マーケティングの新潮流!チャットボット広告の種類やメリット、活用方法を解説!

集客施策(SEO・広告)

チャットボット広告といえば聞き慣れない方も多いでしょうが、新たなマーケティングツールとして注目されている広告手法の1つです。

対話を行いながら自社商品の宣伝ができるため、多くの企業に注目されています。
今回はチャットボット広告の種類やメリットなどを解説していきます。

 

 

チャットボット広告とは

チャットボット広告は、ブランドの認知度を高め、購買意欲を促進するために活用される効果的なツールです。チャットボットを通じてユーザーにアプローチし、効果的にメッセージを伝えることができます。

この広告の特徴として、ユーザーとの会話を通じてニーズや悩みを引き出し、最適な商品やサービスを提案できる点が挙げられます。

例えば、不動産業界においては、チャットボットがユーザーから間取りや設備などの具体的な条件をヒアリングし、それに基づいて最適な物件を提案します。これにより、従来ならスタッフへの問い合わせが必要だったプロセスが自動化され、手間が省けるだけでなく、ユーザーにも企業にも多くの利点をもたらします。

 

チャットボット広告の種類

会話型

会話型のチャットボット広告は、AI技術を導入することで、自然な会話形式を保ちながらユーザーに対応できる点が大きな特徴です。

機械学習を活用することで、「おすすめの商品について知りたい」といった漠然とした質問にも的確に応答できるため、ユーザーは必要な情報を簡単に得ることができます。

さらに、このチャットボットはスタッフと直接やり取りしているかのような感覚を提供するため、ユーザーはストレスや違和感を感じにくく、より快適に利用することができます。

 

選択肢型

選択肢型の広告では、広告主が事前に定めた項目からユーザーが選択してコミュニケーションを進めていきます。

タップやクリックによって簡単に会話を進められるため、慣れていない方でも操作がしやすいです。
ただし、会話型よりも柔軟な対応が難しいため、最終的にユーザーのニーズを満たせるように質問と回答を考えることが重要です。

 

キーワード型

キーワード型のチャットボットは、事前に登録された特定のキーワードがユーザーによって入力されることで、適切な回答を提供する仕組みです。

例えば、アパレル商品の場合、「冬におすすめのニット」といったキーワードを含む質問をチャットボットに入力すると、それにマッチした商品をおすすめしてくれます。

ただし、対応できるのはあらかじめ設定されたキーワードに基づく質問のみであるため、事前にユーザーのニーズを想定してキーワードを登録しておくことが重要です。

 

ハイブリッド型

ハイブリッド型のチャットボット広告は、会話型、選択肢型、キーワード型など、さまざまなチャットボットの特徴を組み合わせた広告手法です。

このタイプのチャットボットは、ユーザーが最も使いやすい方法に応じて柔軟に対応できるため、ユーザーの満足度や購入率の向上が期待できます。

しかしながら、キーワードの設定や選択肢の準備にはコストがかかるため、本当にハイブリッド型の広告が必要かを慎重に検討したうえで導入することが重要になります。

 

チャットボット広告のメリット

モバイルユーザーに訴求しやすい

チャットボット広告を掲載できるサービスとして、LINEやInstagramといったSNSやWebサイトなどが挙げられます。
モバイルユーザーは日常的にチャットを利用しているため、各サービスで掲載される広告にも違和感なく対応してくれるでしょう。

また、モバイル向けの広告はサイズの問題から掲載できる情報が少なくなることもあります。
チャットボット広告であれば、モバイルユーザーにもニーズに合わせた柔軟な訴求が可能です。

 

リターゲティングができる

SNSで配信されるチャットボット広告は、リターゲティングによってさらなる訴求が可能です。

商品の購入まで至らなかったユーザーに対して、クーポンの発行や新情報の発信を行うことで、再度興味を持ってもらえます。
見込み顧客の発掘にも効果を発揮する点がメリットの1つです。

 

LPなしで配信できる

チャットボット広告を活用することで、LPなしで効果的な訴求を行えます。
LPは商品の魅力や得られるベネフィットをまとめた縦長のページのことです。

商品の詳細を伝えることで購入へ誘導できますが、成果に繋げるには効果的なコピーやイラストを準備する必要があります。

チャットボット広告であればLPが不要になるので、コストを抑えられます。

 

