EFOについて

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ECサイトを運用している時に見落としがちなのは、顧客目線でしょう。
自分は顧客目線を維持しているつもりでも、操作に慣れていると知らないうちに見落としていることはよくあります。

例えばECサイト上で商品を購入する際に、会員登録をしたり、ゲストの購入でも配送先の登録が必要になりますが、入力フォームのユーザビリティが悪いと入力が面倒になり、どうしても欲しい商品でなければ、買わなくてもいいという購入控えが生じるか、簡単に購入できる「amazon」へ顧客が流れてしまいかねません。

商品を購入しようとしているのに入力途中で離脱されてしてしまうのはもったいないですよね。
今回は入力フォームのユーザビリティを高め購入率をアップさせる『EFO』(エントリーフォーム最適化)の必要性をご紹介します。

EFOとは
EFOはEntry Form Optimisation(入力フォーム最適化)の略で、Webサイトに設置した入力フォームをユーザーが入力しやすいように最適化する施策のことです。

会員登録の入力フォームやニュースレターの購読申込の入力フォーム、ホワイトペーパーのダウンロード時の入力フォームは、リード(見込み客)を獲得するための重要なツールであり、見づらく入力しにくいレイアウトや、面倒な半角全角の指示、どこを直せば良いのかわからないエラーメッセージなど、使い勝手の悪い入力フォームは敬遠され、せっかくの顧客見込みを減らすことになります。

このEFOを改善することで、購入率のUPに繋がります。

ECサイトの入力画面でどれくらいの離脱が発生しているのか?

自社で運営しているECサイトの個人情報入力画面でどれくらいの離脱が発生しているのかを確認しましょう。

EC運営している以上、離脱しているユーザーがいないという自身ある方がおられますが、0人というのは常識的にまず考えられません。

入力フォームでの離脱は50%を超えている

情報を入力せずに離脱してしまうユーザーは50%を超えると言われております。
もし月間1,000名のユーザーが購入するECサイトで客単価が3,000円だったとすると、10%の離脱防止をするだけで600,000円の売上アップが見込める計算になります。

もし会員登録の次のフローまでいけば、商品を購入してくれたり、メルマガで有益な情報を発信できたり、今後の重要な顧客になり得ますが、なぜ過半数以上のユーザが離脱をしてしまうのか、その理由を考察してみましょう。

入力項目が多い

まず入力項目が多かったり、必須項目が多いと入力する気がなくなってしまいます。
ECサイトでは基本的に商品が欲しいだけなので、名前とメールアドレス、配送先と最低限の情報しか渡したくないのがユーザの本音ですが、アンケートなどが必須になっていると、さらに入力する気がなくなってしまいます。

せめてアンケートに答えてくれたらプレゼントなど、入力する気にさせましょう。

エラー箇所が不明

上記要項を満たして入力を済ませ、送信というときに、エラーになってしまうことがあり、さらにどこが間違っているのかわからないECサイトがあります。

これはECサイトで商品を配送するに重要な情報なので、ユーザーに正しい情報を入力してもらう必要がありますが、間違っている理由や箇所を正しく伝えないと、WEB接客としてもNGです。

郵便番号は自動入力必須

郵便番号はECサイトの配送において必須項目になることが多いため、ほとんどのECサイトは自動入力になっているのが多いですが、たまに自動入力ではないECサイトもあります。
いちいち郵便番号から住所を入れて〜というのは非常に手間ですし、ユーザーの満足度が減ってしまう要因です。

送信ボタンの前に表示

よく送信や決定などのボタンを押したあとにエラー表示で帰ってきてしまう場合もありますが、さらに煩わしくなり、離脱してしまうことも多いです。

リアルタイムでエラーの場所や内容を説明することで、少しでも効率的にすることが重要になります。

Amazon Payなどの別アカウントログインを活用する

他ECサイトのアカウントを使って会員登録を促すことも可能です。
Amazonや楽天アカウントでログインすることも可能になりますので、現行のECシステム会社にも問合せて見ましょう。

EFOツールを導入する

EFO(エントリーフォーム最適化)を行うにあたり、コーディングでEFO機能を実装することも可能ですが、様々な企業がEFOツールを提供しております。

費用感としては数万円の初期費用と、5万円~の月額利用料というところが多いと思います。自社のECサイトの売上規模などを考慮しツールの導入も検討しましょう。

まとめ

EFO(エントリーフォーム最適化)を行ったからといって劇的に売上があがるわけではありません。
ユーザーの立場になって使いやすいECサイトにするということで、スムーズなお買いものができ、結果的にユーザーの満足度を高めることで、商品をお買い上げいただき顧客になっていただくということが重要になります。

ぜひユーザーに使いやすいECサイト構築を目指しましょう!

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