して売れるかどうかを、テストマーケティング的な要素として、インフルエンサーを起用して、確認してから出店しましょう、としています。
インフルエンサーがいっぱいいるのに、テストマーケティングせずに、いきなり進出すると、つらい部分も正直あるので、きちんとテストをしたうえで、出店する商品を決めて、スタートできると思います。
インフルエンサーでも、誰でもよいのではなくて、本当に商品を愛用していて、その商品を認めているような、専門性に特化しているインフルエンサーを起用するというのは、非常に大事です。
最近では、インフルエンサー向けに自社商品の良さをアピールするセミナーを開催する企業様も多くて、インフルエンサーがきちんと勉強して理解した上で、その商品を発信することで、企業様からの商品アピールよりも何十倍にも高いアピールになるので、私たちもそういった交流会やセミナーを開催することにも力を入れています。
他にも、商品の良さをアピールするだけでなく、商品開発の際に、インフルエンサーの意見を聞く交流会も行っているので、その商品がよければ、インフルエンサー達がその商品を紹介することにも繋がります。
あとは天猫やjimdoに限らず、プラットフォームは色々あるので、その商品が、本当はどのプラットフォームが合っているのかを提案することもあります。

このほかにも盛りだくさん、『中国越境EC市場を熟知したインフルエンサーの活用』について公開しています。
越境ECをご検討中の企業様のご参考になるかと思います。
それでは、小柳氏流『中国越境EC市場を熟知したインフルエンサーの活用』、ぜひお楽しみください。

~第188回 ゲスト~

小柳みゆ氏
株式会社フューチャー
代表取締役

在日中国人KOL/フォロワー数85,5万人
Kawaii (日本泡沫记xiaopaomo) 55万人
抖音(泡沫日本记paomo777):19万人
小紅書 (泡沫日本記paomo777) 11,5万人

形式: 写真・動画・ライブ配信可能
拠点:中国・日本
言語: 中国語・日本語(ネイティブ)
男女比率: 女性7割男性3割
ファンの割合: 日本3割中国7割
ジャンル: 美容・食文化・インバウンド集客 フォロワーの年齢:20代~40代

活動内容
月間20本の動画を制作投稿、定期的ライブ配信
アカウントを代行運営
またインタビュー形式と店舗へ訪問型美容関連を得意
平均月8本プロモーションを受注
月間受注件数: 月間10本の広告受注
日本企業実績: (株)資生堂・(株)コーセー・(株)ココカラファイン (株)Shiro Data Media等
バズった回数:50回

経歴
2013年
中国プラットホームでライブ配信開始
2015年
本格的インフルエンサーとして活躍し商品企画
アカウント運営・中国進出サポートのアドバイザーとしても活躍中
2019年 広告会社フューチャーを設立

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