ユーザー情報を獲得できる

チャットボット広告は、商品の購入率向上だけでなく、ユーザー情報を獲得できる点もメリットです。
ユーザーとの会話を通して獲得した情報は今後のマーケティング活動で有効活用できるので、他の広告やプロモーションでも役に立ちます。

ユーザーが自社の商品に対してどのような疑問やニーズを持っているのか把握したい方にもチャットボット広告がおすすめです。

 

体験型の広告を提供できる

チャットボット広告は、一方的に情報を伝える広告ではなく、体験型の広告であるためユーザーからの嫌悪感が少ないです。

最近では複数回同じ広告が表示されることで企業やブランドに悪印象を抱いてしまうケースもあるため、チャットボット広告を活用することでリスクを軽減できます。

配信する際は、ユーザーに体験を印象付けられるようにデザインや会話の設計を行いましょう。

 

チャットボット広告を配信できる媒体

LINE広告

LINEでは、主にトーク画面の上部スペースやタイムラインに広告を配信することが可能です。国内に9,700万人の利用者がいるLINEを活用することで、多くのユーザーに効率的にアプローチできます。

さらに、LINEは他のSNSを利用していないユーザーも日常的に使用しているため、他の広告媒体で成果が出なかった場合でも、LINE広告は効果的な選択肢となるでしょう。

 

Facebook広告

Facebook広告では、メニューの1つであるMessenger広告を利用することでチャットボットによる訴求が可能です。

マーケティングの目的を設定する際「メッセージ」にすることで利用開始できます。
Facebookは利用している年齢層が比較的高く、ビジネスで重要なポジションにいるユーザーが多いです。

不動産やBtoB商材などをチャットボット広告で発信すれば、興味関心を持ってもらえる確率が高いでしょう。

 

Instagram広告

Instagramでも、Facebookと同様のMessenger広告によってチャットボット広告を利用できます。
Instagramは画像や動画をメインとしたSNSで、女性の利用者が比較的多いことが特徴です。

したがって、アパレルや美容関連などのチャットボット広告を投稿することで、ユーザーからの反応が期待できます。

商品がビジュアルによって訴求しやすい場合は利用を検討してみましょう。

 

X広告

X広告でも連動させる形でチャットボット広告を活用できます。
Xではユーザー同士でやり取りをする機会が多いため、チャットによる訴求でも違和感なく溶け込めます。

話題性が高ければリポストによって拡散も期待できる点が大きなメリットです。
特に日本でのユーザー数が多いSNSなので、他の広告と合わせて利用していきましょう。

ディスプレイ広告

チャットボット広告は、各Webサイト上でも配信できます。

項目をクリックすることでチャットが出現するものや、バナー上で表示されるものなど、複数のタイプを活用可能です。
配信する際は、掲載するWebサイトのデザインやジャンルが自社商材にマッチしているか事前に確認しておきましょう。

 

チャットボット広告を活用するポイント

チャットボット広告は一方的な情報発信ではなく、体験型の広告です。
ユーザーが抱えるニーズを引き出し購入に繋げられますが、成果を上げるにはより充足感のある体験を届けることが大切な要素となります。

ニーズを満たせる選択肢や使いやすいデザインなど、工夫を施して活用していきましょう。
定期的に成果を確認して、内容を刷新することも重要です。

 

まとめ

チャットボット広告は、ユーザーとのコミュニケーションを通じて効果的にメッセージを伝えることができる便利な広告手法です。大きく分けると、AIを活用した会話型や事前に選択肢を用意するタイプなど、さまざまな形式があります。

また、チャットボット広告は複数の媒体で利用可能であり、自社の目的やターゲットとするユーザー層に合わせて、最適なものを選び活用していきましょう。

 

この記事を書いた人

大山悠帆

ECマーケティング事業部マネージャー コンサルタント/コンテンツ編集担当/通販エキスパート資格

元システムエンジニア。BtoBからBtoC案件、動画制作スタッフとしてクライアントの売上改善や業務改善をサポート。
社内では営業改善、マーケティングを担当。多くのスキルと幅広い経験を活用してWEB業界に従事。
様々なジャンルにチャレンジしています。

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