ネットショップPR方法!広告を使わないSNSの上手な活用術【episode136】

EC戦略・マネージメント編 店長編

今回ゲスト、株式会社NUMATA HARUO SHOTEN 代表取締役 沼田 晶一朗氏は、
ぬま田海苔 4代目当主
日本初の有明海産初摘み海苔専門店《ぬま田海苔》を東京・合羽橋にOPEN。日本の伝統食材の魅力を世界へご発信されています。

沼田氏に『個人商店のPRに繋がるSNS活用』についてお伺いしました!

▽SNSの使い分けはされていますか?

テーマは比較的連動して載せることが多いですね。Instagramは委託しています。
自分でやらずにテーマだけ決めて私じゃない人に提案してもらう。
SNSも今たくさんあって色々できると思うんですが、全部自分でやっちゃったら同じ提案が広がるだけなので。
入り口が増えた方がやっぱりいいじゃないですか。
各SNSごとに合った入口というものがあるわけで、例えばInstagramなら世界観。
noteだと自分の熱いメッセージをただひたすら書けばいいかもしれない。
その辺の使い分けをして、全てが同じ提案にならないように色んな角度からお客様が来店できるようにというのはイメージしていますね。

▽集客は、リアル店舗に直接来ていただく以外だとSNSやnoteなどを活用していますか?

そうですね。そういうところから口コミで広がって、例えばnoteが取材に繋がったりするわけです。
こんな面白い海苔屋さんがあるんだと。
ラジオだとJ-WAVEさん、テレビでもnewsevery.さんなどにSNSを使った海苔屋さんということで取材していただきました。
皆がみんなどうかはわからないけど、そういう取材はnoteが企画書というかPR書みたいになっていて、これいいなという最終オファーに繋がってるのかなという感じはします。

▽noteの更新頻度はどのくらいですか?

月に一本です。一回が3000〜4000文字くらいです。
別にバズらせるとかいいねをいっぱいつけることが目的で書いているわけじゃないので、こういう海苔屋さんがあるということや、あとはその提案と取り組みですかね。
個人の取り組みにも参考になればいいし、純粋に書きたいことを書いて接客の延長線だと思って、本当にしっかりと丁寧に伝えたいことを伝えることが大事なのかなと思います。

▽海外からの問い合わせが増えていることについてお話伺えますか?

コロナの前は合羽橋のインバウンドが凄かったんです。
日本の良い料理道具を買いたい方が結構多くて、町を見ても半分ぐらいは海外の方じゃないかというくらいでした。
そのタイミングで海苔屋を出したのもあってお店にもちょこちょこいらっしゃって。
それこそショコラティエのピエール・マルコリーニさんが来てくれたりとか、Netflixのファイナル・テーブルでファイナリストになったシェフが包丁を買った次に海苔を買いに来るとか。
海外の方もシェフだけじゃなく観光目的の方も来てくれて、結構海苔を食べると皆びっくりするんですよ。
海苔って海外の人は消化できないと思われていたり、黒いものは嫌いだといわれたりしますが、極論でいくとお店をやってて思ったのは、美味しい海苔を食べたことがないのだと。
日本産の海苔自体が少ないんですね。
加工した海苔とかが多いみたいで、海苔が口溶けするメルティみたいな感覚がはじめてだからびっくりされるんです。
あと、今「うまみ」という言葉がすごく流行ってるらしく、なんなら日本人より海外の人の方がその言葉に敏感だったりします。
海苔はうまみ成分の塊なので、そういう話をしていくと購入に繋がります。
じゃあ買ってもらってありがとうで終わるのではなく、必ずInstagramをフォローしてもらっています。
そうするとコロナのタイミングで日本に来れない時も海苔を買いたいとDMをくれるわけですね。
最初は海外発送に対しすごくハードルが高いと思っていたので断っていましたが、コロナのタイミングでそうも言ってられないし逆に届けられる方法を考えた方がいいと。
じゃあ越境EC立ち上げるかと言ったらそれもまた個人商店ではハードルが高い。
そこで思いついたのがレジのスクエアを使った機能です。
請求書という機能があり、請求書メールを送ることでクレジット決済が可能になるわけです。
そうして海外の方に商品リスト・請求書を作ってメールを送れば決済ができてあとはもう送るだけ。
海外に送るのは大変だと思われがちだけど、郵便局でもEMSがあったりDHLやFedExもあります。
うちはDHLさんと契約して、今はEUやカナダやオーストラリアなどEMSで対応できない国にも送れるようにしています。
今は電子でできるので、実は皆が思っているより送るのも簡単なんですよね。

このほかにも盛りだくさん、個人商店のPRに繋がるSNS活用術について公開しています!
個人商店でSNSをご検討中の企業様のご参考になるかと思います!
それでは、沼田氏流『4代目海苔屋のPRに繋がるSNS活用術』、ぜひお楽しみください!

~第136回 ゲスト~

沼田 晶一朗氏
株式会社NUMATA HARUO SHOTEN
代表取締役

ぬま田海苔 4代目当主
1977年6月生まれ。神奈川県出身。
大学卒業後Gap Japanに就職、店長として東京・京都・福岡と全国のフラッグシップを経験。2018年、株式会社NUMATA HARUO SHOTENに入社し実家の海苔屋をリブランディング。同年、日本初の有明海産初摘み海苔専門店《ぬま田海苔》を東京・合羽橋にOPEN。海苔の食べくらべを通し、日本の伝統食材の魅力を世界へ発信中。海苔のうま味であらゆる食をおいしくブーストすることを目指し、オリジナル商品開発も手がける。自身でnoteも執筆。

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