デジタル販促の基本と実践!アナログとの違いから最新手法まで徹底解説

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デジタル技術の進化により、販促の手法は日々変化しています。
オンライン広告やSNSを活用した施策はもちろん、実店舗との連携を強化するデジタルツールの導入も進んでいます。

今回はデジタル販促の特徴やアナログ販促との違い、具体的な手法について解説します。

 

 

デジタル販促とは

「デジタル販促」とは、インターネットやデジタル技術を用いて、商品やサービスの認知や販売促進を図る取り組みのことです。

ECサイトへ誘導するWeb広告やSNSを使ったオンライン中心の方法、実店舗へ来店を促すアプリや広告の活用、また店舗のQRコードからWebへ誘導するなど、様々な形がありますが、いずれも「デジタルを活用して販促を行う」という点が共通しています。

対象とする顧客層と、求める行動を踏まえて、最適なツールや手段を選ぶことが成功の鍵です。

 

アナログ販促との違いと、それぞれの特徴

「デジタル販促」という言葉の登場とともに、従来のオフライン中心の手法を「アナログ販促」と呼ぶようになりました。

以下のような手法がアナログ販促に該当します

  • ポスターやパンフレット、店頭POPなどの紙を用いたツール
  • 看板やのぼりなどの店頭設置物
  • DMやチラシの配布
  • イベントや展示会の開催
  • 試供品やサンプルの提供
  • テレビ・ラジオ・新聞といったマス広告

アナログ販促は、実物の媒体を通じてブランドの雰囲気を伝えられ、ネット上では届きにくい層にもリーチできる点が強みである一方で、「どれだけの人に届いたか」や「実際の購入につながったか」といった成果を可視化しづらく、印刷や配布などにかかる手間も大きいという課題があります。

最近では、QRコードの活用でWebやSNSに誘導するなど、オンラインと連携する手法が増え、効果の分析がしやすくなってきました。

 

デジタル販促の強み

デジタル技術を使った販促活動には、以下のような利点があります。

コストを抑えて施策が可能

テレビや新聞などの大規模なメディアと比べて、Web広告などは費用を抑えながら展開ができ、予算に応じて柔軟に対応できます。
効果の把握がしやすい点も、無駄のない運用につながります。

ターゲットの絞り込みが可能

SNS広告や検索連動型広告では、年齢・性別・行動履歴などの情報をもとに対象を限定して配信できるため、求める層に的確にアプローチできます。

即時性がある

ユーザーからの反応をすぐに得られ、投稿やコメントにその場で対応することもできるため、双方向のやりとりが可能になります。
こうしたスピード感が、ユーザーとの距離を縮めることにもつながります。

拡散が期待できる

SNS上でのキャンペーンやクチコミ投稿の仕組みにより、ユーザーの手で自然と情報が広まりやすくなります。
発信の工夫次第で、接点のなかった人々にもリーチできる可能性があります。

 

デジタル販促の主な分類と実例

コンテンツマーケティング

ブログやSNSを活用し、顧客にとって価値のある情報を提供して信頼を築き、購買につなげます。

SNS広告

特定の属性に絞った広告配信が可能で、効果的にECサイトなどに誘導できます。

検索連動型広告

Googleなどで検索されたキーワードに応じて表示される広告で、具体的なニーズを持つユーザーに対応しやすい手法です。

 

オンラインとオフラインを組み合わせた施策(OMO)

デジタルサイネージ

動画や静止画などでキャンペーン情報を表示し、店内の情報提供を効率化します。

VRやARの導入

仮想空間での試着や、商品にかざして情報を取得するなど、体験を伴う販促が可能です。

NFC対応のタグ設置

スマホをかざすだけで情報ページやアプリ起動などのアクションにつなげます。

モバイル決済の導入

レジ待ち時間の削減や、無人決済での業務分散が可能になります。

 

デジタル化による業務の変化

デジタル販促は、販促活動を効率的かつ柔軟に進めるための手段にもなります。

顧客に合わせた情報を素早く配信できたり、データの共有・分析がしやすくなったりすることで、業務負担の軽減につながります。

クラウドを利用したツールを導入することで、複数メンバーで同時に作業したり、情報を共有したりしやすくなるため、業務の属人化を防ぎ、進行もスムーズになります。

 

販促業務の効率化に役立つシステム導入

販促業務の見直しや改善を検討している方には、業務全体をサポートするシステムの活用も一つの方法です。
たとえば、販促管理クラウド「SPinno」は、制作から手配、社内外とのやりとりまで一元管理できるよう設計されています。

以下のような特徴があります

  • 進行状況や依頼内容の可視化
  • 誰でも使いやすい操作画面
  • 画像ファイルの検索性の向上
  • 簡易なデザイン修正機能
  • 使用ログの確認機能による戦略立案

これから販促部門に配属された方、業務を見直したい方、あるいは現在のシステムに課題を感じている方にとって、有力な選択肢となるでしょう。

 

まとめ

デジタル販促は、コストを抑えつつ効果的な施策を展開できる点が強みです。ターゲットを絞った広告配信やリアルタイムでの顧客対応が可能になり、業務の効率化にも寄与します。デジタル技術の活用は今後さらに重要となるため、自社の販促戦略に適した手法を取り入れ、効果的なアプローチを進めていきましょう。

この記事を書いた人

大山悠帆

ECマーケティング事業部マネージャー コンサルタント/コンテンツ編集担当/通販エキスパート資格

元システムエンジニア。BtoBからBtoC案件、動画制作スタッフとしてクライアントの売上改善や業務改善をサポート。
社内では営業改善、マーケティングを担当。多くのスキルと幅広い経験を活用してWEB業界に従事。
様々なジャンルにチャレンジしています。

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