今回ゲスト、株式会社blends 西田 圭佑 氏は、
新卒で孫泰蔵氏創業のベンチャー企業にて二度の事業立ち上げを成功させ、現在はEC上流支援・モール実行代行に従事されていらっしゃいます。
▽フルスタックマーケターを育成するには
人は内発的動機と外発的動機、2つのモチベーションで動くのですが、自分軸で将来こうなりたい、誰かを幸せにしたい、そういった将来的なビジョンやモチベーションを持っている、内発的動機を持っている人の方がそういう人材に近づきやすいです。読書などのインプットを多くして、それをどう活かしていくかという現場の経験も大事ですが、行動する動機がないと人は諦めてしまうのです。知識をどう活かしていくかのPDCAサイクルを回していくことが大事です。また、知見のある方と会食やいろんな場に行って自分が得た知識をベースに壁打ちをすることで、新しい一次情報やそれ違うよ、といった実態を教えてもらうことを繰り返して人は成長していくと思うのです。ラーニングピラミッドという概念があり、読書はその5~10パーセントほどしか情報が入ってこないと言われていますが、人から強制的に読めと言われた本ではさらに情報を得あれません。それを自発的にやっていくことがまず大事であり、人にさらに教えることが大事です。1対大人数で教えるのが1番勉強になります。相手が大人数だといろんな人全員に刺さるように考えなければいけないので、伝わる言葉や図解など結構考えなければいけないために理解度が深まります。
▽面接で見極めることは?
内発的動機を持ちたいけれど現状が見えていない人や、見えていてやっているけど、これが正しいかどうかは正直迷っている、といった部分は面接の中で深掘っていくと見えてきます。基本的に面接で聞くのは、今どういう風に思っていて、今の思いをまず肯定することから始まっていきます。そこに対して他責にせずに自責して何をしているのか。ミッション、ビジョン、評価制度などのルールを今変えられる立場にないとしたら、その中でどうもがいているのか、前向きにやろうとしているかを見に行きます。うちの環境は上の制限かけないようにしたいし、異業種からも大歓迎です。EC業界は競合の動きも早いので、そこにどうアジャストして超えていくのかを考えていくと、自分の視点の中で戦っていくのではなくて、常に視野をアップデートしていくことを続ける必要があります。少なくとも、こういう自分になりたい、それによって何ができるかわからないけれど、何かしら社会に還元したいとか、家族に還元したいでもいいですが、そう思える人かどうかを見極めます。僕も以前転職をした時に鬱になったことがあります。こうなりたいという目標が高すぎて、自己肯定感が下がってパフォーマンスが発揮できませんでした。自分の最適値がどこなのかを見極めることが大事なのです。そのため面接の時は、当社の業務やフルスタックマーケターのこと、実際ある泥臭いことも説明した状態で、それを楽しいと思えるかどうかを見ていきます。フルスタックマーケターになって他企業に転職してしまうケースがあるとしても、僕のためにやっているわけではなくて、社会のためになる人材を創出できたということが僕にとってはいいと思っています。僕のビジョンとして、人の夢が笑われない社会を作っていきたいのです。人の夢がもっともっと応援されるような社会になるといいと思っています。
▽どう人材を育てるか?
自己肯定感が自信だとして、自己効力感とは、未来の自分への自信、こうなれそうという気持ちですが、これを醸成することが大事です。「なりたい×なれそう」のうちの「なりたい」は、自分にとって「なる」ことがメリットか否かで人は決めます。一方で「なれそう」は周囲の環境のなかのベンチマークをみてイメージが湧くかどうかで決まると思います。コーチングスキルとして短期的な部分を見据えて、「なれた」部分を承認していくプロセスが必要だと思っています。
この他にも盛りだくさん、『フルスタックマーケティング』について公開しています!
EC事業での成功に必要な知識とスキルを持った人材をどう育てるか悩んでおられる企業様のご参考になるかと思います!
それでは西田氏流『フルスタックマーケティング』についてぜひお楽しみください!
~第294回 ゲスト~
西田 圭佑 氏
株式会社blends
代表取締役
事業立ち上げ・EC事業全体支援・マーケティング支援・モール運用に精通。 新卒で孫泰蔵氏創業のベンチャー企業にて二度の事業立ち上げを成功させ、その後、EC支援システム開発企業で事業部長を務める。EC専門コンサルティング会社株式会社chipperのCOOを経て、現在は株式会社blendsの代表取締役としてEC上流支援・モール実行代行に従事。
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